〜ものかきの繰り言2016〜

東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。基本的に混沌としていますが、特撮、ゲーム、競馬の話題が多いのは仕様です。
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2016年12月05日 早速カブト

[][]『ビーファイターカブト感想

◆第1話「2代目は高校戦士」◆ 監督:東條昭平 脚本:宮下隼一)

東映側プロデューサーが、『特警ウインスペクター』以降6作品に渡って担当していた堀長文から、前作にも参加していた日笠淳に一本化。関係者いうところの“堀学校”が終わりを迎え、《メタルヒーローシリーズも、今作を持って一つの節目を迎える事に。

物語の舞台は、ジャマールの侵攻を退けた前作から5年後――アースアカデミアは発展継承されてコスモアカデミアと名前を変え、見るからに規模の大きくなった日本支部ビートルベース職員の、青いつなぎの制服が、凄く超力基地に見せるのは気のせいでしょーか。裏で三浦が糸を引いていると考えると、急速な組織拡大にも納得がいくのですが。

真相はさておき、ニューヨーク本部の開発主任となっていた甲斐拓也は、未知の侵略者への対抗策として、老師グルの協力を得て新たなビーファイター計画――ネオインセクトアーマーを完成させていた。

5年の歳月の表現として、拓也はオールバック+眼鏡で登場。向井博士研究を進めていた昆虫魂抜きの発展型プロトアーマーではなく、引き続き昆虫魂にずぶずぶのインセクトアーマーが次世代型アーマーとして採用された影には、凄絶な政治的暗闘があったに違いありません。

ああ! 向井博士の運転する車が蛾の群れに囲まれて交差点に突っ込んだーいったいなにがあったんだー(棒)

半身をサイボーグ化し復讐燃える向井博士がムカイダーJ9部隊リーダーは大作)を率いてネオインセクトアーマーと戦うとかなったら熱いなぁ(おぃ)

そんな折、深海発見された巨大な何物かが浮上、そして突如、ムカデ状のメカ怪物が市街地を蹂躙する大破壊が巻き起こされる!

「我が子よ……メルザードの子らよ、地球は我ら2億年の眠りから醒めた、メルザード一族のものだ」

深海から浮上した巨大生物要塞メルザードスに君臨する女帝、その名をマザーメルザード。

抹殺せよ! 地上に生きる全ての生命を!」

それこそが、地球の生命に対する新たな敵の、出現であった――!

箱物系のマザーメルザードは、デザインや色彩からすると、女王アリのイメージか。石炭みたいなものを取り込んだ女帝が出産するという形で怪人エレバンモスが誕生するのですが、幹部はどちらかというと怪奇寄りのデザインなのに、怪人の目がつぶら(笑)

また、「地上に生きる全ての生命を抹殺せよ!」という女帝が、滅びた種を怪物として復活させる、というのが組織コンセプトとしてもう一つしっくり来ず。この辺りは次回以降で説明されるのかもしれませんが、何となくちぐはぐ。

ちぐはぐといえば、前作の敵が異次元からの侵略者で、それを意識して次世代アーマーを開発していたら、敵は地球の中に居たというのも、何となく噛み合っていません(^^; ……というか、メルザード一族は5年前に、あわやガオームホールに飲み込まれる所だったのか(笑) まあ、その影響で封印が〜とか繋げてくるのかもですが。

コスモアカデミアでは、新たなビーファイターとして、環境捜査員の橘健吾、電脳工学研究院の鮎川蘭が選抜される。最後の1人が見つからないまま街へ向かった健吾と蘭は、そこで、ムカデメカを《挑発》して市街地から引き離すスポーツ万能の高校生・鳥羽甲平を目撃。そして学校に現れたマンモス怪人に立ち向かう甲平の姿を、延々と傍観

甲平を目立たせる都合はわかるのですが、2人とも、何をしに来たのか。

「動物は自由に野を跳ね……走り回る。昆虫は、空を飛び、花は、美しい姿で……人間に、安らかな心を与える」

「何もかも一緒に踏みつぶしてやる!」

自然と人間が調和している地球を、破壊する事は揺るさん!」

マンモス怪人に立ち向かう甲平の特攻精神に昆虫魂が反応し、変身アイテムコマンドボイサーが甲平の元に飛来。

「なんだこれ?」

「まさか、あいつが、あの高校生が!」

「嘘? あたし達の同志?」

ずっと傍観していた健吾と蘭、甲平が同志と確認されたので、ようやく助ける(^^;

健吾と蘭の動きも酷いのですが、甲平の姿に対するアースアカデミアのリアクションを挟んでシーン切り替わったら、学校から全く別の場所に移動してしまっていたのが大失敗。戦闘の都合による場所移動というのは頻繁にあります個人的にはほぼ気にしないタチですが、甲平がマンモス怪人の凍結ガスで妹ゆいが凍らされてしまった怒りで我武者羅に立ち向かっている、という重要感情の流れ――学校という場で戦っている事に意味がある――が、プツンと切断されてしまいました。

とにかく全体的にすっごく雑で、東條昭平監督のパイロット版としてはショックなレベル。

3人は変身アイテム・コマンドボイサーにカードインプットして、超重甲!

ビーファイタークワガー(黒)・ビーファイターテントウ(紫)・ビーファイターカブト(金)

て、凄い配色。

前作がボディビルダーを彷彿させたのに対して、今回は甲冑を思わせるデザインで、「カブト」という名称もそこからでしょうか。怪人軍団を蹴散らしたBFカブトは、前作には無かったバイク型マシンを召喚し、それぞれ槍系の武器を構える、というのも騎馬武者のイメージを感じます。

長物を手にマンモス怪人に突っ込んでいって、すれ違いざまに一閃×2、最後に金が正面突撃で撃破、という必殺攻撃は変化球で格好良かったです。……撮影が面倒そうなので、早晩なくなりそうな来もしますが(^^;

戦い終わって妹の無事も確認し、部活が忙しいし受験もあるしとヒーロー活動及び腰な甲平に、

「地球の平和は任せた。頼むぞ!」

と物陰から押しつける気満々の拓也(笑)

まあ、昆虫魂に選ばれたから、仕方ないですね……。

「遂に……遂に誕生した。若き戦士達。邪悪なメルザードの侵略から地球を守れ。地球に生きる全ての命を守れ。ビーファイタークワガー、ビーファイターテントウ、ビーファイターカブト」

そして、強引にまとめるコスモアカデミアの小山内博士。新生ビーファイターが3人並んで波止場を歩くというお約束のシーンまで入ってしまっているのですが、博士の妄想なのか、反論など無かったかのように甲平が取り込まれてしまったのかは不明。次回果たして、この要素は引っ張るのかどうなのか。

雑な部分が目立ち、正直あまり面白くない第1話でしたが、今後に期待する要素としては、敵の指揮系統が、恐竜長男+カマキリ女、魚次男+アンモナイト爺、という2派閥対立している様子な所。恐竜兄貴からは絶妙へたれ臭が漂っているので、ただの乱暴者ではなく、残念王子路線に進んでくれるといいなぁ……(笑)

あと、今回ラストを締めた小山内博士が実質的ナレーション兼任なのか予告を担当しているのですが、劇中でまだ一面識もない女子高生(甲平の妹・ゆい)にデレデレ、みたいな調子の予告が、正直、気持ち悪い(^^; 近年はとんと見ないノリですが、96年だとまだ許されていたのか。

◆第2話「三葉虫は放課後誘う」◆ (監督:東條昭平 脚本:宮下隼一)

地上攻略に功績が大きい方を後継者、劣った方は食料にする、と兄弟に告げ、派閥争いに油を注ぐマザーメルザード。しかし怪人はマザーに強制的に与えられるようなので、結構、当たり外れが大きいような(笑)

学校でビーファイターのマニュアルに目を通す甲平は、帰ってきたテストが38点で、スポーツ万能だけど成績はあまり良くない様子(勉強どころではなかった発言があるので、普段はもう少しマシ――少なくとも、勉強はしている、と思われますが)。前回ラストの抵抗むなしく、権力の横暴に負けてコスモアカデミアに組み込まれてしまった甲平は、授業中に何の配慮もない呼び出しを受け、妹(両親が仕事でアメリカに居て2人暮らしの為に何かと兄の面倒を見ている設定)に後のフォローを頼んだ事で口論に。

「何よその言い方! 勝手正義の味方なんかになっちゃって!」

「勝手じゃねえ! 選ばれちまったんだ。仕方ねぇだろ」

断ると、毎晩窓ガラスに昆虫の群れがガンガン体当たりしてくるので、仕方ないですね。

にしても、高校生らしさを出したいという意図だったのかもしれませんが、一週間経ったら完全に割り切っているのなら、前回ラストの甲平の反駁は特にいらなかったような。むしろ一体全体、前回と今回の間にどんな 脅迫 説得が行われたのか、コスモアカデミアと昆虫界の闇だけが深まります。

昆虫魂に選ばれたからには、コスモの為に命を捧げよ!

