〜ものかきの繰り言2017〜

東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。基本的に混沌としていますが、特撮、ゲーム、競馬の話題が多いのは仕様です。
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2017年02月22日 ブレーキのないコンドールマン

[]放浪惑星

◆輝剣さん

 >青が赤の暴走をサポートをしてしまっていましたが、自分が赤のアクティブさに救われたばかりなので仕方がないのかなぁ。

青が赤を信じる、というのはまあ良いとしても、他の3人のリアクション無しにしてしまったのがまずかったですよね……そこで温度差を出してこそ、青の見せる信頼も活きてくるわけですし。

 >第1話の赤の台詞も既存作品に似たものが多いと感じましたが、今回は物の見事に上っ面だけになってしまった感じが。

この台詞の重ねというかオマージュというかは、意図して毎回やろうとしていたりすると、この先ちょっと心配になる要素ですね(^^;

 >宇宙幕府の描写も雑でしたが、せめてお代官様にはBN団にかけられた賞金に気付いて欲しかったです。

そのぐらいの賞金首は沢山居るという事だったのかもしれませんが……代官はホント適当すぎましたね(^^;

 >とはいえ金銀のキャラクター性を押し出すことには成功したと思いますし、9人揃ったらいい意味で化学変化を起こすかもしれません。

キャラ個性自体はそれぞれ付けられているので、メンバー揃ってから巧く転がってほしいですねー。

◆つがなさん

 >どうも「初期メンバー9人」に拘り過ぎるあまり、駆け足になり過ぎなような。このエピソードは前後編くらいにしても良かった気がします。

ギミックもキャラも次々と一緒に出して話が雑になってしまう……って、どこかで聞いたような……(^^;

 >一応チャラ男と見せかけて一筋縄では行かないバランスと、殆ど子供同然に感情を学んでいる途上のナーガというキャラは強く押し出せてはいましたが。

バランスは色々と引っかき回せそうですし、ナーガはどのキャラと絡めても面白くなりそうですね。

 >ガルの「流石ラッキーだな」を聞いて一昨年の天晴持ち上げを思い出した人は他にも居るはず。またバカレッドヨイショは勘弁してよ…?

今回、ガル以外の4人をほぼノーリアクションで誤魔化してしまいましたが、個々人の立場や考え方の違いはきちっと出してほしいですね……ラプターとか本当なら、ラッキーを独房にぶち込んでもいいぐらいでは(笑)

 >捕まえた段階で同じ星に来てたエリードロンに引き渡せば良かったんじゃないかと。

前後の辻褄考えると、御家老、部下に黙って新作ゲームとか買いに来ていたのでは疑惑。

 >何で溶鉱炉に落とすなんて死体の残らなさそうな殺し方をしようとするのか。

あれはホント……(笑) キュータマ回収ぐらいしてくれれば、バランスの再裏切りもひねり加えられて良かったのですが。

◆さやまきさん

 >各色初回エピソードは前年を念頭に置いて見てねって作り手の驕りでもあるのかしらん?とか思ってしまいます

どこから足場を固めるかというか、ここまではお約束扱いで丁寧に描写しなくてもいいよね、という案配がその年のスタッフ裁量による所は結構あるのでしょうね。

 >増員しててもたった9人ぽっちでどれだけ抵抗運動とか出来るんだ?

キュウレンジャーの活躍によって、各地でレジスタンスが立ち上がって80個ぐらい開放された……となりそうですよね(笑) 或いは銀河の彼方から、クロフネ帝国が襲来するのか……。

 >いくらまだメンバーが揃ってないにしても目算もなしにダーツに頼ってたら(なんかダーツというのが変に引っかかってしまってσ(^_^;))

解放運動は9人揃ってから、と一応理由はつけていますが、9人揃うと何が凄いのか、というのが明示されていないのが少々ネックになってますよねー。次回、偉い人が出てくるようなので、うまく方向を見せてくれると良いのですが。

 >ラッキーの強運スキルご都合主義的なマイナスにしか働かなくなっちゃうんだけどな〜と

信頼関係があった上で幸運が一押しするのではなく、幸運なので信頼関係はいらない、みたいな話になってしまいましたからね……(^^;

◆つるさん

 >ラッキーが1人で飛び出して行ったのは、運試しに仲間を巻き込むつもりは無かったって事なのかなーと個人的には思うのですが、

 >それだと今度はバランスが助けに来る!って発言と正面衝突してしまうので、なんだかなあって感じですね…

ラッキーがまだ集団行動に慣れていない、という見せ方はありだとは思うのですが、散々「仲間」を語った上に、バランスが助けてくれると思い込んでいる、というのは噛み合いませんでしたよね……。

 >金銀含めてキャラは嫌いじゃないので早めにフォローが貰えればなんとか許容範囲かな、とは思いますが

舞台設定を活かしての若干濃い目のキャラ重視、というのはホント新しい事が出来そうなので、巧く回ってほしいですね。

 >ただ、青の唐突なラッキー上げや緑はとりあえずウケさせとけみたいな空気はちょっと気になりましたね…

緑は、女の子一人だから放っておいても好かれるだろう、と油断していると危ない雰囲気ありますね(^^; むしろ適宜フォロー入れてるスパーダの方が好感度上がってしまいそうという(笑)

◆橘まことさん

 >吊られたシーンから見始めたのですが、「俺の信じるバランス〜」のセリフと青もふ君がラッキー信者になっていたのを見て、

 >軽く嫌な予感がしていました(笑

ええとまあ今回は、見落としてもあまりガックリしなくて良い回だったかな、と(笑)

 >「3話で変化をつけるから、逆に1〜2話はテンプレofテンプレ展開で」といった軸が先にあり、それに合わせるのに失敗した、

 >といったところなんでしょうか。

近作は1クール目ぐらいはびしっと展開決まっているのでしょうが、初期メンバーの関係性が曖昧なまま更に2人追加する為に、全てが都合の為の都合になってしまった感じでしたね(^^;

 >今のラッキーにとっては、キュウレンジャーになることも宇宙幕府に逆らうことも単に「やりたいから」に過ぎず

正義の怒りはあるにしても、「幕府に逆らう」という選択肢の意味がラッキーの中で凄く軽いようにしか見えないので、ラッキーが幕府についてよく理解していない、というのは割と設定ミスだった気がするんですよね……。

 >一通り導入エピソードを終えたら、ラッキーが救世主になる第一歩を踏み出す話をやってもらいたいですけど、

このまま進まれるとドンドン穴が大きくなりそうなので、救世主になるとはどういう事か、という意味づけと自覚は描いてほしいですよね……長官キャラとの絡みでラッキーが自分の選択を見つめ直すターンでもあれば良いのですが。

[][]『コンドールマン』感想11

◆第19話「死のモンスター工場」◆ 監督:まつしまみのる 脚本:伊東恒久)

薄汚れた男が捨てた鼻紙が巨大化すると頭から人間を喰らい、そのまま爆発! という冒頭から凄まじい展開。

「人間を食べて太るアメーバゴミだ。すぐに焼いて下さい」

はい

……て、えーーーーーーー(笑)

画面手前に弾け飛んだゴミ(間接的に人間の爆死体)が大写しなのも凄いですが、それをさらっと燃やすのも凄いです。あまり事態感情が麻痺しているのでしょうが、落ち着いてから物凄いトラウマになりそう。

「あんなおもちゃでも、コンドールマンはきりきり舞いするじゃろうて。その間にこっちは……。ふふへへへへ」

(ゴミゴンが動き出した。こうしてはいられない)

コンドールマンは各地でゴミ退治に駆け回るも、これはゴミゴンにとっては目くらましの玩具に過ぎない、という構図もなかなか凶悪。間にゴミに飲み込まれた石松が助けを求めてジュニアの元に転がってくるシーンがギャグっぽく描かれていたりするのですが、たまたまコンドールマンが通りがからなければ、ジュニアを巻き込んで塵になる寸前でした。

(ゴミボールは次々に片付けているのに、この胸に湧いてくる不安はなんだ。モンスターどもの……ゴミゴンの本当の企みはなんだ!)

コンドールマンを攪乱するゴミゴンの真の目的……それは、モンスター製造機による大量のゴミモンスターの製造にあった。だが、予想よりも遙かに早く、アメーバゴミがコンドールマンに片付けられてしまい、怒りを燃やすゴミゴン。……上司が感情にまかせてコンソール破壊したのをちらっと見た後、無言で作業に戻る構成員が変におかしい(笑)

ゴミゴンは最初にゴミ球を見つけた、コンドールジュニアの一員である正夫少年をさらうとモンスター製造機の実験台にしてしまい、正夫は顔が魔神コンバット部隊覆面というミニモンスターにされてしまう。

床をのたうち回りながら「助けてくれー」と叫ぶ少年が、ガスを浴びせられてゴミに埋もれていく姿が執拗に描かれ、コンドールマンも間に合わないという、なかなか強烈な映像と展開。

「ハールマゲドン」

モンスターと化して家に戻った正夫コンバットは、家中のゴミを散らかすと、それを止めようとした母親首に手をかけて絞め殺そうとし、顔がコンバットに。母の涙が少年に心の一部を取り戻させるのも、モンスター化した肉体は邪魔な人間を排除しようと勝手に動いてしまう。

「誰か僕の手を切って!」

帰宅してこの光景を目撃し、猟銃を取り出す父。

……70年代作品にはしばしば、ガンギマリ気味の父親キャラが登場しますが、この後の会話も凄まじく、ブレーキ行方不明なのですが今回。

「お父さん、僕、お母さんを殺したくない! 早く僕を撃って!」

「駄目撃っちゃ駄目!」

「僕の中のモンスターを撃って!」

「撃たないで……」

「僕を撃って!」

「……おまえだけを、殺しはしない……三人で、天国へゆこうな」

銃殺を願う息子と、それを止める妻、どちらかを取れずに一家心中覚悟する父は引き金に指をかけるが、発砲寸前、駆けつけるコンドールマン。コンドールアイショックで気絶させ、コンドールファンでゴミを取り除くと、人間の姿を取り戻す正夫少年。

「正夫くん、お母さんとの愛が、君を心の芯までモンスターにさせなかったんだよ」

細胞を分解した上でモンスター生命を注入、とか言っていたので、このまま元に戻れないのではと危惧されましたが、コンドールマンがなんとか浄化し、ゴミの山に埋もれていたブレーキも無事発見。その上で、人間は誰しもモンスターになる可能性を持っているが、では人間と欲望だけのモンスターを分けるものはなにか、というのが示されているのが今作らしい所です。

