脳が学ぶための条件
昨日(11/6)は、小林みゆきさんとのコラボ企画の最終回。
わたしのからだに聴けばわたしのからだに効く!
〜フェルデンクライス秋の体験レッスン〜
(於:京都市男女共同参画センター ウィングス京都)
〈A〉背骨をやわらかく
〈B〉肩こり・目のこりさようなら
(*チラシ→korabo2.pdf )
その姿勢が難問
今回、小林さんのレッスンは
・仰向け寝
・うつ伏せ寝
・四つ這い
の三つの姿勢をとりながら、背骨を縦方向に動かすものです。簡単な、そしてある程度パターンのあるものをを、それぞれ違った姿勢で動きます。極端な言い方をすれば「動きはみな同じ、姿勢が違うだけ」。
ところが、3つのうち2つも苦手な姿勢がある私にとって、このレッスンは簡単なものではありません。レッスンの約3分の2は「もう大変〜…(>.<)」で、難しいものなのです。
小林さんの対応
その姿勢(うつ伏せ寝・四つん這い)でいることがつらい私の様子を見て取った小林さんは、姿勢が変わる度に、私の身体をサポートするクッションやタオルを身体の要所要所に入れてくださいます。そうしてもらう度に「少し楽になった〜♪」と思うのですが、やっぱりつらい。
動きを感じるなんて余裕はありません。指示された姿勢を、どれだけ自分にとって楽な形に調整するかを考えるのに必死です。
うつ伏せ寝では、お腹の走る大動脈がドックンドックンといって呼吸が浅くなってくるし、四つ這いでは、手首がつらく額の置き所が見つからないし…
穴だらけの地図
こうして身体が不快な状態におかれると、脳はそれに対応する・処理するのに忙しくて、他のことをかまってられなくなります。その優先順位のつけかたは、はっきりしています。頭の片隅からつぶやく「動きを感じて…」なんてホコリのように吹き飛ばされてしまいす。
自分の思い通りに動かしているつもり、動いているつもりの身体ですが、動きの地図は穴だらけであることがレッスンをするとよく分かります。
苦しい姿勢の対応に忙しかった今回のレッスンは、先週の気づきに比べて、その種類も深さも質も全く違いました。
脳は(身体が)楽でないと自由に学ばない
です。
小林みゆきさん、
先週・今週と素敵なレッスンと時間をありがとうございました。
また、コラボ企画をしましょう!