 「迷うな。俺達の命は、地球上全ての命を守る為にこそある。たとえ誰かが倒れても、最後の一人まで、戦って、戦って、戦い抜く。それがビーファイターだ!」

(甲斐拓也)

開発者、こういう思想に骨の髄まで染まっているので。

かくして全体主義英雄候補として世界を守る生け贄に選ばれた甲平はコスモアカデミアに出勤し、連続女子高生行方不明事件について聞かされるが、

「たーいへんだスケジュール調整。さっそくマネージャーに」

どうして蘭は、巻き込んだ民間人をいきなり煽っているのか。

脚本上では、場を和ませる軽い冗談という意図だったのかもしれませんが、女優さんの演技の問題もあって、割と普通に腹が立ちます。

街での聞き込みから新任教師が怪しいと目星をつけた3人は甲平の学校に向かい、ゆいやその友人が謎の繭に囚われた事を知る。地下の隠し部屋を見つけるも蘭がさっそく触手に捕まってぎゃーぎゃーわめき……この女、個人的に、某先輩女性刑事(序盤)を思い出して、物凄くイラッとするんですが。

BFは蘭を救出して超重甲し、戦闘員ポジションが恐竜派と魚派で顔パターンが数バリエーションある、というのは凝っていて面白い所。

三葉虫はさらい集めた女子高生達の生命エネルギーで巨大化し、さんざん生命力を吸い取られた女子高生達が自力で繭からよろよろ出てきた所を助ける、という第2話にしてヒーローとして異常に格好のつかないビーファイター(^^;

巨大三葉虫が市街地を派手に破壊し、逃げ惑う市民を戦闘員ポジションが襲って虐殺する、という二段構えはかなりエグく、よくある映像ワンポイントを加えて面白くしてきました。

基地の人工知能が巨大三葉虫の弱点を見つけ、カブトの巨大化エネルギーを消し飛ばして元のサイズに戻った所に、ランスアタック。巨大な触手に食らいついて攻撃を仕掛けるカブト、の画はなかなかの迫力なのですが、ランスアタック炸裂までの間、黒と紫が一切戦闘に関わらないのは、どうしたものか(^^; 弱った三葉虫へトドメを刺す一斉ビーム攻撃の所だけ出てきて、やる気が全く感じられません。

要塞へ戻った魚とアンモナイトはマザーのお仕置きを受け、前回に続いて、マザー短気。

「我が子らよ……メルザードが地上を制し、覇者となるその日まで。憎め、競え!」

両派閥の戦闘員達が殴り合いを始め、凄く駄目そうな組織なのですが、構成員の小競り合いが頻繁に煽られるというのは、ネロ帝国(『超人機メタルダー』)を意識しているように見える演出

三葉虫を撃破した事で女子高生達は生命エネルギーを取り戻し、兄のヒーロー活動を応援しようと思い直す妹。

(そうだよね。選ばれちゃったんだよね、お兄ちゃん。ちょっぴり寂しいけど、OK。ゆいも頑張って、お兄ちゃんの、ビーファイターのマネージャーしてあげる)

受け入れないと、毎晩窓ガラスに(以下略なので、仕方ないですね。

ナイスファイト! その調子で、追試も頑張れよ」

女子高生にきゃーきゃー囲まれて戻ってきたカブトに、物凄い他人事エールを送る、ビーファイタークワガー。

「いくら名マネージャーでも、代わりに試験は受けられないもんね。頑張れ、お兄ちゃん」

甲平が爽やかに追試へ向かうので救われていますが、大人2人が高校生に配慮する気配が全く無くて、凄く最低な感じ。

コスモアカデミアも国際的な組織っぽいのに、学業関係対応は本人に丸投げしており、何この腐った組織。

前作も立ち上がり手探り感が強かったですが、昆虫魂+科学の融合であるインセクトアーマーというポイント存在していたのに対し、なまじ世界観を繋げて設定を踏襲してしまった為に変身システムにポイントを置けず、独自性とインパクトをどこで出すか探っている内に、これといった売りのないパイロット版になってしまった、という印象(^^;

敢えて言えば主人公が高校生という所なのでしょうが、現段階ではむしろ、話の足を引っ張ってしまっています。甲平に対する周囲の態度があまりに酷いのですが、社会人達の対応は改善されてくれるのか。集団ヒーロー物の1−2話で、主人公以外のメンバー(博士含む)に、ここまで好感持てないのって、なかなか無い気が。

思い返せば同じく完全続編であった『特救指令ソルブレイン』も立ち上がり散々でしたが、東映ヒーロー物の作り方と、完全続編というのがあまり相性が良くないのでは、と思ってしまう所。

次回、現在好感度が−50点ぐらいの蘭話になるようなので、好感が持てるようになるといいなぁ……。

aaaa 2016/12/05 19:25 >>「地上に生きる全ての生命を抹殺せよ!」という女帝が、滅びた種を怪物として復活させる、というのが組織コンセプトとしてもう一つしっくり来ず。
2億年ぶりに復活した&幹部含む怪人のモチーフが古代生物ぽい(カマキリ女除く)なので、
「寝てる相手に変な連中がデカい顔しててムカツク!今地上に繁栄している全ての生命を抹殺せよ!我ら古代生物の世界を取り戻す!」とかですかね
抹殺対象に含まれてる昆虫も2億年前から居ただろって言われると困りますが

wayway 2016/12/05 21:31 立ち上がりの2話としては非常に残念な感じでしたね、『ビーファイターカブト』。
96年と言うと『カーレンジャー』『シャンゼリオン』と同年で、いずれも「一般人だった主人公が突然ヒーローの力に選ばれた」という展開から始まるものなのは当時の世相とか会社の意向を垣間見るのですが、正直それらと比べて出来が非常によろしくないなあと思ってしまいます。

>裏で三浦が糸を引いていると考えると、急速な組織拡大にも納得がいく
作中の時代は前作(95年)から5年後(2000年)なので、『オーレンジャー』(劇中時間で1999年設定)の後と考えても、問題なく成立しますね!
……そうなると昆虫魂が一番立ち向かうべき相手だと思いますけど、バラノイア(笑)

>マンモス怪人に立ち向かう甲平の特攻精神
上に書いた2作では「ヒーローではない自分→何かをきっかけにヒーローとなるが、意識は一般人→さらに何かをきっかけにヒーローとしての意識が覚醒」なのですが、甲平は「ヒーローではない自分→でも最初からヒーローとしての意識が覚醒しきっている→力を得て戦うがヒーロー活動自体は迷う」って感じなので、どうもこの辺ズレを感じます。
昆虫魂に選ばれた理由づけが必要にしても、特にそんな描写も説明もないのに、突然地球上の全生命の話に飛んでしまうあたりは、強引過ぎて飲み込めませんでした(^^;
拓也も妙な適応性でしたが、一応「昆虫学者」という設定でそこの距離はもっと近かったので、同じことを「普通の高校生」にそのまま持ち込んでしまうのは無理がありますよね。

>健吾と蘭の動き
『ブルースワット』第1話の悪夢を思い出す傍観っぷりでしたね(^^;
まだ見ぬ仲間がいるとか関係なく、二人とも戦うために飛び出してきたのだから、そこで固まったら何しに来たのかさっぱりわからないのですけど。
幸いなことに死人は(眼に見える限りでは)出てませんでしたが、氷漬けにされる一般市民を見てほぼノーリアクションは酷すぎます。

>ビーファイタークワガー(黒)・ビーファイターテントウ(紫)・ビーファイターカブト(金)
前作のラスボス(黒)、前前前作のラスボス(紫)、前前作のお父さん(金)と、危険な臭いしかしないカラーリングですな(笑)
集団ヒーロー編成としても異質ですし、主人公がデフォルトで金というのも珍しいですね。

>大人2人が高校生に配慮する気配が全く無くて、凄く最低な感じ。
設定としては「ヒーローになってしまったアマチュア」と「最初からヒーローであるプロたち」なのに、ヒーローとしての意識は圧倒的にアマチュアの方が勝っているって、明らかにおかしいのですが(^^;
甲平がタイトルに名前を使われる主人公=リーダーポジションに収まる関係で、プロヒーローではないからと言って彼の印象を悪く描けないのでしょうけど、成立させるための手段が「他二名を不当に下げる」なのは、普通に感心できません。
プロデューサー変更の影響かもしれませんが、宮下さんももう何年もこの界隈でやっているのに、そういうところをどうして外してしまうのかなあ……という気分になります。

2016年12月04日 一筆奏上!

HP更新

〔『侍戦隊シンケンジャー』感想まとめ3〕

……えらく久々に。

というか、すっかり3まではまとめたつもりになっていたとか(^^;

海老〜猛牛の下降期から、それを抜けていよいよクライマックスへ! という第27〜39話。カレーは力だ!