モンスター製造工場には次々とジュニア達が運び込まれており、コンドールサークル使用するも鉛で出来た密室では発動しないと、今更ながら便利すぎるという事かサークルが弱体化。ジュニア達は正ヒロインのまこと含めて情け容赦なくガスを浴びてゴミまみれになっていくが、完全にモンスター化する前にコンドールマンが駆けつけ、ガス室を開放するとコンドールファン。

「おまえの汚い企みもこれまでだ!」

コンドールマンの攻撃を受けてあっさり大爆死……かと思われたゴミゴンは、すぐに再生。ショックパンチにより火が弱点と判明するが、水に飛び込んで逃亡してしまうのであった。

……えー、このシーン、ゴミゴンの着ぐるみの背中普通に燃えているように見えるのですが(^^;

「しぶといやつ……だが必ず灰にしてやる!」

コンドールマンは時折、悪に対する発言が臨界点を突破気味。

ゴミゴンは逃がすもモンスター製造機の破壊には成功するコンドールマンだったが、街へ戻るとそこではもうもうとデーモンスモッグが立ちこめていた! で続く。

前半のクリフハンガー方式は、怪人を倒したと思ったら次のピンチが! という形でしたが、基本は同じ事をやりつつも、一つの作戦を阻止したと思ったら別の幹部の作戦が! という構成が3幹部の同時攻撃という展開にぴったりマッチ。途中で、ジュニア達を製造機に押し込めている所にスモッグトンとヘドロンガーがやってきて「楽しそうな事をやっているけど、俺らは俺らの作戦を進めるぞ!」と顔を見せるのも効果的。モンスター一族の二重三重の猛攻に追い詰められていく日本とコンドールマン、の雰囲気が良く出ており3幹部編は今のところ盛り上がる展開なので、このままラストまで走り抜けてくれる事を期待したいです。

◆第20話「悪の空デーモンスモッグ」◆ (監督:まつしまみのる 脚本:伊東恒久)

東京に広がっていくデーモンスモッグの影響により、空気の汚れに苦しむ子供達。まことの友達がスモッグの影響で重体……と思ったら、そのまま、死亡。

「お願いです、この子の顔を見ないで下さい! このままそっとしておいて下さい!」

見舞いに来ていたまこと達が医者言葉を聞いて病室に飛び込むと、毒にやられた娘の顔を咄嗟に布団で隠す母親、反射的にシャッターを切るカメラ助手、と、ただ殺すだけではなく、そこから広がる波紋の描き方が強烈。

「エツコちゃんも、私たちの仲間に入りたいって、一緒に、正しい事の為に働くって……」

まことは友人の亡骸にコンドールバッジを身につけさせ、少女が他の子にハンカチを貸した上で死亡しているというのが、正義良心自分の命を天秤にかけた時、人はどうするべきなのかと、非常に重くのしかかります

怒りの一心ゴールデンコンドルに化身すると、空から毒性スモッグの素であるマッドXをばらまくスモッグトンの飛行船を強襲し、ゴールデンビームで一撃粉砕(笑)

流れとしては笑う所ではないのですが、毎度の事ながらゴールデンコンドルは、雑なミニチュアと特撮で、実に雑に敵を蹂躙するので、笑いが浮かんできてしまいます(^^;

書き割りで落下するも何とか着地を決めて立ち去ろうとしたスモッグトンだが、その背中に躊躇無く炸裂する、正義のコンドールキック

「スモッグトン! 罪もない子供達を苦しめ、その上尊い命を奪うとは、断じて許せん。覚悟!」

怒れるコンドールマンは、周囲を囲んだコンバット部隊に至近距離からコンドルショック大回転を浴びせるなど若干キレ気味に大暴れするが、スモッグトンは煙になって逃亡。それを追ったコンドールマンは3幹部のアジトでマッドXを入手すると、爆発するアジトから脱出し、それを公害研究所の北水博士分析してもらう事で、マスコミを通じて猛毒スモッグについての警告が広がる事に。

一度はコンドールマンを社会的抹殺寸前まで追い詰めたモンスター一族が、コンドールマンがマスメディアに流した情報により立て続けに作戦を妨害される、というのは、メディアの二面性というものも含めて、皮肉めいた展開。

「ぬー、コンドールマンめ、やっぱり生きてたのか。しかし煙が出るのは煙突ばかりでないわい! 今に見ておれ」

スモッグトンは車の排気ガスやタバコの煙を利用し、「車の排気ガスも、大人達が何気なくふかすタバコの煙も、今や、恐るべきデーモンスモッグと化していた」と、環境問題を片っ端から抉りに行く『コンドールマン』スタイル

東京にはデーモンスモッグの影響で新たな公害ぜんそくが広まり、北水博士による治療薬の開発も遅々として進まない。台風でも来てまとめて吹き飛ばせれば……という言葉にヒントを得た一心は、「風を吹かしてみせる。たとえこの身がどうなろうとも」と、太陽エネルギーを浴びながらザゼーンを開始。

それを妨害しようとするコンバット戦闘員を、首をはねたり真っ二つにしたりと怒りの残酷ファイトで蹴散らすと、しつこくマッドXを吹きかけてくるスモッグトンも、コンドールサンダーで滅殺。

スモッグトン、殴られる度に頭から煙が飛び出したり、巨大パイプによるマッドX攻撃に合わせてバグパイプの音が響いたりと、仕掛けの色々凝った面白怪人だったのですが、相変わらず雑にトドメを刺されてしまいました(^^;

クライマックスは、第8話(化身の為のザゼーン修行)+第10話(一心不乱に題目を唱えるコンドールマンがモンスターから執拗な責めを受ける)という構図なのですが、結局ザゼーン中断して普通に戦ってしまうので、もっとスッキリさせるか、敵はゴールデンコンドール化身時にまとめて蹴散らす、とかでも良かったような。

邪魔者を蹴散らして精神集中を終えたコンドールマンは再びゴールデンコンドルに化身するとゴールデンタイフーンを発動し、東京上空から猛毒スモッグはかき消えるのであった――。

「まだまだ科学の力では、どうにもならない事がある。……しかし、良かった」

いい人そうではあるのですが、それでいいのか北水博士(笑)

だが、平穏も束の間、突然飛んできたヘドロを顔面に浴びた北水博士は、死亡(?)。ヘドロンガーは北水博士に成り代わると、ゴミゴンも屑山博士として公害研究所に入り込み、遂に来日したマッドサイエンダーの下、コンドールマン打倒の為の作戦が練られるのであった……。

今回限りだと北水博士が絶命したのか明確ではありませんが、描写の雰囲気からは殺されてしまったように見え、モンスター一族には殺害した相手の体を奪い取る能力があると考えて良さそう。これまでの黒井大臣なども、計画の為に取って代わられたのだと思われ、人間体で地道に成り上がったよりは納得のいく形で説明がつきそうです。既に面識のある人物がモンスターになってしまう、というのは初の展開なので、面白く盛り上がってほしい。

ドラゴンコンドル……そうだ、私にはもう一つ強力な化身がある。負けるもんか、モンスターども!」

最後にコンドールマンが唐突にドラゴンコンドルを思い出すのですが、この“もう一つ”がゴールデンコンドルの事なのか、更なる新たな力の事なのかは、台詞回しと演出からは何とも言えず。タイミング的には最終決戦の布石のような感じはしますが、ドラゴンコンドルの着ぐるみに化身されても困る。

次回――いよいよ直接出馬したモンスター一族の頭脳、マッドサイエンダーの謀略が日本とコンドールマンに迫る!

2017年02月20日 金と銀

[]草津はなんでも知っている

◆インザファイさん

 >そういえば私が以前ジライヤゲスト出演回でトトメスを紹介していましたね(笑)

プロデューサー繋がりという事で(笑)

 >今週の配信回(警官回)でナイルの悪魔に取り憑かれていない一般人を攻撃してしまい、恨みを買っています(笑)

浦沢ワールドはいまいち肌に合わないのですが、色々こう、凄いですよね……(笑)

 >全て東條監督のせいにも出来ないですが、演出に関してはどうしても東條監督に非があることを否めないのも事実ですね・・・

小林脚本という事でハードル上がってた事もありちょっと粗の方が気になったのですが、今作における東條監督の出来を見ると、中盤〜終盤の情報がまとまっていない感じは、演出が冴えてないのかなぁという印象にはなってしまいますね(^^;

◆さやまさん

 >やはり問題面白いんですが別にビーファイターでもカブトでもある必然が全く皆無な所で

変化球はまあいいとして、ストレートの投げ方を忘れつつあるというか、『カブト』ならではの面白さ、みたいなのが薄いですよね(^^; 前作が『ビーファイター』ならでは、という押し出しが強めの作品だっただけにまた。

 >なんだかんだで温泉女将話はあってもなくても大した影響はないし

草津温泉ロケありきで、三味線はそこから繋げたのだと思うのですが、先日ハワイアンだったばかりなのに草津温泉というのは、東條監督の慰労企画だったりしたのでしょうかね……。

 >どうしてシリーズ化する度に迷走とテコ入れが複雑に交錯するスクランブル交差点みたいになっちゃうのかなぁσ(^_^;)

おいしい所だけ拾って根幹設定を無視すると、どうも背骨がなくてぐらぐらみたいな感じになってしまいますよねぇ……。

 >ダンジョン飯も次で完結なんですかね〜?

