大怪獣まんだら

GIGAN YAMAZAKI & WAGAYA FACTORY's blog

あっ、ヤモマァクだ!


ピコピコ、エレガブ、MAX TOY、サンガッツ本舗、BLObPUS、そしてカイザープロ……インディーズ怪獣ソフビメーカーは数あれど、そのトップランナーといえば、ヤモマークを思い浮かべる怪獣ファンが多いのではなかろうか。
ヤモマークの大怪獣シリーズは、キンギョザウルスやダイオウグソクムシ男といったオリジナルの怪獣怪人のほか、版権キャラクターであるウルトラ怪獣などもラインナップされている。大阪ドキドキソフビ万博なるイベントを主催していたり、ファンによるカタログ的ブログなんてものが存在していたり、ちょっとしたカリスマなのだ。
これまで何度も取り上げているドリームロケットのモンスターファイルシリーズと比べると、とにかくふざけまくっているところがヤモマークの持ち味。最新作は、うなぎ怪獣ヌルヌルン。もう名前からしてふざけているけど、設定はもっとふざけてる。

ヌルヌルンの特徴
・大きな口でガスタンクでもひとのみにしちゃう。
・口の中は四次元の世界につながっていていくらでも食べられるし太らない。ドラえもんのポケットと同じ。
・吐き出すゲロはすごくヌルヌルして変な匂いがする
・蒲焼きにするときには小骨が多いためよく包丁で叩いてから焼くと良いです。
 
地球征服を狙う乙姫様は怪獣ヌルヌルンを使って世界中をヌルヌルにしてしまいました。おかげで転んで怪我する人続出。
しかし一ノ谷博士の発明した滑り止め粉「オガクーズ」により地球はピンチから救われたのだ。


このポップさ、いい意味で肩の力が抜けてるところが人気の秘訣なんだろう。また、あくまでも“分かってる人”の敢えてのハズシであるというところも大きなポイント。だからこそ、どちらかというと真面目なアプローチのほうが好きな自分も、今回のように抗いがたい魅力を感じて買ってしまうことがあるのだ。


ウナギの怪獣という目の付けどころもいいんだよね。ひょっとするとエレキングもそうかもしれないが、パッと思いつくところでは『巨獣特捜ジャスピオン』の巨獣ウミキングくらいしかいない。しかも、フクロウナギの怪獣なんて前代未聞だ。まあ、茄子の怪獣ナスラまで行くと、ちょっとついていけないところもあるけど、ヌルヌルンやキンギョザウルスは大アリでしょう。ウルトラシリーズはともかく、『スペクトルマン』には出てきそうだもん。非常にゴリ的なセンスであります。木っ端微塵にやっつけろ!


ヤモマークの大怪獣シリーズ ヌルヌルン/ヤモマーク