[]ぶらっとげーむ

◆さやまきさん

 >どうもやはり基本的番組お約束理解していたのか?

 >と疑問に思ってしまう残念回でしたね〜

さすがに、初期からサブで入っている田中さんがここまで的を外しているとは思えないし、監督の読み間違いで食い違った部分があったのかなーと思ってしまう内容でしたね(^^;

 >(レオの場合は僕は今でも[美味しそうだから]だと思ってますが・笑)

草食ベースタスクと、肉食ベースの他3人に、友情では越えられない壁があるのかと想像すると、また更なる闇が……(笑)

 >あとやはりタコは出すならもっと早く出すべきでしたし

タコはホント、どうするんですかねー……上手く意味が出てくれると良いのですが。

 >そろそろ佳境に入らないといけないのですがジニス様は相変わらず余裕の構えを崩さないですし

ジニス様は今の路線の方が好きではあるので、上手い事クライマックス展開に入ってほしい所です。

aaさん

 >人間ボーリングのピン扱いするブラッドゲームの時はギャグみたいに空を舞っ手地面にたたきつけられた被害者達が

 >わりとリアルに痛がってたので今回のは「ああ、やっちまったな…」って感じでした

丁寧にやってきている作品だけに、星になるギャグはホントまずかったですよね。そして遡って、クイズ回の演技指導なども、監督はノリだけだったぽいなぁと……。

◆つがなさん

 >やっぱり微妙ですよね今回。クバル右手について検証してたりするから、全く無意味とは言いませんが。

ストックされていた話のアイデアにクバルの右手要素を足したのかなーという感じでしたが、結果的に凄く相性も良くなかったですね……。

 >これまでブラッドゲームの被害はギャグ補正の無い洒落にならないものとして描かれてきた(死人が出ないタイプでも)ので、

 >零の描写ちょっと見過ごせない。

デスガリアンには娯楽だけど、被害側には残酷、というのがブラッドゲームそのもののポイントでもあるので、大事な部分を踏み外した演出になってしまいましたね。

2016年12月03日 寿司とナンパとクバルの右手

[]熱い血流れぬ鋼のマシン

◆タイキさん

 >キャラがどうというより、私はまずあの全面国家戦争の世界観陳腐だと感じました。

人類より優れた知性を謳うマシン帝国侵略に始まって、レトロフューチャー的なコンセプトが巧くはまらなかった、というのは確かにあったのかもですね。スタッフ的なものも含め、色々、ターニングポイントではあったのでしょうが……。

◆ゆーりさん

 >オーレンジャーは脚本陣が豪華な面々ですが、それぞれが明後日の方向にぶっ飛んでたような記憶があります

なんとなく狙いはわかるけど、70〜80年代パワーが迸りすぎたみたいな(^^;

 >ウィンスペクターのオマージュは僕も初めて気づいてなるほどとなりました。

思えば、香川竜馬→(叶隼人)→星野吾郎、って完璧超人系リーダーの正統系譜でもあるので、ちょっと意識あったのかもですねーと妄想

◆ナシナさん

 >最後までマイペース過ぎて文句を言うメガヘラクレス

常に冷静なコンピューターという意図だったのでしょうが、なまじ昆虫魂入りの筈な分、凄く困った存在に見えるという(笑)

 >思ったより特攻組に尺があって、決死な思いと悲壮感が程よく漂い、個人的ホール破壊シーンは盛り上がりましたね。

王道路線ビーファイターとしては、こちらが素直に格好良かったですよねー。この途中でブラック邪魔をしにくるみたいな流れで良かったと思うんですが……。

 >ジェラとのやりとりで個人的な一面を見ている視聴者とのズレが生じているのかなと考えています。

ここ数話で積み上げた要素を最終決戦で繋げてくれるのかと思ったら、まるで繋がらずに物凄い肩すかしという(^^; そこが繋がってくれれば、だいぶ良かったのですけど。

 >放っておけばガオーム以上の脅威になるか?と問われると、首をかしげますね。

地球とかどうでもいいブラックと、地球優先のビーファイターが対比されるのかと思ったら、グルが強引な理由を持ち出してむしろ決闘を推奨してしまうので、ここで凄くよくわからなくなってしまいましたね(^^;

 >結局、放浪の答えは"逃げ"だったということでしょうか…

勝った方が正義、的な(^^;

 >これだと陰りもない光りのようなもので、一見善性に見えて、とても歪だったりします。永遠の命発言といい、本当に怖いw

正統派ヒーローとしての拓也は嫌いではないのですが、結局、昆虫魂ガンギマリ、以上のキャラクター性を広げられずじまいに終わってしまって、シャドーとの化学反応みたいなのが生じなかったのが残念でしたね。

◆紫豚伝説さん

 >作品全体的にもそんな感じにちょっと甘めに見てしまう作品であったります。

最後に詰めの甘さが出てしまいましたが、メカとかアーマーとか、ここを面白格好良く見せたい! という部分はだいたい上手く行った印象で、その辺りは好きな作品です。

 >劇中屈指の困ったちゃんメガヘラクレスAIとの落差(笑)

ああ! あれ、稲葉さんだったんですか!(笑) メガヘラクレスに格好良く締められてしまったのかと考えると……なんか悔しい(おぃ)

 >とここまで書いてその役割がパルセイバー=昆虫魂注入棒だったのか!…ととりとめも無くなりそうなのでこの辺で

あああ……(笑) 根性入りきらない辺りが、微妙にネオギルド香り……。

 >終盤では1話で大活躍の吾郎隊長すら追い詰められ、地球は一旦敵の手に堕ち、からの大逆転は素直にカッコよかったですし。

結構ガッツリ追い詰めてきて、あの辺りは盛り上がりましたね。今見ると、ああ、その人(三浦)のはプレイだ……とか思ってしまいそうですが(笑)

 >わざとですか上原先生!!(笑)

わざとですかね……(笑)

◆インザファイトさん

 >(レスキューポリスも再配信があれば見てみたいです)

今の配信形式だとしばらく先になってしまいそうですが、『ウインスペクター』は個人的に凄く好きなので、いずれご覧いただきたい作品です。

 >そして歌入りが「大激突生か死か」の地雷撤去シーンで使われています。

ああ、あそこで流れていた歌だったんですか! ありがとうございます。『ブルースワット』は、毎度のように「出発のサイン」が流れるあおりか、他の挿入歌がほとんど使われなかったのは、ちょっと勿体なかったですね。

 >ショウ本当に喧嘩っ早いなって思いました(笑)他のヒーローと比べると、それが本当に顕著に表れますね。

JPさんが紳士に見えるという(笑)

 >また、物語の都合上、囚われのサラが囚われた時間が長かったのが、ああサラの扱いは特別編でも悪いのか、って思いもしました。

先輩女性戦士っぽい扱いになりつつも、レッドルより目立ってはいけないという都合で、またちょっと割を食った感じではありましたね(^^;

 >「自分こそが正義の化身と称する絶対正義のラスボス」と「どんな手を使ってでも敵を倒す無法の兵士」と

 >「筋肉こそが絶対の力と称する昆虫魂の英雄

そう並べると、他のヒーローを呼びにいきたくなりますね……!(笑)

 >オーレンジャーですが、やはりリアルな世界観でコメディなストーリーというミスマッチがよくなかったのでしょうね。

初期の、いっけん緩い雰囲気なんだけど実はけっこう際どい、という路線が好きだったので、それが崩れすぎてしまったのが当時ショックだったんですよねー(^^; バッカスフントなんかは今見ても、滑稽さと恐ろしさの融合が良く出来たデザインだと思いますし。

[][]『動物戦隊ジュウオウジャー』感想・第39話

◆第39話「カロリーとネックレス」◆ 監督:杉原輝昭 脚本:田中仁)

原監督デビュー2本目。

前回のクイズ総集編だけでは何とも言えない感じでしたが、今回と合わせて考えると、諸田監督の影響が強いのかなぁ……。実際に誰の弟子筋にあたるのかはわかりませんが、『オーズ』−『フォーゼ』頃からの諸田演出風味をかなり感じました(この時期に助監督で入っているのは確か)。

その諸田監督がよく用いるような、CG加工による過剰なデコレート演出は個人的にはあまり好きではないのですが、児童層にわかりやすくて面白がってもらえるならそれで良いのだろうとは思いつつ、それにしても、工事現場での爽やかスプラッシュは、意味不明領域演出効果だけならまだともかく、セラがそれを手で弾くので、マンガの世界になってしまってましたし。

今回クライマックスで一つ、致命的な事をやってしまうのですが、面白かろうというノリ優先で、作品の中で積み重ねてきたリアリティラインをあっさり踏み越えてしまう傾向が見え隠れして、正直、この先けっこう不安