世界観拡張の余地は残しつつ、適度な所で終わりそうな雰囲気ありますよね。

 >意地の悪いゲームマスターならその辺を細かく攻撃して財宝か食料か帰還かの究極の選択を迫ったりするので

「こまめに罠探知しないヤツは死ね!」というのは凄くTPRG的ですよね(笑) その辺りのエッセンスが、ブラック気味の笑いに昇華されつつ世界観と密接に絡んでいるのが巧いなぁと思います。

 >20年前ならダンジョン飯TRPGとか速攻で発売して友達と一緒にやってただろうなぁとか思いながら(苦笑)

ああ確かに、90年代だとルール化してそうですね……(笑)

[][]『宇宙戦隊キュウレンジャー』感想・第2話

◆Space.2「いくぜっ!怪盗BN団」◆ 監督:柴崎貴行 脚本:毛利亘宏)

銀河のほぼ全域を支配する宇宙幕府は、将軍を頂点に、88星系をそれぞれ取り仕切る家老と、その下で各惑星を統治する悪代官がいる、という組織構造ラプターから説明。……まあ十中八九、将軍の上に真のラスボスたる大御所が居そうですが。

倒幕の為には、何はなくともキュータマに選ばれた救世主を探さなくてはいけないというスパーダの言葉に、ジニス様みたいなノリでダーツを投げて適当に行き先を決めたラッキーは、一人でオリオン号を飛び出していってしまう。

「惑星ジガマ……?」

「よっしゃラッキー! 近いぞ。俺、連れてくる!」

ええええええと……ラッキーの「よっしゃラッキー!」は、賭け金が自分の命だけなら多少暴走しても自己責任範疇だと思いますが、仲間を巻き込んで「運試しだ!」はどう考えてもアウトでは。

「僕たちぃーは、いい泥棒! 盗む相手はジャークマターだけよ」

へぇ〜、面白いな! じゃあ、仲間になってやるよ!」

挙げ句、惑星で出会った2人組の背景をろくに確認もせずに協力を即断し、

「仲間とはなんだ?」

「自分のやりたい事は自分で決める。それを支え合うのが、仲間ってもんだ」

とか言われても、今回のラッキーがしている事って、「思い込み根拠に一人で出撃して仲間を巻き込む」「巻き込んだ仲間を放置して泥棒と同行」「忍び込んだ先で押したいからスイッチを押して仲間(金銀)をピンチに巻き込む」という自分勝手オンパレードでしかなく、それは支え合っているのではなく仲間の存在トイレットペーパー扱いしているだけでは。

「(この程度の事では困らない)仲間の強さを信じている」という言い抜けも出来ますが、それにしても周囲に1ミリの配慮もなく、致命的に集団行動に向かない事が明確になったラッキー「仲間とは何か」を語るのが物凄く空疎な事に。

キュウレンジャーの方はキュウレンジャーの方で、ラッキーと兄弟モードもふもふヤクザ(新参者)が何故か主導権を握る事で、ラッキーの暴走をなぁなぁで済ませてしまい、初期メンバーの黄緑黒が案山子状態

変に「仲間」語りとかしなければ、これぐらいの事では動じない超ポジティブ反乱軍という事で構わないのですが、エピソードテーマとラッキーの言行がまるで噛み合っていないので気になってしまいます。

「俺はバランスを信じる。俺の信じるバランスを信じろ」

そして、力強く口にするラッキーが付き合いも浅ければ人格もよくわかっていないバランスを信じる根拠は、幕府軍を爆破していた事を除くと、本人が言っている通りに「(この二人と出会った)俺の運を信じろ」であり、つまり今回、ラッキーが何を信じているかというと、それは「仲間」ではなくて「自分の強運」なのですが、そんなラッキーにナーガがころっと引っかかってしまう為、ナーガとバランスの相棒関係まで浅い感じに。

実際バランスとナーガの付き合いも出会って一週間ぐらいの可能性はありますが、物語として二人の相棒関係が浅く見えてしまう事で、バランスがナーガの為に翻意するという場面も軽くなってしまい、それぞれキャラクターの心の動き――最終的にはナーガが目覚める感情――が劇的にならないという、負のドミノ倒し。

そして劇的な積み上げが生じていないので、

「僕は宇宙一のお宝、あなたは感情。どちらもラッキーと仲間になった方が、手に入る気がしてね」

意気投合からナーガが怒りの感情を露わにする事で宝石の中からキュータマが飛び出してくる、という場面がクライマックスとして機能不全を起こしてしまい、本来なら物語のダイナミズムが乗っかる筈だったキュータマ出現が非常に適当に見えてしまうという……ここまで鮮やかな負のドミノ倒しは久々に見る気がして、ある意味で、会心の出来(^^;

前回の、赤が青を立ち直らせるのは、忙しいなりに芯がハッキリしていた事と、二人の関係性の中で解決していたので成立したのですが、今回は赤が銀の心を変えるだけではなく、元々の銀と金の関係があり、更にそこから金の変心に繋がる、と二つの要素が追加されるにも関わらず、似たような勢いでやってしまった為に、非常に荒っぽくなってしまいました。

ラッキーを差し出した事でバランスをあっさり信用して少ない護衛で宝物庫に案内してしまうとか、ナーガが「ラッキーは俺の仲間だ!」と反抗したにも関わらずバランスはそのまま素通しとか、代官の対応もあまりに粗雑。

「感情」を求めるキャラクターを中心に描いているにも関わらず、周囲のキャラクターの心理の描き方が乱暴という、どうにもお粗末な展開。

……にしてもキュータマの反応を見る限り、これ、某昆虫魂ばりに銀河のあちこちに要資格者が転がっていて、「とりあえず君に決めた」という感じで選抜されていく、代替え可能な消耗品なのではないか、究極の救世主。

或いは最終的に、救世主は9人どころか88人居た! みたいになりそうな気もしてきましたが。

矢バーミリオン! 六分儀アイボリー! 南の三角ビリジアン! 顕微鏡ナイルブルー! 画架エクルベージュ!

救世主に関する真実は今後の物語に委ねるとして、トリックスター・天秤ゴールドと、サイレントスター・蛇遣いシルバーが誕生。3人だけどオールスタークラッシュで撃破した代官は身につけた印籠の力で巨大化し、ロボット出撃。マシン→人型→腕、に3段変形する金銀メカがシンクロ攻撃からロボの両腕となり、キュウレンオー・トリックブレイクにより代官と幕府宇宙船を撃破するのであった。

キュウレンオーはどうやら、担当ボイジャーにより○○ブレイクという複数必殺技を使えるようで、という事は、フードマイブレイクがあるのか?!

キラキラ☆スパーダアラモード。

従来の戦隊シリーズとはかなり毛色が違う&宇宙の様々な種族らしさを出せそう、という事で期待していた金銀コンビは、水上アトラクションジェットデッキという物で、ベルトさんの奥様がこういったハイドロフライトスポーツを趣味にしているそうで、OPクレジットにも名前がありましたが、その辺りからの繋がりか)しながらの登場と、

「探すは銀河の一等星! 神出鬼没の盗人家業、僕たち怪盗BN団!」

と軽快な喋りと無表情でいきなり踊り始めるのは面白かったのですが、エピソードとしては残念な出来。

金銀コンビがメインとはいっても、第2話にして「怪人を倒す」3人と、「家老に一方的に負ける」4人、という分け方も酷く、今作の不安要素の内の二つ(よっしゃラッキー!、メンバーの人数)が、いきなりの大爆発。

家老も家老で戦闘力を見せつけたのは良かったのですが、前回将軍様から厳しい叱責を受けているにも関わらず、ちょっと戦ったら代官無視して以後話に出てこなくなるとか、話の都合が丸出しすぎて、全体的にとにかく雑な造りが目立ってしまいました。

金銀コンビはキャラクターとしては引き続き期待しているので、面白く転がってほしいところ。バランスの声を務める小野友樹がかなり芸達者な人というイメージがあるので、得意技路線で安定させる役割の大塚明夫・中井和哉に対して、どういう演技バランスになるのかも、ちょっと楽しみにしています。

あと本編と別に少し気になっている事としては、OPでキュウレンジャーを人間スーツ組をシャッフルして見せるのなら、スーツ組も名前と担当声優を紹介カットの所に出せばいいと思うのですが、出来ない理由でもあるのでしょうか。顔出し役者優先にしても、なんか変な違和感が(^^; まあこれは、数話も見ていると慣れるかもですが。主題歌自体はけっこう好きです。

輝剣輝剣 2017/02/20 21:18 青が赤の暴走をサポートをしてしまっていましたが、自分が赤のアクティブさに救われたばかりなので仕方がないのかなぁ。
信者になるのではなく、気の置けない仲間ポジションに留まって欲しいです。

「俺の信じるバランスを信じろ」
グレンラガンのカミナは格好良かったですね(遠い目)
こういう台詞がしっくりくるのは互いの信頼を積み重ねた結果、人間関係が構築されてからだということが良くわかります。
第1話の赤の台詞も既存の作品に似たものが多いと感じましたが、今回は物の見事に上っ面だけになってしまった感じが。

宇宙幕府の描写も雑でしたが、せめてお代官様にはBN団にかけられた賞金に気付いて欲しかったです。一応キュウレンジャーの十分の一かかってたんですし。

とはいえ金銀のキャラクター性を押し出すことには成功したと思いますし、9人揃ったらいい意味で化学変化を起こすかもしれません。
その前に初期メンバーのキャラクター性の補強エピソードが必要な気もしますが。

つがなつがな 2017/02/20 22:21 切るほどでは無いですが、2話にしていきなり荒すぎないか?
どうも「初期メンバー9人」に拘り過ぎるあまり、駆け足になり過ぎなような。このエピソードは前後編くらいにしても良かった気がします。2話で圧制が敷かれてるジガマの様子見せとバランス&ナーガと対面、3話で二人の関係に切り込んで仲間入りかつジガマ解放とか。
一応チャラ男と見せかけて一筋縄では行かないバランスと、殆ど子供同然に感情を学んでいる途上のナーガというキャラは強く押し出せてはいましたが。
ラッキーは一応「宇宙は俺達が取り戻す!」って宣誓してるから正義感があるのは間違いないけど、これではポジティブというよりただの考えなしだ。ガルの「流石ラッキーだな」を聞いて一昨年の天晴持ち上げを思い出した人は他にも居るはず。またバカレッドヨイショは勘弁してよ…?
まあ…9人揃えたら腰を据えて進めるだろうと期待しますか。

あと若干納得行ってないのは今回のダイカーン・ガメッツイの行動。ラッキーとナーガの賞金欲しいんなら、捕まえた段階で同じ星に来てたエリードロンに引き渡せば良かったんじゃないかと。何で溶鉱炉に落とすなんて死体の残らなさそうな殺し方をしようとするのか。ガメッツイに年貢を毟り取られてる割にジガマもそんな困窮してる様子が見られなかったし。
ところで冒頭の講義でカローのシルエットが4つ大写しになってた辺り、テレビ本編に出るカローはエリードロン含めて4人なのかな。一際脚の細い1人はおとめ座かみずがめ座担当の女性幹部と今の内に予想。

さやまきさやまき 2017/02/21 12:29 もう行き先がダーツの旅(他局だよな?)とかの時点でダウトー!なんですが
まだ全然積み重なってないのに積み重なってない演出(脚本)されたらまぁ普通にダメな出来になりますよね…
なんか戦隊の初期エピソードって割とこんな感じのありますけど
各色初回エピソードは前年を念頭に置いて見てねって作り手の驕りでもあるのかしらん?とか思ってしまいます

