gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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豪潜水艦「日本は選考で最下位」 共同開発巡り現地報道  :日本経済新聞

シドニー=高橋香織】日独仏が受注を競うオーストラリアの次期潜水艦の建造事業をめぐり、日本は選考レースの最下位になったとの現地報道が相次いでいる。21日付オーストラリアン紙は、豪州の国家安全保障会議(NSC)が日本の提案を「最も弱い」とみなしたと報じた。オーストラリア放送協会(ABC)も21日までに日本が「候補から外れた」と伝えた。
オーストラリアン紙はフランスの政府系造船会社DCNSが最有力としている。日本は武器輸出の経験不足が不利に働いたとの日本政府関係者の声を紹介した。一方、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル電子版はドイツ防衛大手ティッセンクルップ・マリン・システムズが先頭を走っていると報じた。
正式発表は月内とみられる。ターンブル首相は20日のラジオ取材に「近く発表する」と答えた。日本は豪政府の招きを受け、次期潜水艦の選定手続きに参加した。三菱重工業川崎重工業が建造する「そうりゅう」型をベースにした事業計画案を昨年11月に提出した。豪政府はその後の選定過程を明らかにしていない。
豪政府は次期潜水艦を12隻調達する計画で、費用は設計や開発だけで500億豪ドル(約4兆2700億円)に上る。性能や費用、地元への経済波及効果に加え、同盟国の米国や最大の貿易相手国である中国との関係も含め、幅広く検討しているようだ。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM21H27_R20C16A4EAF000/

現地製造しないという、最初の前提が崩れた時点で、三菱重工川崎重工も、オーストラリアが開催したドイツとフランスを呼んだ入札企業レセプションに不参加にしたぐらいやる気が無い案件だったのに、当時の豪州首相が直々に日本政府へ交渉継続を望んだから、国の肝いりで現地製造を前向きに検討しての入札参加したという経緯がある。
あれから豪州首相も変わり、日米豪の連携を強化したいアメリカだけがやる気になってるけれど、日本としては馬鹿馬鹿しいの一言で切って捨てたいゴミ案件だから、オージーがドイツ製の製造/運用実績の無い、設計図上にしか存在しない最新鋭艦が欲しいなら、「どうぞ、どうぞ」としか。
いや、ドイツの潜水艦は優秀だから、実際に悪くは無い選択だと思うよ。マジで。
問題は、低脳害務省が張り切って、この筋の悪いゴミ案件をゴリ押ししないかと言う事。
豪州首相直々に求められた事もあり、日本の提案はそうりゅう型のモンキーじゃなくて、リチウムイオン電池搭載の日本ですら配備未達の真・そうりゅう型改みたいな最新鋭艦だったから、反日豪州首相相手に譲歩しまくった上で落札されると困る。
関連:豪政府から連絡ない、結果を待つ=潜水艦受注競争で中谷防衛相| ロイター
判りやすく、日本政府側は、この商談に不熱心ですよ、条件闘争なら独仏とやってくださいね。というアピール。
是非も無いネ!