作品にもよるわけですが、少なくとも、比較的堅実な『ジュウオウジャー』のラインからは少々外れているという印象(制作サイドとしては、将来を見据えてプラス敢えて不純物を入れて幅を持たせる意図はあるのかもですが)。

チームクバルプレイヤーが、久々にブラッドゲームに参戦。

「チームクバル、天丼やで」

最初聞こえて何事かと思ったのですが、シェフードンでした。

シェフ怪人はカロリー1000倍フードを強制的に人々に食べさせ、それを口にした人々は巨大なボールのような体型になって地面を転がってしまう。途中でアザルドが「おい、クバル? 地球人太らせて、どうするつもりだ?」とツッコむのですが、今回クバルの目的がブラッドゲームから逸れてしまう為にそこが説明されず、私もどうするつもりだったのか知りたかったです(笑)

そんなクバルは、自らに移植したバングレイの右手の性能を実地試験。「自分記憶は具現化不能」「具現化した存在の記憶を重ねて読み取る事は出来ない」と、基本出鱈目だった右手の能力に、改めてある程度のルールを設定。

若干、実験まで間が空きすぎてしまった感がありますが、恐らくタコを挟んだ事情なので、物語としては移植した右手が馴染むまで時間がかかった、と思っておけば良いでしょうか。

クバルが通りすがりのカップルの記憶から何者かを具現化し……逃げた怪人を手分けして追っていたセラとアムは、気取った男(ゲスト岩永洋昭)にいきなりのプレゼント攻撃を受ける。

「……どうなってんの?」

「……任せて」

男が購入して差し出してきたネックレスを受け取るだけ受け取って、連絡先の交換をにこやかに拒否するアム。

「……今の何?」

「ナンパじゃない? 顔はまあまあだし、お金も持ってそうだけど、ちょっーと軽すぎるかな」

そのままネックレスだけいただいてしまおうとするアムに対し、ネックレスを返そうと1人で追いかけたセラは、男が工事現場でバイトしている姿を目撃。そこに天丼が出現し、男にかばわれた事もあって何となく好印象を抱いたセラは、ナンパ男に名前を教える事に。だがその男――零(れい)は、ジュウオウジャーをかき乱そうと、クバルが記憶から具現化した結婚詐欺師であった。

定番フォーマットの中で、

「借りを作りたくないからネックレスを返す」(倫理観では無い)

「自分は強くて守られる女ではない」(侮られたくない)

と、セラらしさが出ている部分があったのは、今回の良かった所1。

セラと零は、なんか勢いで東京ドームシティデートを敢行し……そういえば、今季はまだやっていなかった気がする遊園地回。アムから事情を聞いた面々はそれを尾行し……

「大人だ……」

「なんだあいつ。俺がデートに誘っても、無視する癖に」

「それはレオがいつでも誰でも見境ないからだろ」

「あぁん? それの、何が悪い

久しぶりに、レオのナンパ癖に対してタスク吐き捨てるように言及するのですが、やはり、レオの性癖はジューマン的にはアブノーマルなのか。

「ええと……あの男がそうなの?」

一方、同行している大和くんが妙にネガティブな反応を見せている理由がさっぱりわからないのですが、そもそもニンゲンとジューマンに恋愛関係が成立するかどうか、何かあった場合に事情を全部説明するの俺……? と、ひとり真剣に悩んでいるのか。

ここは今作の欠点ファンタジーとして突っ込んでいない部分)なのですが、ニンゲンとジューマンの種族差、ジューマン同士の種別差について一切踏み込んでいない為、「よく考えろ! 相手は本気なのか」と前のめりに突っかかってくるタスクが、どこを一番の問題点にしているのかなどが、わかりにくくなってしまいました。

基本的には、耐性の低いセラが悪い男に引っかけられているのではと心配している、と描きたかったのだと思うのですが、アム(と大和?)以外の男連中のピントがズレているというギャグを入れてしまったがために、物語全体のピントも合わなくなってしまいました。

こっそり尾行してきた仲間達の反応に激怒したセラはレオに正中線突きを決めると零と一緒に立ち去ってしまい、零が案内した海をバックにいい笑顔のセラを可愛く撮ったのは、今回の良かった所2。

改めてネックレスを受け取ったセラは零から告白を受けるが、そのタイミングで遊園地に天丼が登場。

「私、行かなきゃ」

「さっきは、友達よりも俺を選んでくれたよな?」

「ごめんなさい! 気持ちは嬉しいけど、私、みんなをほっとけない」

純粋すぎるんだよ……」

零はセラが返してきたネックレスを海に投げ捨てると、自分は結婚詐欺師であり、化け物に命令されてセラに近づいたと告白。零をひっぱたこう……として結局ひっぱたかなかったセラは苦戦する仲間達の元に復帰し、天丼に怒りの連続攻撃を浴びせるが、カロリー1000倍寿司の直撃を受けそうになってしまう。だがその時、シャークをかばって寿司を食べたのは、水もしたたるいい男モードの零。

「零! あなたいったい」

「今頃になって、おまえの事、可愛く思えてきてな」

「はぁ?! …………嘘つき」

「やっぱりこれ、貰っておいてくれないか」

「……うん」

攻撃からかばった点よりも、捨てたネックレスを海に潜って捜してきた、というのが割といいシーンなのですが、太った零の表現として、台詞をこもったもごもご音にしたのが、大失敗。

ここは面白くする所ではないですし、台詞が聞き取りにくくて無駄ストレスになっただけ。

そして続けて、球体になった零が天丼にホームランされて空の彼方へ吹っ飛んでいくというのが、致命的失敗。

一応シャークが吹っ飛んでいった先を気にしてはいるのですが、今作ここまでの被害描写のリアリティラインでいうとギャグでは済まず、必死に捜しに行かないといけないレベル。前半ならともかく、第39話にもなってこれは極めていただけません。

天丼はファイナル番長キャノン撃破し、コンティニュー。

「一時の感情で私に逆らうとは。なぜ自分が詐欺師だと、ばらす必要があるのです?」

「この星の人間の考える事は、おまえにはわからないさ」

その戦いを見つめていた零はひっそりとクバルに消され、それを知らぬまま、ジュウオウジャーは天丼を百獣乱舞で倒すのであった。……まあ零に関してはあくまで記憶具現化なので、本人はどこかで生きているのでしょうが。というか、冒頭のカップル女性は、零に騙された過去があったのだろうか、というのが割と闇。

「どっかで、また女の子騙してんのかな……」

セラはケーキをドカ食いし、遠巻きにそれを見つめる男衆だが、セラの胸元には零から受け取ったペンダントが光っているのであった……でオチ。

コミュニケーションの物語である今作のコンセプトから言うと、セラ×ナンパ男、という題材は面白かったと思うのですが、そこに記憶具現化を絡めてしまった為に、セラとの交流で変化する零は偽りの存在に過ぎないしその事をセラが最後まで知らないまま、というのが何やら中途半端に混線してしまいました。

クイズ回を踏まえて、たとえ記憶から生まれた偽の存在でもそこに人格を認めるんだというならば、最後にセラがそれを知ってこそだと思いますし、クバルがバングレイの能力を手に入れた事を隠さないといけない都合に加えて、種族を越えた恋愛感情をどこまでシビアに描くのか、という踏み込み加減を見定められなかった感。

基本設定や脚本にも隙があったとは思いますが、この、ところどころギャグに逃げている内にエピソード全体のバランスを見失う、というのがクイズ総集編の失敗ままなので、監督の見極めの甘さが出たのかなという印象。

根本的な所では、ジューマンとニンゲンの色恋話は避けておいた方が無難だったかなと思うのですが、やるのだったら、ニンゲンの男がサメ顔のセラを見ても好意を持ち続ける事が出来るのか、という所まで覚悟を決めてやるべきだったのではないかな、と(遡れば、ラリーさんのトラウマとかもあったわけで)。

やろうと思えばそういう話も組めただろうに(いい雰囲気になったセラがやむなくジューマンの姿をさらして怪人と戦うとか)、デリケートな要素を取り上げたにも関わらず、デリケートさに配慮しないまま作品として“逃げてしまった”感があって残念でした。

次回、タコに出番が。

さやまきさやまき 2016/12/03 22:18 どうもやはり基本的な番組のお約束を理解していたのか?
と疑問に思ってしまう残念回でしたね〜
キャラが軒並み太ってしまうというのは仕込みがやりやすいのか割とある作戦(ギンガマンでのピンク巨大化回とか)なんですが
4人はジューマンというのを踏まえてないとどう転んでもブレちゃいますよね
(レオの場合は僕は今でも[美味しそうだから]だと思ってますが・笑)

さやまきさやまき 2016/12/03 22:25 あとやはりタコは出すならもっと早く出すべきでしたし(全合体からハブられてる(全合体の後になって出て来る自体イレギュラーですし)のもかわいそう)
まあ劇場版のキューブコンドルもなかったことにはされてますが劇場版だから仕方ないと思えますが
次回辺りでタコ入れて改めて全合体もあるのかなぁ

