セラペが和装と意外に相性がよい


「セラペ」っていう羽織りものがあります。
首回りをU字形にえぐった大判のブランケット状のショールで、メキシコの男性が肩にかけている布などラテンアメリカが発祥のようです。現在はアイルランドスコットランドウェールズなどの毛織物の産地でも、主に女性用の羽織りものとして定着しています。男性用としてはスコットランドの民族衣装キルトにあわせるオーバーコートとして使われることがあるようです。
これを和装=キモノにあわせてみようというのが本日の試みです。

こんな感じで、前に垂れる布の片方あるいは両方を肩にまわすのが「セラペ」の一般的な羽織り方です。肩のあたりをピンで留めたりもするそうです。和装にあわせたシルエットは、インバネスコートというか、いわゆる「トンビ回し」に似た感じがします。フリンジ(布の端のヒラヒラ)が国籍不明なエキゾチック感を出していますが。


もともとの布が四角いシルエットであることを活かすならば、和装の「羽織」に似たスタイルでも似合うハズ...という予想でやってみたいのですが、思った以上にハマりましたね。羽織紐の代わりにキルトピンで前を留めれば、より一層、和洋折衷な味わいが出ます。


そもそも私の場合は金髪だし、トックリのセーターだし、着物というかウールの丹前だし…いろんな要素が入り混じっていますが。お気楽な和装のハオリモノっていう位置づけでなら、どなたでも楽しめると思います。

例えば、女性だったらタータンのカラフルな格子柄のセラペなど(←コレ、商品リンクです)も楽しかろうと思います。