Mobile Safari で PDF を開く

iPod

iPod touchのSafariで、Flashが開けないのは以前からわかっていましたが、他はどうなんでしょう。意外だったのはQuickTimeがダメなこと。iPod touch のメモリ、CPUパワーではQuickTimeはきついんでしょうか。

PDF、多分開けないんだろうなぁ、と思っていたのですがちゃんと開けますね。ただし、所により日本語が表示されません。TrueTypeフォントが埋め込んであるところはOKのようですが、Postscript フォントの部分は出たり出なかったり。とあるファイル (プロパティによると、Windows Word から Adobe PDF Maker 5.0 で書き出し)では、目次部分の日本語が全く表示されてないものの、本文はばっちりOKでした。

Mac の Word 2004 で試したところ、Acrobat 8 で変換したものはOKでしたが、OSのプリントダイアログでのPDF変換をしたものは、TrueType部分のみOKでPostscriptフォント部分は抜けていました。最初は埋め込みフォントのエンコーディングの差なのかと思いましたがそうでもないようです。うーむ。

あと、「データサイズが大きすぎるため、ページが開けません」と言われることがありました。しきい値は10MBくらいのようです。

追記：表示できるものとできないものをもう少し見てみました。フォントが埋め込まれていないものはダメのようです。埋め込まれていても、表示されるものとされないものがありますが、Acrobatの「プロパティ／フォント」で見てみると、以下のようになっているようです。要するに、ちゃんと日本語化されていないということなんでしょうね。今後のアップデートに期待です。

さらに追記(9/27)：QuickTime開けないと書きましたが、開けました。ただし、開けるのは

  • H.264 (Baseline Profile Level 3.0)
  • MPEG-4 (Simple Profile)

のものだけです ( iPod touch Features Guide による)。

MPEG-4 の Simple Profile というのは、QuickTime Player の「書き出し」で 「ムービーからMPEG-4」を選び、オプションで「ファイルフォーマット：MP4 (ISMA)」を選ぶと良いみたいです。「ムービーからMPEG-4」でファイルフォーマット H.264 を選ぶとうまく再生出来ませんでした。

QuickTime Playerで「ムービーからiPhone」というのも選べます。これは上記の H.264 に相当するのでしょう。多分。できたファイルは .m4v という拡張子がつきます。

これらのファイルをWebサイトにおいて、touch の Safari からアクセスすると、ちゃんと動画が表示されました。