そろそろ佳境に入らないといけないのですがジニス様は相変わらず余裕の構えを崩さないですし
あまりバタバタせずに最終章に入って欲しいですねσ(^_^;)

aaaa 2016/12/03 22:57 >>一応シャークが吹っ飛んでいった先を気にしてはいるのですが、今作ここまでの被害描写のリアリティラインでいうとギャグでは済まず、必死に捜しに行かないといけないレベル。前半ならともかく、第39話にもなってこれは極めていただけません。
人間をボーリングのピン扱いするブラッドゲームの時はギャグみたいに空を舞っ手地面にたたきつけられた被害者達がわりとリアルに痛がってたので今回のは「ああ、やっちまったな…」って感じでした

つがなつがな 2016/12/04 01:45 やっぱり微妙ですよね今回。クバルが右手について検証してたりするから、全く無意味とは言いませんが。
仰るとおり、これまでブラッドゲームの被害はギャグ補正の無い洒落にならないものとして描かれてきた(死人が出ないタイプでも)ので、零の描写はちょっと見過ごせない。
序盤が良い感じだったのに、中だるみしてきてるのかなあ…。

あきあき 2016/12/05 22:38 >今回クライマックスで一つ、致命的な事をやってしまうのですが、面白かろうというノリ優先で、作品の中で積み重ねてきたリアリティラインをあっさり踏み越えてしまう傾向が見え隠れして、正直、この先けっこう不安。
なるほど、諸田監督タイプに納得してしまいました。ウィザードの九官鳥回とか、脚本になかったのに、必死で守ったゲートをラストにコメディタッチで絶望させていたのと
かを思い出しました。中澤監督が抜けたかわりにそれはちょっと私も心配ですね。
まだサブライターとしか組んでいないのも原因かもしれませんが、本筋重要会にはまだ早そうですね。

>とジューマンの種族差、ジューマン同士の種別差について一切踏み込んでいない為、
レオの恋愛話の時も、そこは触れませんでしたね。あの時はまだ序盤で、ギフト回の後なのであまり深刻にしないにとどめたのかと思っていましたが。
ただ恋愛に限らず、ジューマンと人間との交流はそこそこあるものの正体を知った上での交流というのは大輔と本屋の2回しかなく、振り返ってみるとまだやや物足りない気がします。思うに、中盤、操の成長物語にボリュームを割きすぎたかもと。コミュニケーションのあれこれがテーマで、香村さんにも思い入れがあったろうことは理解できるのですが、17話で登場して以来、39話までの計23話中、11話も操にスポットがあたるというのはいささかバランスを欠き、「ジューマン4人と人間の交流」というメインテーマに若干しわ寄せが来たかもなあと思います。ジューマン達のメイン回ももう1巡くらいは欲しいですし。
もっとも、未だにマリオおじさんにも正体バレをしていないので、あまりそれ以外の他人にほいほい正体をバラすのもどうかという見方もあると思うので、そのあたりを今後、あと7話程度でどう裁くのかとても気になります。

2016年12月02日 超古代の力

[]そしてカブト

◆さやまきさん

 >最後コラボ編を持ってくるのはサービスでもありましょうし単純に子供達は喜びそうなので

 >緩く王道路線が正解だったんじゃないですかね

遊園地イベントで子供達と触れ合うラストなんか、本編のオチが色々あれだったけど、ヒーローってこういうものだよね、という方向性は好きな部分です。もうちょっと、さっぱりした気持ちで見られると良かったんですが(笑)

 >このあと直系続編のビーファイターカブトが始まりますよ とは微妙に言い難い雰囲気になっちゃってるのも

この流れだと、てっきり続編への振りが入るのかと思っていたら、綺麗にまとめに入ってしまったのはビックリしました(笑)

 >どこまでも同じ轍を踏み続けるのがメタルヒーローかとww

……こー、流れを追ってくると、割とガタガタというか、これよくここまで続いたな感けっこうありますよね……(^^; もちろん放映当時は色々、商業的な努力があって枠を守っていたのでしょうが。

◆wander_sheepさん

 >何故かノリノリで観戦態勢ですし、やはりこれは超越者様を楽しませるショーか何かだったのでしょうか・・・

結局最後まで、この2人にこだわる理由が明確になりませんでしたからね……(^^; 繋げてくれると期待した所がほぼ一切繋がらなかったのはホント残念でした。

 >滅びたものを蘇らせるだけの存在、とかそんな感じのことを言ってた気がしますので

 >こんな台詞が出た時点で「絶命からの復活」という流れは既定路線だったんですかね・・・。

ああ、そういえばそういう設定でしたね。パピリア、別に奇跡を振るわずにお帰り願う形で良かったと思うんですが……なにか、存在意義を出さないと駄目だと思ってしまったのでしょうか……。

 >どうして急に拓也まで「永遠の命」とか言い始めちゃったんでしょうかね??

お花畑が見えている状態の譫言だったのもかもしれませんが、あれ、単純に不自然でしたよね……。いつの間にか作っている側の中で「永遠の命」がテーマにすり替わってしまっていたのでしょうか。

 >パピリアさんが「一般ピープルの究極の望みは永遠の命なんだな」とか勘違いして、

 >拓也を蘇らせるにあたり永遠の命を授けちゃったりしてないか、ちょっと心配になります・・・(苦笑)

うわー(笑) 生き返ったと思ったら、気がつくと死ねなくなっていた、て凄く、ありそう(笑)

 >拓也にとってシャドーって消し去りたい存在でしかなかったのでしょうか?

復活時に「葬り去るのが俺の責任」みたいに言ってはいましたが、その後、シャドーを掘り下げた要素が全く活かされず、ちぐはぐなまま終わってしまいましたねー……(^^;

 >覚えのない曲が流れてきてちょっと困惑したのですが、あれやっぱり記憶にない曲ですよね?(笑)

「出発のサイン」以外記憶に残らないという説もありますが、多分、勿体ないので使ってみた感じのような(笑)

 >わざわざショウに突っこませたのは、ちょっとした小ネタでもあったのかも知れません。

成る程、現場の遊び的な要素があったんですねー。

 >しかしこの特別編を見てまず改めて思ったのは、ショウってヒーローとしてはガラ悪めだなぁ、と(笑)

集団の中に混ざっていると、ほんとチンピラ……(笑)

 >どうせだったらジャグールを地獄の闇に引きずり込むのがブラックビートだったら

そういうのあっても良かったですね。ビルゴルディ優先の都合はわかるのですが、あれだけ宿命ライバルを煽っておいて、決着ついた次の次の回で無言のお面になってそのまま退場……というのはちょっとあんまりな扱いでしたよね(^^;

 >お蔭でなんとなく、いい締めくくりを見たなぁという気分に持って行ってますものね!

ナレーション稲葉実さんは軽めの声のイメージが強かったので、純粋に、おぉ格好いい……と痺れました。

[]吹きすさぶ嵐の向こうに

東映Youtubeで、先週から『超力戦隊オーレンジャー』(1995)の配信がスタート。

作品としては勧めにくい出来なのですが、オーレッド/星野吾郎隊長が未だに私の中で至高のレッドなので、ついつい第1話を視聴(配信される度に見ている気がする)。

−−−

オーレンジャー候補メンバー達が敵組織の襲撃を受け、戦闘員・飛行メカ・多脚メカ・マシン獣に空から陸から追い詰められ絶体絶命のその時!

戦闘機サンダーウイングで駆けつけると、新兵器・超力砲で飛行メカを撃墜

その勢いで戦闘機からバイクで地上に降下

敵軍団をバイクで蹴散らすと、マシン獣に体当たりをして攻撃を逸らし、多脚メカを撃破

「超力変身!」

名挿入歌「虹色クリスタルスカイインストをバックに、戦闘員100人組み手を開始

「あちゃぁ!」

岩の下敷きにされても吹き飛ばす不屈の戦闘力

マシン獣と多脚メカを同士討ちさせる俊敏さと知略

強敵の損傷箇所を瞬時に見切って一撃必殺を狙う判断力

必殺剣でマシン獣を撃破、実質1人で敵の軍団を壊滅させる

「いったいあなたは、誰なの?」

「超力戦隊・オーレンジャー所属、隊長、オーレッド!」

「オーレッド?」

「オーレッド……?」

無言で決めポーズ

−−−

というBパートは、何度見てもキレキレ。

ついでに勢いで第2話を見たら、変身の反動による極度の疲労描写がされており、汗だくの隊長がぷはーーーっとするシーンは、パイロット版が同コンビ(東條昭平×杉村升)だった、『特警ウインスペクター』の竜馬さんのオマージュだったのかも、と今見て納得。

初変身で膝をつく部下4人に向けて、「自分最初そうだった!」とひとり仁王立ちの隊長が超格好いい。

ラストで敵の基地として占領された月を見上げて拳を揃え、

「四日市中尉……いや、昌平。裕司。樹里。桃」

人心掌握術もバッチリです。

……まあ作品としては、隊長に色々盛りすぎて残りのメンバーの個性を付けるにに苦労したりとか色々とあるのですが、ジニアス黒田編までは面白いよ!