敵が強大なのは解りますが最初にSWの帝国ばりに全宇宙制覇してるとか風呂敷広げちゃうと
増員しててもたった9人ぽっちでどれだけ抵抗運動とか出来るんだ?
とか普通に冷めた目で見てしまうんですが(苦笑)
各星を解放しながら勢力を広げて行くのならそれも最初から見せとかないといけない筈なのに
一応敵は倒しても星を解放してるふぅでもなく
行き先もダーツで適当に決めたら駄目でしょうとか
(敢えて飛び石的に解放するにしても全体を見ながら決めないといけないですし堅実に行くなら近場から固めていくのが常道ではないかと)
いくらまだメンバーが揃ってないにしても目算もなしにダーツに頼ってたら(なんかダーツというのが変に引っかかってしまってσ(^_^;))
ラッキーの強運スキルもご都合主義的なマイナスにしか働かなくなっちゃうんだけどな〜と
不安の残る2話でしたね…

つるつる 2017/02/22 01:22 ラッキーが1人で飛び出して行ったのは、運試しに仲間を巻き込むつもりは無かったって事なのかなーと個人的には思うのですが、それだと今度はバランスが助けに来る!って発言と正面衝突してしまうので、なんだかなあって感じですね…金銀含めてキャラは嫌いじゃないので早めにフォローが貰えればなんとか許容範囲かな、とは思いますが
ただ、青の唐突なラッキー上げや緑はとりあえずウケさせとけみたいな空気はちょっと気になりましたね…
序盤なので全員を出さないと…という都合も分かるので、何とかキャラの好感度が下がる前にノルマを消化しきって欲しい所です

橘まこと橘まこと 2017/02/22 13:05 レコーダーが細かい設定をしないと高確率で毎話録画してくれないことを忘れていて
吊られたシーンから見始めたのですが、「俺の信じるバランス〜」のセリフと青もふ君がラッキー信者になっていたのを見て、軽く嫌な予感がしていました(笑

東映の公式サイトに書かれていた「(次回から登場の)オレンジ君は実は●●」といったネタバレ(予告で察せられるのですが)から考えると、「3話で変化をつけるから、逆に1〜2話はテンプレofテンプレ展開で」といった軸が先にあり、それに合わせるのに失敗した、といったところなんでしょうか。

今のラッキーにとっては、キュウレンジャーになることも宇宙幕府に逆らうことも単に「やりたいから」に過ぎず、青もふ君たちはそのオマケ、
ナーガたちの説得も「それがクリア条件なんだろ」というゲーム感覚によるもの、と解釈すれば筋が通りそうですが……ジニス様と気が合いそうで困ります(笑

一通り導入エピソードを終えたら、ラッキーが救世主になる第一歩を踏み出す話をやってもらいたいですけど、過去そういう期待が叶ったかと言われたら……う〜ん、ですね(^ ^;

2017年02月19日 ダンジョンと昆虫

[]ハードボイルド・パーフェクト

◆えぬさん

 >初めまして。いつも楽しく拝見しています

初めまして、ありがとうございます

 >今週のデカレンジャーの配信回はホージーの昇進試験回でしたが、「非情のライセンス」という昭和の刑事ドラマを思い出しました。

確かオマージュ元と明言されているのでしたっけ……演出的には最後まで徹底してやり抜いて、印象深い回です。あのオチは凄かったですね……。

◆wayさん

 >見る限り、雨が降らないで水不足、というのが全世界的な話ではなく日本のごく一部(東京一帯?)でしかないので、

 >途中から全世界レベルの計画すり替えたりするあたり、スケールがよくわからないという(^^;

全体的に変な感じにズレていて、撮影段階でだいぶ話が変わったのでは……という気さえしてきますよね(^^;

 >『コンドールマン』だったらさらに浄水場やダムの爆破まで行って、水を海外から購入せざるを得ない、

 >ぐらいまで数話かけて追い込みそうだなあ、とは思いました(笑)

「水と安全はタダ、そんな事を思っていた日本人は、この水不足にただちに大パニックになった。食料品店の棚は空になり、人々は給水所に行列をなしたのである」(羽佐間道夫)

 >ここまで基本サポート役に徹していたピットをメインにするエピソード、という面でもピットをもっと好印象に描いてほしかったです。

鷺山さんぽいプロットなんですけど、これは鷺山さんが書いた方が面白かったかもなぁとチラリと(^^;

 >私てっきり、打ち上げはまだ完了してなくて、これからどうやって打ち上げるのか……ってドラマだと思ってました(笑)

サスペンスをどこに置くのか、それをどう見せるのか、もやたらぐちゃぐちゃになっちゃってましたよねぇ。プログラム関係は随分と説明した割に、肝心のサスペンスの核になった恭一少年が、あそこに居た理由は凄く強引ですし(^^;

 >ここで甲平が恭一に「ここを動くな!」と言ってしまうのもどうなのかと思いました。

甲平の若さといえば若さなんですが、泣き虫でなくても、見捨てられた気分で絶望するぞという。

 >(どう見てもピット、パソコンを通じて恭一側の様子が見えているとしか思えないセリフ連発してます)

通してやたらにこの手の、ままあるけど稚拙ミス、が多くて、累計で惨事に、みたいなエピソードでしたね……。

[]『ダンジョン飯』(九井諒子)4巻、読了

ダンジョン飯 4巻 (ビームコミックス)

ダンジョン飯 4巻 (ビームコミックス)

面白かった……というよりは、凄かった。

そこをそう描くのか、という凄まじさ。

もともと第1巻の頃から既に示唆されている要素ではあり、この作品が○○を描くとそういう方向になるのだな、というのは非常に納得は行くのですが、力強く正面を突っ切ってきて凄かったです。

また、個人のレベルは高いけれど、人数が不足したパーティーで如何にドラゴンと戦うのか、という話としても十分な面白さでした。

それにしてもライオスは、この世界に「冒険者」という職業があって良かったなぁ(笑)

今作の物語的キモは、電源RPGにおける「なぜ冒険者だけが蘇生できるのか」という問いに対し、「特別なのは冒険者ではなくてダンジョンである」という解を持ち込んでいる事にあるのですが、次巻、その深奥に踏み込んで完結、という感じになるのかなぁ……。

今巻は巨大な布石という面が強かったので、次になるのかもう少し続くのかわかりませんが、堂々完結を楽しみにしたいと思います

[][]『ビーファイターカブト』感想14

◆第22話「轟く三味線炎の女将」◆ 監督:東條昭平 脚本:宮下隼一)

「探せ! 三味線狩りだ!」

今作における割り振り的に、浅香さんか扇澤さんだと思ったら、宮下さんまでそっちへ行くのか……!(笑)

久々にゲームセンターに出没する蘭だが、そこには凄腕の中年ゲーマーの姿が。もしや蘭を追って東京へやってきた長年の宿敵?! と思ったら、中年・刈谷文三は蘭へ向かって丁寧に頭を下げる。

「お迎えに上がりました、お嬢

一方――

「なんですって、蘭が?!」

「三日間の休暇を? 何かあったんですか」

それはそこまで驚愕事態なのか。

「蘭が自分から休暇を申請した事なんて無かったじゃん」

さすがブラックアカデミア。

ところかわって、とある温泉旅館――若女将として宿を取り仕切る蘭。蘭の実家は草津の温泉宿であり、蘭は番頭の刈谷の頼みで、入院した母の代理として旅館に戻ってきたのであった。

天才プログラマーでゲーム好きの現代っ子である蘭が古風な旅館の跡取りだった……という展開なのですが、あまりに淀みなく若女将業務をこなす為に、ギャップ的な面白さはこれといって無し。そして本編の狙いも、この後全く予想と違う面白さに突き進んで行く事に。

メルザードでは保護色能力と高い戦闘力を持つカメレオン怪人が誕生するが、ドードのおふざけがきっかけで、三味線の音が弱点である事が発覚。

「地上にあんな物があっては作戦に支障が!」

「おのれぇ! えぇい! おまえを苦しめる物は全て破壊する。その上で存分にビーファイターを叩け!」

兄者一行、地上の三味線を破壊して回る事に。

「メルザードが日本各地で、三味線を壊しまくってる!」

「何考えてるんだあいつら!」

ドードがいきなり三味線を取り出して弱点発覚、は強引もいい所なのですが、そこはかとなく前回の、日本日照り作戦を実行する為に人工降雨を阻止しようとする、と方向性が被っているのがおかしみを増し、何かまた、駄目な方向に面白く。

長らく、1996年の東映ヒーローは、コメディ(『激走戦隊カーレンジャー』)とコメディ(『超光戦士シャンゼリオン』)の間を王道路線(『ビーファイターカブト』)が走っているという認識だったのですが、全部コメディでしたよ!

草津温泉にまで出没したライジャとミオーラにより蘭の三味線も破壊されてしまい、満を持してカメレオン怪人が登場。兄者一行を追っていた甲平達が合流して3人はビーファイターに変身するが、カメレオン怪人の保護色はハイパービートスキャンでも見破れず、大苦戦。旅館の従業員が巻き込まれた際に偶然鳴った三味線の音色にカメレオンが苦しんだ事で、ジャミングビームによりなんとか一時撤退成功する。

甲平と健吾にも蘭の事情が説明されるが、家業に縛られるのが嫌で実家を飛び出していた蘭は、家伝の三味線が破壊されてむしろ清々したと率直に口に出し、それを聞いた番頭は、蘭母が入院したというのは嘘だと告白。蘭母は蘭を実家に連れ戻す為に、アメリカに近代的なホテル経営を学びに行ったのであり、伝統的な旅館を守りたいと考えていた番頭は、蘭母には秘密で蘭に若女将をやってもらう事で、考え直してもらおうとしたのであった。

周囲それぞれの勝手な思惑に飛び出した蘭は、タフで強い母親と向き合えずに逃げ出したのかもしれない、とこぼし、両親が出張中の鳥羽家の事情も拾うなど、ただのアホ回ではなく、簡単に答の出せない家族それぞれの思い、という要素を入れてきたのは悪くなかったです。

「親も子もどっちも一生懸命にやってる。だから難しいんだ。でもそれだけでも素晴らしいんじゃないのかな。たとえ一緒に歩けなくても。みんな、一生懸命なんだ。あなただけだ刈谷さん、そのどっちもよく知ってるのは。番頭さんてのはそういう役目だ。私とよく似てる。はははははははは」

