先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

観光客が半減しただけで「大変だ経営危機!」って、どうなのよ…


ひなびた商店街では、収支とんとんでもなんとか何十年でも粘ってる。
イオンIYは2〜3割減が続く見通しなら撤退してしまう。


もうかりすぎるのも、考え物という構図。


高度成長バブルや数度のマネーバブルで膨張しすぎた日本経済がまさにそれで、
膨らみすぎて、過剰にゼイタク過ぎるのが現状なのだし、
世界中が成長してきてるから『富の分け合い』となり(大企業の一部に、やたらにアジア・アフリカ途上国への寄付を募る動きが増えてきているのもいい証拠)、先進国はどこも苦しくなるし、今後もそれが当たり前に鳴り続けるか、もっと苦しくなる…


そういう現実を見据えないと「今のままでは現状維持できない!くるしい!たすけて!」
などという、見当違いの悲鳴を上げ続けるだろう…


日本みたいなアジア貧困農耕島国国家は「出し惜しみ社会」だ。いちど耕した畑でいつまでも何百年何世代も食おうとし続ける。そして極貧の農村社会を肯定し続け、ゼイタクとか変わり者をタブーとする…そういうのはしかし洋画「イージーライダー」のように各国どこにでもある、こと田舎は。
陸の国境がある大陸や半島ではその攻防戦をするなかではげしい生存競争が異民族と絶えずあるので忙しく進化する傾向があるが、日本は孤島で貧困で近世まで相手にされてこなかったので、沖縄琉球やハワイのように「軍備を持たず、みんなのどかにくらそう」みたいなところがある…琉球ハワイよりはややマシという程度にはノンキである。


しかし国際グローバルはそれでは国家が生き残れない仕組みだ。日本は現状維持を好きこのむ限りは、早晩に国家心中することになる。
わかりやすくいえば各国がブラック企業化することを強制している…ものすごい薄給でも笑顔で24時間360日働きづめになることを。勝者なき究極の効率化を。ユニクロワタミはグローバルの模範生なのだ。
たまーに勝つのは、アップルみたいな希少種だけ。それでも数年後のアップルみたいにすぐまた浮沈変転で不安定になる。


イナゴの大群はいずれ自滅する…
人間社会は、なにもそこまではいかないよういくらでも工夫できる。


しかし人間だって自然界に即して生きるしか無い。20世紀のようないい加減な自然無視のやり方ではもう、長期繁栄は不可能だ…
取り巻く大自然の厳しさを直視し、人類のほうが今後はあり方を変えていき、共生していくしか無い。

http://www.asahi.com/national/update/0613/TKY201306130236.html
地滑り跡、観光資源に 岩手・宮城内陸地震5年


写真:「岩手・宮城内陸地震」で発生した荒砥沢ダム近くの大規模な地すべり跡地=10日午後、宮城県栗原市朝日新聞社ヘリから、西畑志朗撮影拡大「岩手・宮城内陸地震」で発生した荒砥沢ダム近くの大規模な地すべり跡地=10日午後、宮城県栗原市朝日新聞社ヘリから、西畑志朗撮影

写真:7人が犠牲になった「駒の湯温泉」があった場所。再建のめどはたっていない=10日午後、宮城県栗原市朝日新聞社ヘリから、西畑志朗撮影拡大7人が犠牲になった「駒の湯温泉」があった場所。再建のめどはたっていない=10日午後、宮城県栗原市朝日新聞社ヘリから、西畑志朗撮影




 岩手、宮城、福島3県で17人の犠牲者を出した岩手・宮城内陸地震から14日で5年になる。復興に向かう途上で東日本大震災が発生。宮城県栗原市では観光客が戻らず、旅館も再建に二の足を踏む。地元では、大規模な地滑り跡などを観光資源としてアピールする動きが出始めた。

 被害が集中した国定公園栗駒山麓(さんろく)。2010年9月に幹線道路2本が復旧した半年後、大震災が起きた。震度7で、復興途上だった温泉旅館では直したばかりの風呂が壊れた。「あれがなければ昨年中に開けたはず」。経営者の佐藤研一さんは悔しがる。

 福島第一原発事故の影響もある。放射能汚染で、地区で取れるイワナは昨年5月から出荷制限に。野生のキノコや山菜の出荷制限や自粛も続く。栗駒山の登山コース6本のうち、人気の2本が閉鎖のまま。市を昨年訪れた観光客は95万人で、内陸地震前の07年の191万人に遠く及ばない。