ジニアス黒田編(17−18話)は、濃縮5倍還元杉村升みたいなエピソードなので、杉村升ファンの方には特にお薦めです。

オーレ!

タイキタイキ 2016/12/02 22:38 >隊長に色々盛りすぎて残りのメンバーの個性を付けるにに苦労したり

キャラがどうというより、私はまずあの全面国家戦争の世界観が陳腐だと感じました。もう既にこの時代国家戦争はなくなってましたし、同年の「ガンダムW」ではテロリズムをベースに話作ってましたので、ああいう理念のない身近な恐怖、暴力の方が遥かにリアリティーがありましたね。現実にオウム事件もありましたから尚更。作品の迷走も大きな原因はここにあるかと。

ゆーりゆーり 2016/12/03 12:58 オーレンジャーは脚本陣が豪華な面々ですが、それぞれが明後日の方向にぶっ飛んでたような記憶があります。
それはそれで楽しかったんですけどね。
ウィンスペクターのオマージュは僕も初めて気づいてなるほどとなりました。

紫豚伝説紫豚伝説 2016/12/03 19:15 ビーファイター完走の方もお疲れ様でした
終盤モヤっとしたものの並び立つ3大ヒーローの絵はお子様心をくすぐられて許せてしまいます…というか作品全体的にもそんな感じにちょっと甘めに見てしまう作品であったります。
昆虫魂キレッキレの回はバイアス無しに素晴らしいと思いますが(笑)
>ナレーションの稲葉実さんは軽めの声のイメージが強かったので、純粋に、おぉ格好いい……と痺れました。
劇中屈指の困ったちゃんメガヘラクレスAIとの落差(笑)
しかし初登場時点で休眠状態だったのでキャラとしてはブレてないというのがやっぱり困ったちゃんですね。
彼にはナマケルゲ回のやる気強制充填が必要です!
とここまで書いてその役割がパルセイバー=昆虫魂注入棒だったのか!…ととりとめも無くなりそうなのでこの辺で
>オーレンジャー
色々言われる路線変更も「それぞれそんなもの」として見ると嫌いじゃなかったりします。
終盤では1話で大活躍の吾郎隊長すら追い詰められ、地球は一旦敵の手に堕ち、からの大逆転は素直にカッコよかったですし。
あと、ジャッカー配信の頃やってたニコニコの配信でも宮内氏が神輿かついで同じように祭り囃子の音戸取ってたのが変な笑いが出た覚えが…
わざとですか上原先生!!(笑)

インザファイトインザファイト 2016/12/03 19:49 特別編2話の感想を書きたいと思います。90年代のメタルヒーローはJP→BSと入ったので、感慨深い2編になりました。(レスキューポリスも再配信があれば見てみたいです)

BSの紹介時に流れていた曲は「友情超ファイター」ですね。自分は結構この曲好みなのですが、使用されなさ過ぎましたね^^;
ちなみにこの曲はシルバニア登場回とブルーストライカー登場回の戦闘シーン、そして歌入りが「大激突生か死か」の地雷撤去シーンで使われています。地雷のシーンは自分の中ではBS屈指の熱いシーンに入れたいのですが、いかんせん「本編で物語上の地雷を踏みまくってたら、自分が物理的に地雷を踏んでしまった」というのが本当に(悪い意味で)うまくなってしまっていましたね・・・^^;

後思ったこととしては、ショウ本当に喧嘩っ早いなって思いました(笑)他のヒーローと比べると、それが本当に顕著に表れますね。
また、物語の都合上、囚われのサラが囚われた時間が長かったのが、ああサラの扱いは特別編でも悪いのか、って思いもしました。

JP側ですが、この終盤に出てきたことで文字通りのラスボスになってしまいましたね(笑)ちなみにGGの代役である松本氏は、今作のブラックドラゴンを演じていた人です。

「自分こそが正義の化身と称する絶対正義のラスボス」と「どんな手を使ってでも敵を倒す無法の兵士」と「筋肉こそが絶対の力と称する昆虫魂の英雄」という、このヒーロー達の組み合わせをしっかりと結び付けてくれた靖子にゃんは見事だと思います。(ジャマールシティ回は制約もあって上手く書けなかったのだと思います)

オーレンジャーですが、やはりリアルな世界観でコメディなストーリーというミスマッチがよくなかったのでしょうね。阪神淡路大震災でシリアスなストーリーが書けなかったのかも知れませんが、メインライターも同じ「ジバン」の二の舞になってしまったのは残念です。

次は「ビーファイターカブト」ですね。この次の作品は「カブタック」「ロボタック」と、東映不思議コメディーシリーズの流れを汲んだ作品になるので、純然たるメタルヒーローはこれが最終作かな、とは思います。

最後になりますが、「重甲ビーファイター」完走おめでとうございました。

2016年12月01日 BF×BS×JP

[]クレナイに振り切るぜ

◆さやまきさん

 >どうにも3形態の使い分けが上手くないとか(の割りに必殺技チートだったりバランスが解らない)

とりあえず3フォーム出して、使い方は話を進めながら考える、みたいな事になってますよね(笑)

 >SSPをなんとか絡ませようという演出努力は解らないでもないんですが(努力が必要な時点でダメだろうというのはともかく)

SSP視点市井レベルから展開していくのかと思ったら、割とすぐイレギュラー存在であるガイの視点になってしまうので、そこがまだ巧く噛み合ってない感じありますよねー。

 >ビートル隊がシンゴさん以外空気なのは如何ともし難く(もっと後で色んな意味で致命的な事をやらかすんですが)

“コロンボのかみさん”的扱い自体アイデアとしては嫌いではないのですが、それならそれで中途半端に宇宙出撃シーンとかやらなければ良かったのになぁ、と(^^;

 >お話としてはむしろ宇宙人連合とジャグラーさんの関係とかやりとりのほうが全然面白くて

個人的に、ジャグラーはまだまだ変態度が足りないと思うので、今後のレベルアップに期待したいです(笑)

 >オーブ文字通り爆発力を持つのはバーンマイトよりもサンダーブレスターが出てきてからになりますし

なんだか凄いのが出てくるらしい、というのは小耳に挟んだので、楽しみにしております。

 >宮下さん超越的な存在は脇が甘いって観念でもあるのかしらん?と思ってしまいます(苦笑)

話をまとめるのに便利だけど、使う事自体は得意じゃない、て感じなんですかねー……(^^;

◆ナシナさん

 >風邪、快方に向かって良かったです。無理せずお大事にして下さい。

ありがとうございまーす。

 >DJブレイブは工事現場作業員に見えます。

あー(笑) 正式名称わかりませんが、夜間工事で光るジャケット的な。

 >今まで話の都合に振り回されていたせいで、像の形はある程度組み立てられたものの、ところどごろ曲がって出来上がった感じですね。

大我が出てきた時点で予測のつく過去事情ままだった事もあり、ホント今作、キャラ出すノルマ優先で、序盤の組み立てがおかしくなってしまったのだなぁと(^^;

 >飛彩を真っ当な医療チームのライダーとして描いていくのなら、なおさら患者を気遣わないといけないのでは?と思いました。

なんかこー、逆ですよね(^^; その過去があるのに、どうしてそっち……? という。過去設定と現在が全然噛み合ってないのですが、そこを納得させる理由付けも特に無いので、単なる自分勝手な人になっているという……。

 >過去に自分が敗北したことによって人が死んでしまったことや、その関係者である飛彩に対して申し訳なく思っていないんでしょうか?