似てないよ。

前回今回と明らかに、小山内博士軌道修正がはかられているのですが、見るからに年長な番頭に対する口調といい、間を持って取りなすのかと思いきや自分を持ち上げる所といい、根本的な人間味の薄さが隠しきれません。

ビット調査により、三味線の音色の波長がカメレオン怪人の弱点だと判明するが、既に日本中の三味線は破壊し尽くされている! 対応策を練る前に、街に出現して破壊活動を始める兄者一行。

「戦え! ビーファイター。街がどうなってもいいのか」

「この地上に三味線がなくなった今、ガメレオーダは無敵。倒せるものなら倒してみろ!」

カブトンとクワガーが立ち向かうもカメレオンの戦闘力に追い詰められたその時、実家の蔵の奥から母親が大事に取っておいてくれた三味線を見つけた蘭が、炎の女将として推参。華麗なバチ捌きでカメレオンを苦しめると大爆発に追い込み、テントウスピアーでフィニッシュ。かくしてメルザードの、三味線全滅計画……じゃなかった、ビーファイター抹殺計画は失敗に終わるのであった。

「ごめんなさい、刈谷。私、今の仕事に誇りを持ってるの。今、はっきりわかった」

蘭は改めて旅館を継げないと自分の道を進む事をハッキリさせるが、アメリカの母からは「旅館は続けるので今の仕事を頑張れ」とメッセージが届き、実は博士が蘭母を説得していたのでした、で博士に人情味を見せてオチ。

…………これ、空気読まずにビットが博士の裏工作を明かしてしまった、みたいに描かれているのですが、いいタイミングで種明かしをするように博士がビットをプログラミングしておいた真相だと思います

今作で鬼門になっている東條×宮下コンビかつ、危なげなサブタイトルという事で期待しないで見たのですが、前回よりよほど面白く、『ビーファイターカブト』は本当に、どこへ進もうとしているのか(^^;

面白いに越した事は無いのですが、作品全体としては、面白さが物語としての積み重ねとあまり関係ない、ネタの瞬発力勝負になっているのは気になる部分。

前作が昆虫魂とか多次元世界とかの設定面をかなり押し出す作風だったので、2年続けて同じ事をやるのを避けているというのはあるのかもしれませんが、それにしても世界観へのこだわりが薄すぎる気がして、夏休み明けにシリアスな新展開が来るのか、だんだん不安になってきました!

次回――

「人はいつか、自分一人で歩いていかなければならないんだ。ひとりぼっちで荒野に。自分自身に誇りを持て。男の生き方、俺が見せてやる!」

予告の甲平モノローグがやたら格好良くて、不安(え)

さやまきさやまき 2017/02/19 20:10 ツッコミ出したらキリがないカブトな訳なんですが(笑)
やはり問題は面白いんですが別にビーファイターでもカブトでもある必然が全く皆無な所で
それこそカーレンジャーやシャンゼリオンでやったほうがハマる気がするネタ回だったわけで
日本中の三味線ってそもそも全部で何台あるか解ってやってる作戦なのかとか
三味線壊すより音波自体を遮断する装置とか作ったほうが百倍早そうだし
なんだかんだで温泉女将話はあってもなくても大した影響はないし
(別々のシナリオをただくっ付けた以上の相乗効果は産まれてない)
ドタバタ劇の面白さだけで無理やり乗り切ったというか
このノリにしたのは演出側の工夫のおかげで脚本ベースではもっとどうにもならん的な感じに監督が読んじゃったんじゃないかとか
掘れば掘るほど地雷が埋まってそうで空恐ろしいです(苦笑)
どうしてシリーズ化する度に迷走とテコ入れが複雑に交錯するスクランブル交差点みたいになっちゃうのかなぁσ(^_^;)

さやまきさやまき 2017/02/19 20:29 ダンジョン飯も次で完結なんですかね〜?
ドラクエ系のゲームやってるとあるあるネタ満載なんですが
TRPG(テーブルトークRPG)だと割とちゃんと押さえてたりするんですけどね
買えるザックのキャパと食料の質と貨幣の質と装備品をどう折り合わせるかは冒険以上に悩ましい(笑)ですし
意地の悪いゲームマスターならその辺を細かく攻撃して財宝か食料か帰還かの究極の選択を迫ったりするので
割とそういう感覚に近い感じで読んでますね
あとダンジョンの構造というかダンジョン自体に意味を持たせたりするのはウィザードリィも思い出します(ウィザードリィTRPGもありましたが)
ウィザードリィ関連の単発ドラマ(CDドラマ)でもワードナの迷宮に挑む冒険者達が外部(リルガミン)からの刺客と戦っていると
とんでもない介入が終盤に発生するとかありましたから
そういうのも踏まえた上で僕は楽しんでます
20年前ならダンジョン飯TRPGとか速攻で発売して友達と一緒にやってただろうなぁとか思いながら(苦笑)

2017年02月18日 ちょっと寝不足

[]わんだばだばだばだ

◆さやまきさん

 >明らかにオーブよりもデカくて危なそうな怪獣が目の前にいるのにオーブを攻撃する事になんの躊躇もない

オーブだけ出てきた、とか、怪獣を倒した後に残ったオーブに攻撃、ならまあ良かったのですが、先に出ていたゼッパンドンを無視しているようにしか見えない、のはやってしまいましたよねぇ……。「オーブvs地球防衛軍」をやりたいなら、単独テーマとして1エピソードやった方が良かったなぁと。

 >怪獣に有効打を与えた事すらないビートル隊では蚊トンボ扱いされて撃墜されるのが関の山(下手すれば相手にすらされない可能性もある)

意外と強いぞビートル隊、という見せ方もあったと思うのですが、精神的気高さすら描かれませんでしたからね……(^^;

 >いくら作り手が防衛チームを魅力的に描こうとしても見ている子供は[どうせビートル隊と一緒だろ]として

 >ビートル隊基準で食い付いてくれない危険性もある訳で(最悪防衛チームの存在が視聴率を下げる要因になってしまう)

ああ確かに、シリーズとして考えた時のデメリット、というのもありますね……。

 >そういう事を考えたらビートル隊の行動はあらゆる面で最低だったなと見ていて思ってしまいました…

『オーブ』における悪い部分がまとめて出てしまった感じでしたね。やりたかったと思われる事を優先しすぎて、全体のバランスや、諸々の配慮を測り損ねてしまったなぁと。

 >渋川さん回は流石はベテラン俳優さんを配置してるだけあって

 >ただ配置してるだけじゃないよ!というのを堪能させて貰いましたww

毎回の登場の時はキャラで笑いを取ってもらう形が多いので、全編それだと嫌だなーと思ったのですが、むしろきちっと俳優・柳沢慎吾を使ってきて、面白かったですね。

◆インザファイトさん

 >いやー、今回はゲストも面白かったですね。

怪人とゲストキャラで突破、という点では閑話休題エピソードのお手本みたいな話でしたね(笑)

 >後親子に関しても、ゆいちゃんに向かって怒鳴ったのはちょっとなー、と思ったり^^;

あそこでゆいちゃんを、ああいう形で絡めた事を考えると、やはり意図的に駄目な人間として描いていたのかなーと思う所です。

 >そんなパイナプラーの声優は堀川亮さん。

堀川さんも、主人公から駄目人間まで幅広いですよねー。パイナップルは色々と合わせ技で良い怪人でした。河童の声優さんは、イルバ、そして後の『タイムレンジャー』のタックと知ってビックリ(^^;

 >一方で新戦隊がスタートしましたね。しかし9人もいるとそれぞれのキャラクターを立てるのが大変なのではないのでしょうか^^;

一人一人を濃いめにする、という手法がとりあえず良かったと思いますが、面白そうな設定と地雷要素が表裏一体な感じなので、心意気が大惨事パターンにならないといいですね……(^^;

 >あと宇宙を旅するスペースオペラ劇をいつまで続けてくれるかにも期待です。「ジャスピオン」でもやってましたが、

 >たった4話で地球劇になってしまったので^^;

ロードームービー要素ってなかなか続きませんが、思い切った設定にしてきたので、継続を期待したいです。

[][]『ビーファイターカブト感想13

◆第21話「雨を呼べ泣き虫英雄ヒーロー」◆ 監督:東條昭平 脚本:小林靖子)

猛暑の続く東京では深刻な水不足となり、気象ロケット・ナイルはなんでも知っている打ち上げ、人工降雨によりこれを打開する事に。だがその頃、メルザードでは熱風を吹き出す力を持ったコンドール怪人が誕生し、この機に地上を渇ききった不毛世界へ変えてやる、と出撃する。

……えー……猛暑と水不足にメルザードが噛んでいるのかと思ったら全くそんな事は無く、地上の状況を征服作戦に利用しようというのは頭脳的とはいますが、その為に雨が降っては困るからまずはナイルを破壊するのだ、となると迂遠に過ぎるというかせせこましいというか、根本的な所でこの作戦、普通に雨が降ったらご破算なのでは。

メルザード怪人のスペック的にやりすぎという判断があったのかもしれませんが、水不足に繋がる異常気象の原因がメルザード怪人、とすればもっとスッキリ収まったように思えるのですが、どうしてこうなった。

いっそ

「今、地球は、その星に住む一部の人間達によって汚され続けている。光は陰り、大地は砕かれ、そして海は死んだ。これらは全て自分利益だけを求める、人間達の仕業であった」

という勢いで、猛暑の原因は人類による環境破壊だ、とでも持ち込めばまた別の方向性もあったかもしれませんが、そういうテーマ性は一切なし。

横糸として絡んでくるのは、泣き虫中学生・恭一とビット友情で、パソコン通信で知り合った少年への激励機能を持つビット、有能。

と思ったら、直接会いたいと言われて一方的に連絡を絶ち、甘い言葉をかけるだけかけてポイ捨てという、なんという外道AI。

「なんでだよ、会えばいいじゃないか。誰にも遠慮する事ないって」

プログラムである為に人間として友達になれない事を気にして及び腰になるビット、という要素は面白く、それを励ます甲平は毎度の事ながらいいヤツなのですが、後ろでうんうん同意を示す健吾と蘭は、今回完全に置物状態。健吾はともかく蘭はビットの作成者であり、本来はもっと絡んでいって然るべきだと思うのですが、凄くやる気無し。

ちなみに今回、妙に小山内博士の表情が挿入される回数が多く、今更ながら、本部で作戦指揮を執り若者達を暖かく見守る博士、の印象操作を目論んでいるのか。良いか悪いかで言えば良いのですが、遅きに失した感も(^^;

宇宙センターが爆破された事でナイルの打ち上げが不可能になり、街はコンドール熱風による激しい乾燥により炎に包まれていく。この危機を打破するにはなんとしてもナイルを打ち上げて雨を降らせる他ない。オリジナルの打ち上げプログラムを入手したビーファイターは、センターと同系統システムを利用してナイルを打ち上げる事に……と敵も味方もナイル打ち上げに焦点を合わせるのですが、肝心のナイルが冒頭になんとなくイメージ映像で出てくるだけで実質的に劇中に登場しない為、幻の超兵器の噂を弄んでいるような事になってしまい、どうにも盛り上がり不足。

これに恭一少年が巻き込まれ、最終的にはビットの声援で立ち上がった少年の活躍で打ち上げ成功、となるのですが、一面炎に包まれた出口無しの空間! と恭一少年を追い込みすぎてしまい、泣き虫少年が勇気を奮って立ち上がるどころの騒ぎで無くなってしまったのもマイナス。

そして恭一がシステムを復旧したタイミングで、外でコンドル怪人に大苦戦していたカブトン達が急に気合いで反撃を始めるのですが、二つの場面進行がクライマックスで一つに繋がっているようで、恭一サイドの出来事はカブトンサイドの出来事に何の影響も与えていない為、実は全く繋がっていないという、上辺だけ見せかけた粗雑な構成で、どうしてこうなった。

システム復旧→ナイル打ち上げ成功→降雨でコンドル怪人が弱体化、という展開なら二つの流れが繋がりますし、実際エピローグ前に、降雨を喜ぶ人々のシーンも描かれるのですが、これ、脚本段階では雨中の戦闘になっていたのが、なんらかの大人の事情で雨天戦闘が撮影できなかったりしたのでは。

なお、「恵みの雨だわー」と手に手にバケツを持ちながら雨の中に飛び出す人々の喜びぶりが、若干『コンドールマン』世界っぽい(笑)

最後は、プログラムと人間という壁を乗り越えて、ビットと恭一が友達になって大団円。……演出なのか脚本なのか、スタンダードな交流エピソードにしては、随所に噛み合わせが悪くて盛り上がりに欠け、残念。

ところで、ミオーラ武器が新しくなっている気がするのですが、気のせい?

次回――「メルザード、炎の女将相手よ!」

『ビーファイターカブト』は、どこへ行こうとしているのか。炎の女将録が始まってしまうのか。

えぬえぬ 2017/02/18 23:25 初めまして。いつも楽しく拝見しています。今週のデカレンジャーの配信回はホージーの昇進試験回でしたが、「非情のライセンス」という昭和の刑事ドラマを思い出しました。さりげなく主題歌のイントロがあったり…。当時の子供はポカーンでも、大人にはわかる回ですよね(苦笑)

wayway 2017/02/19 07:50 21話、OPクレジットで小林さんの脚本だと見たので期待してたのですが、中身が色々雑でガッカリでした。

>根本的な所でこの作戦、普通に雨が降ったらご破算なのでは。
見る限り、雨が降らないで水不足、というのが全世界的な話ではなく日本のごく一部(東京一帯?)でしかないので、途中から全世界レベルの計画にすり替えたりするあたり、スケールがよくわからないという(^^;
『コンドールマン』だったらさらに浄水場やダムの爆破まで行って、水を海外から購入せざるを得ない、ぐらいまで数話かけて追い込みそうだなあ、とは思いました(笑)

>なんという外道AI
そもそも「人と交流するのに自分がプログラムだと知られると厄介なので仲間の名前勝手にもじって偽名にするよ!」って発想から始まっているので、ロクなもんじゃありませんな(^^;
ここまで基本サポート役に徹していたピットをメインにするエピソード、という面でもピットをもっと好印象に描いてほしかったです。

>肝心のナイルが冒頭になんとなくイメージ映像で出てくるだけで実質的に劇中に登場しない
私てっきり、打ち上げはまだ完了してなくて、これからどうやって打ち上げるのか……ってドラマだと思ってました(笑)
打ち上げに必要なオリジナルプログラムを持っている研究者とか、カブトが走り出す→コスモアカデミアに映像変わって博士が「受け取ったか?」でもう手にしている、とか尺に納めるにしてもちょっと省きすぎだったのではないでしょうか。

>一面炎に包まれた出口無しの空間! と恭一少年を追い込みすぎてしまい
ここで甲平が恭一に「ここを動くな!」と言ってしまうのもどうなのかと思いました。
確かに外は空襲の真っ只中なので、恭一少年を連れ出すのは危ないですが、目の前でメラメラ炎が上がっていて瓦礫も目一杯降ってきて直撃寸前なのに「ここにいろ」って「死ね」と言ってるのも同然だと思うのですが(^^;
ピットの励まし部分も、メイン電源が落ちてコンピューター同士でつなげられないって話なのに通信音声は何故か届くなど、電源の扱いがよくわからないことになってましたし、ピットとカブトと恭一の会話・情報共有がめちゃくちゃになってましたし(どう見てもピット、パソコンを通じて恭一側の様子が見えているとしか思えないセリフ連発してます)、この辺は演出にも問題あると思いますがどうしてこんなことになったのか。

インザファイトインザファイト 2017/02/19 19:40 「星は何でも知っている、ナイルも何でも知っている」
そういえば私が以前ジライヤのゲスト出演回でトトメスを紹介していましたね(笑)しかしそんなトトメスですが、今週の配信回(警官回)でナイルの悪魔に取り憑かれていない一般人を攻撃してしまい、恨みを買っています(笑)ちなみにもう片方の配信回では「メガレンジャー」の久保田博士役の俳優がゲスト出演しています。

靖子にゃん登板回で期待しましたし、実際見てみて自分はいい回だな、とも思っていましたが、どうやら色々と粗が存在するようですね^^;今回が東條監督の登板回だからと言って、全て東條監督のせいにも出来ないですが、演出に関してはどうしても東條監督に非があることを否めないのも事実ですね・・・

2017年02月17日 諦めるなその勇気で限界を超えろ

[]吹けよ嵐

◆さやまきさん

 >変身忍者嵐

東映Youtubeで配信された時は、とりあえず第1話だけ見て、……まあいいか、と継続しなかったんですよねぇ(笑) ハヤブサオーのメンコの上でムギ球が光っているのが、一番印象的な記憶です。

 >時代劇の作劇の中に仮面ライダーを入れ込む(立脚点は時代劇)んだと思ってたら

 >そうではなくて

 >仮面ライダーで時代劇をやる(立脚点は仮面ライダー)だったんだなと

時代劇の中にトンデモを入れると妙に面白くなる時があるけれど、トンデモをベースに時代劇の皮を被せるとなんか違う、みたいな現象になっているのですかね……(^^;

 >ファイズのラッキークローバーはネタ元がハカイダー4人衆(怪人体含む)というのは割と知られた話なんですが

衝撃的ではあったのでしょうが、キカイダーとハカイダーネタは、ホント一部の人が大好きですね(笑)

 >平成ライダーってそういう強さのヒエラルキーみたいなもの

 >クウガでやり切っちゃったせいか後のはけっこうふわふわしてて

敵と主人公のヒエラルキーだけではなく、主人公と2号ライダー(&それ以降)のヒエラルキーも調節しないといけない、というのは難しそうですねよね。結果的に敵が乱高下してしまうというか。

[][]『ウルトラマンオーブ感想・第17話&第18話

◆第17話「復活の聖剣」◆ 監督市野龍一 脚本:小林雄次)

ナオミの病室に入り込む、Dr.ジャグラー。

「夢野さーん。診察ですよ。血圧測りますね」

凄く、変態です。

「あなたがそう言えば人類は一斉にオーブを敵視する。ヤツは一巻の終わりだ」

ジャグラーはナオミを精神的に揺さぶり、この機会にオーブを社会的抹殺しようという、なんだか上原大先生的な路線(笑)

それでもオーブを信じるナオミに迫るジャグラーの刃はマトリョーシカを一刀両断するが、間一髪、ナオミを助けるガイ。

「これ以上大切なものを傷つけたくないのに……俺と居るとみんな不幸になる……」

格好良く助けに来たと思ったら、一つだけ残ったマトリョーシカを手にいきなり浸る風来坊だが、ガイを信じると告げるナオミは、その一つをガイへと託す。

「どうせ中身は空っぽなんだろ」

そうさ俺は中身がない上に器の小さいこのちっぽけなマトリョーシカがお似合いの男さ! と実に面倒くさい方向にやさぐれるガイ。そんな事だから、光の国の就職試験に落ちるんですよ!!(風評被害

「違うよ」

「え?」

最後の一つには、希望が残されてるの」

その頃、ビートル隊はオーブを敵性宇宙人として、攻撃対象認定していた。

「いいか、何かを守るって事は、何かを傷つける覚悟を持つって事なんだよ」

一徹の言葉を聞いたジェッタは、これまでのオーブの戦いも、何かを守る為に別の何かを傷つけていたという事に気付き、今作なりに正義暴力に理由付け。

「正義にだって、光と闇の面がある」

そしてサンダーブレスターとは、その危ういバランスの上に成り立つ、正義の抱える負の面が出てしまった姿である、と普遍的テーマを巧く繋げてきました。

一方ガイは、「握った手の中、愛が生まれる」という言葉、ルサールカ出身、ナオミの歌、懐かしいスープ、光の巨人の夢……などの点と点の繋がりに気付き、最後に残ったマトリョーシカの中に隠されていた、ガイとナターシャが一緒に写った写真を目にして涙を流す。

(君はあの爆発に巻き込まれ、死んだんじゃ…………ナオミは、ナターシャの子孫……)

前半からわかりやすかった伏線が収まる所に収まり、明かされた血統の因縁を知ったガイは過去呪縛から放たれて立ち上がる。しかしガイさんやはりというか、メンタルの弱さを隠す為にキャラ作りするタイプだったか……。