大我がそれで“壊れている”というなら、それはそれでありだと思うのですが、どちらかというとその描写が鏡に入ってしまっているのが困りものですよね(^^; 私も空飛ぶスナイプ編はこれからで、巧い形で差別化が進んでくれると良いのですが。

 >刀で一撃必殺が決め手のチャンバラゲームが元になっているフォームなのに、なぜか主に扱うのが飛び道具なのかは疑問ですけど。

性格の歪みが影響したのでしょーか……(おぃ)

 >特性を生かしてダブルスパイ的な使い方とか、方向性を広げてきたかと思います。ほぼ孤立無援な状況下の中で闇討ちされなければいいのですけど。

今のところ、唯一背景と現状に納得いくキャラなので、九条は面白く転がってほしいものです。

 >あと、入れ替わりの種明かしは爆炎の中からドットズボンが出てきた後の方が衝撃が大きかったと思ったので、そこは残念でした。

割と悠長に、入れ替わりトリックしてましたからね(笑) 色々、キャラクターの見せ方に試行錯誤がまだ多いなぁという印象です。

 >アクセルに関してはこの間TVで少しだけ見ました。確かにトンデモな感じが漂ってました。

アクセルは、中の人も結構トンデモで面白いです(笑)

[][]『重甲ビーファイター感想43(最終回

◆第52話「集結!!3大英雄ヒーロー」◆ 監督:三ツ村鐵治 脚本:小林靖子)

ジャマールとの激闘を終え、温泉で疲れを癒やすビーファイターに突然届く、挑戦状。本編最終回後のヒーローSPコラボ雰囲気を変えようという事だったのか、タオルが落ちて尻を出す拓也と大作など緩い感じで展開しますが、指定された場所で待ち受けていたガンマンスタイルの2人組と闘う事に。

ポンチョを外した2人組の正体は、前作『ブルースワット』のヒーロー、ショウとサラで、どうやらサラはゴールドプラチナムの「余計な女は地球に帰還びーーーーーむ」は受けていなかったようですが、スワットスーツでビーファイターと互角に戦ってしまう2人は、既に金色父さんによる改造手術済みなのか。

両者の戦いは割って入ったスワット3――シグによって止められ、シグはかつての仲間に、2人が地球を離れて様々な次元の悪と戦っている間に地球を守っていたビーファイターについて紹介。

先輩風を吹かせて名乗るショウだが……

「ブルースワット? 知らねぇな」

「知らねぇだと?!」

「知らないのも無理はありません」

またまたシグが間に入り、ブルースワットの秘密の戦いを、聞いた記憶の無いアイドルソング風挿入歌をバックに紹介。

1年違いで地球を守って戦っていたヒーロー達の関係性、というヒーローコラボにおける難題を、ショウとサラは地球を離れて戦っていたからビーファイターを知らない、ブルースワットvsスペースマフィアの戦いは誰も知らない知られちゃいけない、と作品の設定を活かして非常に巧く処理しているのですが、ショウが自分たちの基本事項を忘れているというのは、メタ的に乾いた笑いが浮かんで困ります。

そして見城守はジャーナリストとしての夢破れ、ハムスターと一緒に田舎に帰ったのです。

扇澤ワールドだからね!

メットを取ったシグが髭を生やしているのは別の仕事の事情かと思われますが、「気がついたらこうなっていた」と、宇宙人シグではなく、地球人広瀬となっている変化を取り込んでおり、これも細かく秀逸。……まあ改めて、人体乗っ取り問題を笑い話で片付けていいのか激しく疑問は湧きますが(^^;

後日談で設定を活かす度に本編の問題点が改めて浮上する、この恐るべき『ブルースワット』クオリティ

ちなみにシグは髭面でも相変わらず格好いいのですが、この数年の《メタルヒーロー》シリーズのメインキャラだと、シンプル二枚目度ではシグ(土門廣)と隼人(影丸茂樹)が双璧だなぁと。

両者が素性を知った所で、挑戦状の送り主が、「招待状」と勘違いした元次元商人のカブトと判明。別の次元でショウとも面識のあったカブトが、ある目的の為にヒーロー達に声をかけていたのだった。

「黙って俺についてきてぇな」

両ヒーローチームが連れて行かれたのは、復旧半ばで閉園中の遊園地。ジャマール侵攻の傷跡は未だ深く、遊び場を失った子供達を励ます為に本物のヒーローショーをやってほしいと求めるカブト。

本編で繰り返されてきた市街地破壊描写を拾いつつ、地球の再生を目指す前回のラストも含めてこの辺りの背景には、前年の阪神・淡路大震災への意識があったのかもしれません。

既に根回し済みだった向井博士が現れ、遊園地に潜り込んでいた少年イベントを約束するビーファイターだが、そこへ連続女性行方不明事件通報がもたらされる。1年に渡る死闘を終えて、どうも気が抜け気味の拓也達は油断したまま調査に向かうが、少年の姉が誘拐されている現場を目撃。

慌てて黒服の男2人を追うが、なんとその正体はどこかで見たような金と銀のサイボーグ! そして、懐かしの風圧演出ともに、ブラックホールに飲み込まれて消滅した筈のQが姿を現す!

「ブルースワット! 貴様等に潰された我が組織、我が野望、今一度、この手に掴まんが為、闇より甦ったぁ!」

Qの元に集う、サイボーグ、エイリアン、ジャマール怪人の、混成再生部隊

「今度は貴様等が、地獄へ落ちよ!」

気勢を上げるQだがその時、風を切り肩当てに突き刺さるJPカード

全員の怪訝な視線が集まったその先に立つのは、紫色の正義の化身!

ジャンパーソン・フォー・ジャスティス!」

登場演出から決め台詞まで持っている強みですが、やはり、JPさんは圧倒的に熱い。

「俺が呼んだ最後の1人や!」

「クイーン! 平和を乱す事は許さない!」

ジャンパーソンについてはカブトが解説し、4つの悪の組織を叩き潰してきたというものが違う経歴が、有無を言わせぬ説得力。拓也達も重甲し、居並ぶヒーロー達と再生部隊の乱戦がスタート。戦闘中、逃げ出した敵を単独で追っていたJPだが、突如その胸に突き刺さったのは、ビルゴルディカード!

帯刀?! ……いや、そんな筈は!」

「ふははははは! ジャンパーソン、久しぶりだな! 俺は言った筈だ。必ず戻ってくると」

ペロペロキャンディを舐めながら、帯刀龍三郎、登場。これまた当時の仕事の事情か髪型は違いますが(ちょっと高倉健風)、しっかりと顔出し出演してくれた上に、ビルゴルディカードを使ってくれたのも、『ジャンパーソン』ファンとしては嬉しい。

「ビルゴルディ・フォー・イビル!」

飴を噛み砕き、再び魔王と化したビルゴルディと激突する大魔王。甦ったラスボス対決の第1ラウンドはビルゴルディが優位に立つが、そこに助っ人ガンギブソンが登場…………するのですが、代役(松本大)の声が違いすぎて、凄く偽物っぽい(^^; 代役の声優が悪いわけではなく、仕方の無い事情があったのだろうとはいえ、もう少し、声質の近い人を探せなかったのか。『ビーファイター』第1話のゲスト怪人を鳥居賞也があてていただけに、なんとも不条理感が漂います。

…………かおるか、かおるが、メンテナンスついでに自分に都合良くOSを弄ったのか?!

3年分のヒーローチームと復活悪の軍団が対峙するが、ジャマールを壊滅させて少々気が緩んでいる&調子に乗っているビーファイターが無謀な突撃を敢行して、返り討ちに。そこへブラックビート抹殺された筈のジャグールが姿を見せ、サラと舞がさらわれてしまう!

人間の女性の生命力を用いて、Qやビルゴルディを復活させていたジャグールは、

「闇に潜み、機会を待っていたのじゃ」

との事ですが、色々、待ちすぎたのでは(笑)

「いったい、何が起ころうとしてるんだ……」

ジャグール軍団は一時退却し、呆然と呟くブルービート、でつづく。

各作品の設定を巧く拾って組み合わせているコラボ編ですが、先輩2代(特にブルースワット)を立てる都合で、ビーファイターが迂闊になりすぎているのは気になる所。後編でフォローが入る事を期待したいです。

◆第53話「翔け!!英雄(ヒーロー)達」◆ (監督:三ツ村鐵治 脚本:小林靖子)

さっそく前回の反省をする拓也と大作だが、ショウに説教を受け、責任を取ると2人で外に探索へ。

GG「おい、ちょいと、きつすぎたんじゃねぇか?」

JP「いや、あのままでは拓也達は、勝利という酒に酔いつぶれてしまったに違いない」

シグ「勝って兜の緒を締めよ、ですからね」

向井「うん、確かに。……しかし、これまでの戦いは、そりゃー、厳しいもんだった。今、気が緩むのも、当然といえば当然だ。頼む、みんな、フォローしてやってくれ」

ショウ「わかってるって博士、心配すんなよ」

JP「そうですよ」

向井「ありがとう、ありがとう。……ありがとう」

珍しく向井博士が、いい父親ポジションに収まり、本編を補完。……向井博士はどうも、スタッフ各人で位置づけとか印象がバラバラだったのではないだろうか、とは改めて思う所です(^^;

姉をさらわれた少年と再会した拓也と大作は、必ずお姉さんを助け出し、楽しいイベントも実行する、と少年と約束をかわしてヒーローである事を取り戻し、集結する男だらけの汗と筋肉と油まみれのメンバーだが、そこにQとビルゴルディが登場。

一方、ジャグールに囚われていた舞はサラのフォローで脱出に成功し、借りた光線銃(『BS』)を手にした舞が、サイボーグの敵(『JP』)に追われるというのは、コラボならではの絵で面白かったです。