ありがとう……。ナオミ……頼みがある」

「なぁに?」

「今のメロディ、今度オーブが現れたら、歌ってやってくれないか。オーブを救ってやってほしい」

まるでそれを待っていたかのようにゼッパンドンが出現し、ナオミに宇宙ハーモニカを託すと、戦いへと走るガイ。

「全力で来いよ。俺に太刀打ちできるのは闇のカード、だけだ」

「俺はもう闇を恐れない。ナオミのくれた勇気で、闇を抱きしめてみせる!」

自分の中の破壊衝動から目を逸らさず、それを受け入れながら前へ進む事を覚悟したガイは、遂に理性を保ったままサンダーブレスターを発動。

「闇をいだいて、光となる!!」

オーブ雷は開幕のダッシュチョップから、本日執拗な頭部への打撃、打撃、打撃! だがゼッパンドンはこの暴虐の化身と互角の戦いを見せ、レッドファイト流口掴みからレッドフォールへのコンボを阻まれたオーブは、送電線引き抜き。

「いいねぇー! その暴れっぷり。惚れ惚れする!」

なんか段々、ジャグラーはレッドマン先輩のファンに見えてきました(笑)

オーブ雷は装備した送電線でゼッパンドンの頭を殴りつけると、ひん曲がった送電線の一部を取り払い、取り回しがいいように手頃な鈍器の形にした上で頭蓋に連続で叩きつけるのが素敵すぎます。

「ぬるい! おまえの闇は、そんなもんかぁ」

両者の戦いが熾烈を極める中、オーブへ向けて出撃してしまうジェットビートル。身内への恨みはあるでしょうし、一応「まずはウルトラマンオーブに攻撃を集中せよ」という台詞はあるのですが、この局面でゼッパンドン無視のビートル隊はどうなのだろう……。

オーブ雷の背中にビートル隊の攻撃が突き刺さり、生じた隙に炸裂するゼッパンドンファイヤー。戦いを見守っていたSSPの面々が足下で巻き込まれ、「全機、退避せよ! 退避だぁ!!」と何の役にも立たないままビートル隊はそそくさと退却(おぃ)

だが、激しい爆炎の中で消し飛んだかと思われたオーブはナオミ達をかばいながら健在で、オーブに守られたナオミ達が見上げるというカットで、サンダーブレスターがヒーローの顔になるのが印象的。ガイとの約束通りにナオミはあの歌を唄い、苦しむジャグラー、そして、宇宙ハーモニカのメロディを重ね、かつての自分に決着をつけるガイ。

「己を信じる勇気。それが力になる。これが本当の俺だ!」

「覚醒せよ、オーブオリジン

ブランクカードに光の力が宿ると、オーブリングが突然具体的に喋りだし、ゼッパンドンの素体であるマガオロチ尻尾部分から飛び出す聖剣。辻褄はなんともですが、魔王獣がらみの伝奇要素を拾う形で草薙剣神話になぞらえられた、光の剣――オーブカリバー――を手にしたオーブは、遂にかつての力を取り戻す!

「俺の名はオーブ、ウルトラマンオーブ!」

いちゃいちゃタイムトラウマ彷徨居候とレッドファイトとどん底を乗り越えて、満を持して復活したオーブ:オリジンですが……うーん…………とりあえず、中で黒タイツのガイさんが剣を振り回している、という絵がえらく間抜け(^^;

この辺り、戦隊ライダーに比べて、“ウルトラマンが玩具ギミックを押し出す映像”に私が慣れていない、というのが影響している部分があるかとは思いますが。

それからいきなり命令形で喋りだしたリングが凄い違和感なのですが、ずっと無機物だと思っていたけど、もしかしてリング先輩だったの?!

肝心のオーブカリバーは、水土風火の文字ベースにした四大属性の紋章デザインと、風来坊のテーマをアレンジした効果音は格好いいのですが、鍔元と刀身のバランスが悪くて、全体の見た目は微妙子供向け玩具デザインとして、あまり刃部分を長くできない都合があるのかなとも思う所ですが……それにしてもどうももったりしたイメージがちらつくな、と思ったら、えーとアレか……仮面ソード(『仮面ライダー電王』)を思い出すからか!

回すし!

映像的な不満点はともかく、過去を乗り越えたオーブ大逆転のクライマックスは盛り上がったのですが、欲を言えば、このバトルは主題歌でやって欲しかった所。風来坊のテーマ:バトルアレンジも話の流れには沿っていますし格好いいのですが、

何度倒れても 立ち上がればいいのさ

変わらぬ強い意志が 明日への絆になる

を期待して、やや前のめり気味に待機してしまったもので(^^;

復活した光の巨人・オーブ:オリジンは、ウル仮面ソードを振るって繰り出す、俺の必殺技・グランドで無敵のゼッパンドンシールドを砕くと、俺の必殺技パート3と見せかけてストレートど真ん中でフィニッシュ。

俺死んでほしいって……顔してるよなぁ。

ゼッパンドンを消し飛ばされ、融合を強制解除されて倒れたジャグラーの目の前では、地面を転がったジャグラーリングが消滅してしまい、ジャグラーは悲痛な絶叫をあげる……。

しかしジャグラーは、変身できないガイを刺し殺すわけでもなければ、奪ったカードストックは素直に返すし、ナオミと逃げている所を念入りに潰しにもいかず、詰めが甘いというよりは、故意に最後の一手を詰めていないのですが、追い込んで追い込んで追い込んだ末に、地獄の淵から立ち上がったガイに叩きのめされて惨めに這いつくばるのが最高に快感という、素晴らしい変態に成長したなぁ……。

サディストと見せかけて真性のマゾヒスト、という業の深い性癖に全宇宙が泣いた。

(君の繋いだ命は、100年後の未来も生きている。ナターシャ……安心してくれ。これから先の未来も、俺はずっと守り続ける。――この星に、命が続く限り)

未だ出自のよくわからないガイさんですが、とりあえず現在のところ、職業:地球の守護者(自己申告)、という事でいいのか。私の中ではすっかり、光の国で就職に失敗した人という扱いなのですが、人生可能性は一つじゃない。

それにしても、怪獣を無視してオーブに攻撃→役立たずのまま撤退→ジェッタが撮った映像を根拠にオーブへの攻撃命令を解除、ってビートル隊は組織として大丈夫か。

そもそもはウルトラマンがビートルを撃墜する、というネタをやりたかったのでしょうが、ガイの心理的焦点が「ナオミを傷つけた事と重なる過去のトラウマ」の方に向いてしまった上に(撃墜を気にしていないわけではないでしょうが物語として)、ビートル隊から攻撃を受けても特に反応が描かれない、とにかくオーブの視線がビートル隊に全く向かない為、ビートル隊を出すメリットデメリットを考えた時に、今回の使い方なら出さない方が良かったのでは、と思うところ。

繰り返し書いていますが、今作前半において、“SSPとオーブの物語”の中ではビートル隊は“見えない”存在であったわけで、それが“見える”ようになった事が、終盤に物語として噛み合えば良いのですが。

◆第18話「ハードボイルド・リバー」◆ (監督:武居正能 脚本:瀬戸大希)

いつもはこれといって面白くない「前回までの『オーブ』」が渋川一徹名場面集という小技から、「渋川一徹の朝は早い。俺の長い一日は、一杯のコーヒーから始まるのだ」という一徹のモノローグでスタート。

しれっと街中で宇宙人追いかけたり、SSPの“見えない”所で日夜ビートル隊が活動しているという描写が入るのですが、これをやるならやはり、変にオーブの物語の中にビートル隊を持ち込まないで、この渋川回でだけ、ビートル隊の存在が“見える”という方が全体の構成として面白かったような。

……まあ、渋川回が最初から確定していたわけでもないでしょうから、難しい所ではありますが。

「俺は科学特捜チーム、ビートル隊隊員として、日夜、宇宙人や怪獣の魔の手から、人々の平和を守っている。……そんな俺の唯一の弱点――それは、一人娘のテツコだ」

つい先日ナオミママから、地に足ついていない風来坊への罵詈雑言にかこつけて、結婚できない男代表みたいなボールを投げつけられていた気がしましたが、一徹に中学生の娘が居る事が発覚。今回出番が多い事もあり結婚指輪をはめている事に気付いたので録画残してあったエピソード確認してみたら、少なくとも馬場先輩回では結婚指輪をはめており、一徹が結婚しているという設定はきちっとあったようで、先日の病室のシーンは単なる私の読み間違いか(^^;

年頃の娘との距離感に悩む一徹はSSPに相談を持ちかけ、まあ、中学生女子としては名前が一徹の「徹」から「テツコ」の時点で、こじれるな、と(笑)

世話になっている一徹の為、キャサリン自称するテツコに一徹の立派な姿を見て貰おうと、SSPは一日尾行提案

そこに帰宅したガイ(見た目はハイスペック)に即座に好意を示すキャサリンの姿で、あ、この娘、駄目な男に引っかかるタイプだとこれ以上ない説得力を一瞬で持たせるというのが、素晴らしい演出(笑)

しかしガイさん、客も家主も無視して、袋一杯に買ってきた鯛焼きを黙々と食べ始めているのですが、それは残念とか風来坊とか通り越して、ただの本当に駄目な人だよガイさん! ナオミママに機関銃掃射されても文句は言えないよガイさん!

キャサリンは、ガイが同行するならOKと尾行に前向きになり、オーブ=渋川説を唱えるジェッタは、その正体を掴むチャンスと大張り切り。

キャップー、ガイさんも行くってー!」

「じゃあ決まりね。サムシング・サーチ・ピープル、しゅつどぉー!」

(なんかもう、俺正体ばらしちゃおうかな……)みたいな顔になる居候みたいなヤツ。

かくして翌日、渋川を尾行する5人だが、渋川は街で次々と女性に声をかけたり密着したりを繰り返し、零下140度へと下がっていく尾行班の視線。キャサリンはとうとう尾行を中断して走り去ってしまうが、そんな少女を気遣うガイ。……この後の展開を考えると、キャサリンに気を遣ったのではなく一徹に気を遣ったと思われ、ガイさんは妙に、一徹の事がお気に入り。

「……子供の頃、あの人は、平和の為に頑張ってる、格好いい人だと思ってた。……ヒーローだって、信じてた。……馬鹿みたい。なに言ってんだろ、あたし」

「……太陽は沈んだら見えなくなる。でもね、見えないだけで、地平線の向こうではずっと輝いているんだよ」

「なに、それ」

「見えない所で輝いてる光もある。ヒーローなんてのはそんなもんなんだよ」

「わかんない。言ってる事わかんないよ」

「いつかわかるさ、キャサリン」

……単に、俺的ヒーローの美学を語りたかっただけなのかもしれない。

ところでこの会話シーン、妙に2人の声が浮いて聞こえるのですが、普段同時録音なのにここだけアフレコだったりしたのか?(普段、同時録音なのかどうかも知りませんが)

一徹が廃工場へ向かったという連絡を受けて再びナオミ達と合流するキャサリンだが、そこで一徹が問い詰めていたのは、キャサリンが夢中の路上アクセサリー販売の青年、タカヒロ。父が自分の件で青年を脅しているのだと思い割って入ったキャサリンだが、なんとタカヒロの正体は悪の宇宙人・シャプレー星人だった。身につけるだけで痩せると販売していたアクセサリーは人間の生体エネルギーを奪う効果を持ち、タカヒロを探る一徹が女性達に接触していたのは、そのアクセサリーを回収する為だったのである。

「この星は、まさに俺の人間牧場さ!」

シャプレー星人は集めたエネルギーを使って、強化ベムラーを召喚

「俺の……俺のたった一人の娘を! 絶対に許さねぇ!」

「渋川のおっさん! 後は頼んだぜ!」

陰謀の可能性に気付いていたガイは、シャプレー星人を一徹に任せると、ベムラーと戦う為にオーブに変身。ガイは割と一徹を信頼している様子なのですが、これまでの長い人生経験から、地球を守る優秀な人材だと認識しているのか。

実際、SSPからはコメディリリーフ扱いのおじさんは劇中の実績を見るとかなり有能な隊員だと思え、本来バディで行動するべきところを単独調査していたのは迂闊なものの、ここまでの描写からすると恐らく単独行動権限を持っていると考えられる事からも、物凄い実績持ちの宇宙人ハンターなのでは。

「俺の名はオーブ! 闇を照らして、悪を討つ!」

「オーブ、そっちは頼むぞ」

戦隊でたまにロボと人間大の同時戦闘をやると、意図したほど絵的に盛り上がらないパターンが多いですが、渋川vsシャプレー星人、オーブvsベムラー、の映像を同一フレームに収めるのは最初だけにしたのと、トラウマを乗り越えて絶好調のオーブvs懐かし怪獣/光線銃しか持っていない人間vsマジックアイテム装備の宇宙人、という相互非対称性が、面白い状況設定に。

そして絶好調オーブが調子に乗っていたら光線を跳ね返されて吹っ飛ばされるカットから、渋川が吹っ飛ばされるカットに繋ぎ非対称で始まった戦闘が徐々にシンクロしていくという流れも秀逸。

オーブには先輩達の退社時間が迫り、渋川もシャプレー星人に追い詰められていくが、その時、父の勇姿にガイの言葉を思い出したテツコの声援が響き渡る。

「おとうさーん! がんばれー!!」

娘の激励に奮起する渋川、そして、同じく立ち上がったオーブもオリジンを覚醒してオーブカリバーを装備。

渋川とオーブの戦いをシンクロさせる事で、以前にドン・ノストラが口にしたまま未だ大して補完されていない「オーブは人間との絆で力を得ているんだよ!」という設定を間接的に拾ってきたのは非常に良かったです。……この設定というか言及はもう少し補完しておかないと、後で特大の地雷になりそうで凄く不安ですが(^^;

「銀河の光が我を呼ぶ!」

「うあぁぁぁぁぁぁ!!」

オーブはウル仮面ソードで反撃開始、渋川は雄叫びと共に突撃すると目つぶしを浴びせて組み付きに成功。オーブは強化ベムラーの力の源である角を破壊すると俺の必殺技・フレイムでフィニッシュし、渋川は危険物の入ったドラム缶射撃により爆破して、シャプレー星人を大爆殺。

「あばよ」

今回なにがハードボイルドだったって、ドラム缶を銃撃する際の笑顔と、大爆発に背中を向けての「あばよ」から漂う、あーこのおじさんは、これまでも数多の侵略宇宙人をこうやって葬り去ってきたので、今更これぐらいの事では感情の針がピクリとも動かないのだぁ……というのが、凄くハードボイルドでした。

地球は狙われている。

オーブ&渋川のシンクロを丁寧に描いてかなり長い尺の戦闘でしたが、渋川パートをギャグ一切抜きにしたのは良かったです。最後の「あばよ」は役者の持ちネタですが、ハードボイルドの中にギリギリ収めて踏み外しませんでしたし。

にしても渋川、シャプレー星人に組み付きながらオーブの動きを気にしていて、「今だ!」と必殺技に合わせて爆殺しているのですが、オーブの必殺技の余波でも利用するかと思ったら全くそんな事はなく、このぐらいの修羅場日常茶飯事なので、割と余裕あったのでは疑惑(笑)

地球は狙われている。

一徹からのサムズアップを受け、オーブは帰還。ジェッタの、オーブ=一徹説は脆くも崩れ去ると共に、渋川の仕事さぼって遊んでいた疑惑も解消されるのであった。

「オーブって……いったい誰なんだろうなぁ」

「は? さ、さあな」

と誤魔化すガイに視線を向けたキャップが苦笑しているようにも見えるのですが、やはりさすがに正体わかっているのかいないのか。

「信じ合える人が居るって、いいもんだな……」

父娘の仲も縮まって大団円……から、その夜。辛うじて生きていたシャプレー星人を、ラフな服装になって妙な耳飾りをつけたジャグラーが斬殺する、という不穏な引きで、つづく。

SSPに聞こえていないガイの呟きの後に出てきたのがジャグラー、というのはなかなか意味深な感じ。以前に、ジャグラーの変なポーズでオーブのテンションMAX事件がありましたが、やはりかつては絆パワーを充填しあう仲だったのか?!

大きな山を越えた後の閑話休題エピソードでしたが、ギャグやパロディ寄りになるかと思ったらしっかりした作りで、こういう緩めの回に当たりがあるのは、今作の良い所。ガイの語るヒーロー美学が、馬場先輩回を踏まえる内容だったのも良く、面白かったです。

次回――なんて無理のある女子高生姿!(失礼)

ところでOPがマイナーチェンジされ、カリバーやオリジンの映像が入るようになったのですが、最後のフォームキャスト揃い踏みシーンのオリジンのポーズが謎。……ろくろ回してる?

さやまきさやまき 2017/02/17 21:33 17話のなにが最低だと言って
放送だけでなく制作中も多分シン・ゴジラ環境以降なハズなのに
ビートル隊が完全にアウトな所でした…
明らかにオーブよりもデカくて危なそうな怪獣が目の前にいるのにオーブを攻撃する事になんの躊躇もない
百歩譲ってオーブを攻撃するのが命令だから仕方がないとしても
それでオーブを倒してしまったら(倒すのは怪獣でビートル隊はその手助けをするだけなんですが)ビートル隊であのゼッパンドンが倒せるかって言ったら
怪獣に有効打を与えた事すらないビートル隊では蚊トンボ扱いされて撃墜されるのが関の山(下手すれば相手にすらされない可能性もある)
更にオーブと怪獣の足下に民間人までいる(うろちょろしてるのも悪いけど)のに全く考慮に入れない
更に百歩譲って民間人は目に入ってなかったとしても
同じビートル隊の渋川も居たんだからこれは言い訳にならない

シン・ゴジラではゴジラ撃滅の絶好のチャンスだったのに射線上にジジババが居た為に
[自衛隊の弾を民間人に向ける訳にはいかない!]と
作戦中止までして、弱腰と思われてた政府首脳の株を上げたのに
(後知恵でこの時に攻撃してればゴジラは仕留められたので後々の被害を較べるとこの時ジジババを見捨てたほうが良かったんですけども)

もっとマズいのが
ウルトラでの防衛チームは基本役立たず(ウルトラマンを立てる必然で)なんですが
作中や外での擁護として映ってない所や放送してない間はちゃんと活動してますからって言えるんですが
ビートル隊に関してはこれすら当てはまらない
つまりこの後に作られるであろう新しいウルトラマンに新しい防衛チームが付いてきても
いくら作り手が防衛チームを魅力的に描こうとしても見ている子供は[どうせビートル隊と一緒だろ]として
ビートル隊基準で食い付いてくれない危険性もある訳で(最悪防衛チームの存在が視聴率を下げる要因になってしまう)
そういう事を考えたらビートル隊の行動はあらゆる面で最低だったなと見ていて思ってしまいました…
というかそういう事も考えての演出だったのか?下手すりゃ自分で自分の首を思いっきり締めてるんだって少しも思わなかったのか?
と演出に疑問を持ってしまいました…

渋川さん回は流石はベテラン俳優さんを配置してるだけあって
ただ配置してるだけじゃないよ!というのを堪能させて貰いましたww

インザファイトインザファイト 2017/02/18 19:13 アッキー&扇澤氏の二大夏休み脚本炸裂!(笑)
いやー、今回はゲストも面白かったですね。人魚役の子は普通に可愛いし、親子は扇澤氏お得意のどこかネジが2、3本抜けたような(笑)強いて言えば、人魚の最後に起こった奇跡についてはどうにかして説明してほしかったかな、とは思います。後親子に関しても、ゆいちゃんに向かって怒鳴ったのはちょっとなー、と思ったり^^;

今回は怪人が秀逸の一言に尽きます。人魚回に登場した、いかにも戦隊怪人なパイナプラーは「今年の夏のお中元は、ビーファイター缶詰で決まりだっ、プルッ!」に始まる台詞が面白くてずるいです(笑)
そんなパイナプラーの声優は堀川亮さん。今の子供たちからしたら「ドラゴンボール」のべジータの印象が強すぎてかっこいい印象しかもたれないかもしれませんが、メタルヒーローの次の時間で放送された「まじかる☆タルるートくん」や「GS美神」などではコメディキャラを演じており、本人も確かそういったキャラを演じたいと発言していたと思います(笑)
その次に出てきたカッパラパの声を務めたのは前作で傭兵イルバを演じた沼田祐介さん。風貌に反してやってることや声がかっこよくてギャップを感じました(笑)

一方で新戦隊がスタートしましたね。しかし9人もいるとそれぞれのキャラクターを立てるのが大変なのではないのでしょうか^^;もし悪い方面に進むと、「ブルースワット」のサラのようなキャラが一人は出てきてしまうと思います。というかヒーローが3人なのに扱い悪かったキャラが出るということを考えると、どれほど「ブルースワット」が大惨事だったのかを思い知らされますね^^;
あと宇宙を旅するスペースオペラ劇をいつまで続けてくれるかにも期待です。「ジャスピオン」でもやってましたが、たった4話で地球劇になってしまったので^^;

ちなみに東映特撮のガイドブックで調べたところ、「コンドールマン」の後枠は「バロム・1」が配信されるそうです。