ビルQコンビに苦戦する男だらけのヒーローチームの元へ辿り着いた舞は、ジャグールの目的が全ての悪の復活だと伝えると、カブトからビーコマンダーを受け取って洞窟へと取って返し、儀式妨害。だがすんでの所で、ジャグールの狙い通りに闇の扉が開いてしまう。

「闇の扉は開いた。地上にあるもの全てが死滅し、闇の時代となる」

そして出現する、ジャグールを中心に、超獣神・ジスプ・ガオーム・ブラックビート……3作品の首領幹部キャラクターのお面が張り付いた合体暗黒魔獣オメガジャグール。

「この私は、全ての頂点に立つ、究極の悪となったのだ」

……えー……誰か1人足りない気がするのですが、ジョージだから仕方ない。

本編終了後の特別編でまで、ボスキャラ資格のない生ゴミのような扱いですよ!!(涙)

(※まあ勿論、マスクに該当するものが無かったからなのでしょうが)

ビルQも吸収融合され、オメガジャグールはまさかの魔空空間を発動。閉じ込められたヒーロー達は幻影の攻撃に追い詰められるが、ラスボスが適当に撃ったニーキックミサイルが空間に亀裂を生み出し、全員のエネルギーを集中して亀裂を広げる事で、ブルービートを脱出させる。

恐らくブレイクナックル一発で破壊できたと思われるのですが、これは、人間愛の力で戦士の魂を取り戻せ、というラスボスからの試練なのです。

儀式の洞穴で、復活し損ねたギガロの頭部を見た、というサラと舞からの情報を元に、レッドルの妨害により儀式が完璧に成功しなかった事で生じた悪の隙間をビートスキャンするブルービート。

「諦めない……俺を信じてくれた、みんなの為に。そして……俺達を待っている子供達の為にも!」

子供達の為のイベント→筋肉に溺れていた事を反省→少年への勝利の約束、という形で“ヒーローと子供の関係”を物語として取り込みつつ、本編終盤では投げ捨て気味だった“子供のヒーロー”というビーファイターの原点を改めて持ってきたのは秀逸。

圧倒的なオメガジャグールの猛攻に倒れそうになるブルービートだが、至近距離からのスキャンで遂に隙間を発見するとそこにスティンガーブレードを叩き込み、魔空空間が崩壊して全員解放

その隙間はギガロだったの? というのは、悪としての格を考えると若干疑問なのですが、恐らく何もかも、ジョージが悪い。

「ジャグール! おまえはブラックビートを生み、俺に倒させた。そして、今度は死んだ魂まで利用したんだ! そんな、命を弄ぶお前を、俺は、俺達は許さない! 絶対に許さない!!」

てーててってててれてれてれてっててれ てーててってててれてれてれてっててれ!

脳内で反射的に流れ出す「出発のサイン」)

「拓也……ハイパー拓也……」

言い回しからすると狙って入れた台詞に見え、これでプラチナム登場したらある意味で完璧なコラボでしたが、さすがにお父さんはやってこず、ビートイングラムファイナルキャノン&ドラムガンファイヤー&ジックキャノンの3年分最強光線の一斉射撃によりオメガジャグールを撃破

自身に集めた闇の力を消し飛ばされるも辛うじて生き延びていたジャグールだったが、ビルゴルディによって地獄の闇に引きずり込まれ、今度こそ死亡。割とさっくり途中退場していたビルゴルディ/帯刀ですが、最後は立てる形で決着。

ゴールドプラチナムショックについ引きずられてしまいましたが、やや強引とはいえブラックビートの名前を出し、「命を弄ぶ存在」こそビーファイターが戦う悪である、と<炎の黙示録>になってしまった本編のテーマを、着地に導いたのは良かったと思います。

ところで今気付きましたが、最後まで謎の超兵器だったビートイングラム=ドラムガンナーの試作品だった、と考えると色々と繋がるような。

ラストはヒーロー皆で約束のイベントに出演して子供達と触れ合い、流れ出す『ビーファイター』主題歌、そして波止場を歩く9人の戦士達の姿にナレーションが被さって、エンド。

「時代時代を戦ったヒーロー達がいた。ジャンパーソン、ブルースワット、そして今、ビーファイターもまた、歴史となる。ありがとう、ヒーロー達。ありがとう、重甲ビーファイター。そして、さようなら。いつかまた、会う日まで」

締めのナレーションは、通常よりも幾分しんみりした口調で語られ、プロの聞かせる声の力って凄い。

……3人ずつ映す配分の都合で、カブトが力強くJPチームに加わっている映像が、凄く違和感ありましたが!(笑)

なおこの前後編、カブトがやたら活躍する(元々スペック高そうだったとはいえ、凄く普通に戦闘もこなす)のですが、次作のタイトル的にもこれは布石を兼ねているのか何なのやら。

スペシャルコラボ編としては、特に前作の設定を巧く汲みつつ、先輩としてヒーローらしい姿を見せるブルースワット、子供のヒーローという原点を見つめ直すビーファイター、ラスボスはやはりラスボス、と際だって面白いという事もないけれど致命的な破綻もなく、驚愕の飛翔は無いけれどそれなりにまとまった出来で、最後まで『ビーファイター』らしいというか。

企画回としてはこのレベルでまとまっていれば十分に及第点だろうとは思うのですが、なにぶん本編最終回が斜めに地面に突っ込んだ感じだったので、見るテンションに困るというのが正直(^^;

久々にジャンパーソンを見られたのは素直に嬉しかったですが。

後、『ブルースワット』にとっては、ヒーローらしい所だけを切り取られた良い番外編になったのかな、とは(笑)

作品全体としては、どうにも歯車が噛み合わないまま終わってしまった本編最終回の後に、悪い出来ではないとはいえ、お祭りスペシャルを投げ込まれてしまい、心理的に咀嚼と消化が難しくなってしまったので、後々HTML版をまとめながら、ゆっくり総括したいと思います(いつになるのか)。

以上、『重甲ビーファイター』感想でした。

たとえビーファイターが倒れようと、筋肉と、昆虫魂は、永遠に不滅だ!

さやまきさやまき 2016/12/01 22:02 ビーファイター完走お疲れ様でしたっ(^o^)/

最後にコラボ編を持ってくるのはサービスでもありましょうし単純に子供達は喜びそうなので
緩く王道路線が正解だったんじゃないですかね
これが會川氏のガチ脚本(ウィザード最終回)だと面白いし嬉しいけどウィザード本編からかけ離れ過ぎてやり過ぎ感が満載でしたので(苦笑)

締めがあたかも実は三部作にまとめてみましたよ的な合わせ方になっていて
このあと直系続編のビーファイターカブトが始まりますよ
とは微妙に言い難い雰囲気になっちゃってるのも
此の期に及んでまだ迷いが見えるというか
これも全てジョージ真壁のせい(笑)
で続編では受けたデザインを踏襲させ飽きられる(苦笑)というのもメタルヒーローを引き継いでいて
どこまでも同じ轍を踏み続けるのがメタルヒーローかとww

wander_sheepwander_sheep 2016/12/02 18:35 >聞いた記憶の無いアイドルソング風挿入歌をバックに紹介
おなじみの挿入歌とともに過去の戦いを振り返るよ!みたいな顔して、覚えのない曲が流れてきて
ちょっと困惑したのですが、あれやっぱり記憶にない曲ですよね?(笑)

>メットを取ったシグが髭を生やしているのは別の仕事の事情かと思われます
53話の視聴後、フィナーレついでにWikipediaなどちょっと見ていたら知ったのですが
土門氏が髭を生やしていたのは東映の映画撮影の為で、そしてその作品はブルースワット主要キャスト3人とも出演しているようで。
わざわざショウに突っこませたのは、ちょっとした小ネタでもあったのかも知れません。

>先輩2代(特にブルースワット)を立てる都合で
ブルースワット勢は随分立てられてた感じでしたよね。
しかしこの特別編を見てまず改めて思ったのは、ショウってヒーローとしてはガラ悪めだなぁ、と(笑)
拓也がヒーローとして見てもかなり折り目正しい方なので、余計にショウが際立ってしまっているような。

>3作品の首領/幹部級キャラクターのお面が張り付いた合体暗黒魔獣オメガジャグール
お面に見えますよねやっぱり(笑)ちびっこも手軽にオメガジャグールごっこができるよ!という東映の心遣い(のはずない)

>やや強引とはいえブラックビートの名前を出し
本編で、拓也のブラックビートへの感情がもうちょっと振り下げられていればと、どうしても思っちゃいました。
どうせだったらジャグールを地獄の闇に引きずり込むのがブラックビートだったら
(ビルゴルディと共に、でもありだと思いますし)このコラボ編をビーファイターの最終話として捉えたときにも
もうすこし収まりが良くなったかも、とも思います。

>プロの聞かせる声の力って凄い
お蔭でなんとなく、いい締めくくりを見たなぁという気分に持って行ってますものね!

ともかく、ビーファイターの完走お疲れさまでした!