年齢が低いことはうらやましがられるもんだろうな

年齢層が違うよね。男女合計10人ちょっといたのだけど、当然おれが最年少。まあ、80越えしてる人もチラホラ・・・。その中でひときわ若い?人が44歳だっけか?


「私の知り合いが3個上だから・・・、47歳だっけ?」
とか言って、やたら年齢が一人だけ低いことをアピールしててね・・・。


つか、わしの方がはるかに下なんだがな・・・
ってのは置いておいても、まあ、この閉鎖空間では、あなたの年齢は大きな優位性を保てることかもしれないですよ?でもですよ?病院から出たら、そこらへんに44歳はゴロゴロしてるわけで、その中であなたは肛門からカメラを入れられた女でしかないのだよ?それは名誉なことかい?
まあ、束の間の優越感を楽しんでおきたまえ、としか思わなかった。
じゃあ、わしはその点どうなんだ?って話ですが、
ネタにできると思ってウキウキでしたよ。
不名誉とか、優越感とか全然考えてなかったのです。
まあ、この時点では、の話ですが・・・。

下剤

で、大腸にカメラを入れるわけですよ。となると、大腸を洗浄せねばなりませんワナ。で、下剤を飲むんですが、用意された下剤の量が半端なかったのです。
いくらあったと思います?










1800cc・・・





つまり、一升瓶分の下剤を飲まなきゃならんのですよ・・・。




下剤だよ?下剤。
これを一升?
ちょっとくらいウンコが残ってても、そこは最新のカメラ技術でどうにかしろよ!って思った。ウンコに負けるようなカメラなんてクソだよ!

ウンコ

で、一升も下剤を飲んだ効果はすさまじく、平均10回は検査前にウンコに行くものらしい。
で、大腸にウンコが残ってたらまずいから、10回は行けって言われた。行けば行くほどウンコが液体になり、そのうち透明になるそうです。それに達する目安が10回さ。つまり、ウンコに行くということは、検査を受ける上で非情に有用なことなのですよ。
それをふまえますと、この空間においては、ウンコをすることは素晴らしいことなのです。
異様な空間でしたよ。


推定70代女「私、これで7回も行ったわ〜。」
推定60代女「私、まだ4回よ〜。でも、1回の量が多いから、色が薄くなってきたわ〜。」
とか


ナース「あら?○○さん、まだ2回なの?頑張ってくださいよ〜。じゃないと、下剤追加ですよ?」
とか


25歳と、44歳と、60オーバーが十数名。
それらがウンコの話題で盛り上がっているのですよ。
そんな空間は世界の中でここだけです!





え?私は何回行ったのかって?










15回だよ!





病院にいく前と、帰った後でも行ったから、
今日は一日でウンコを17回した日だ!
多分、今日を越える日はないだろう・・・。

内視鏡検査

とうとう出番がまわってきました。
まあ、昨日指を入れられたからさ。
まあ、それが機械に代わるだけさ。
大したことはないと思ってた。
甘かった。
昨日は、痛いよりも恥ずかしいって気持ちが先行してたけど、今日は違った。
恥ずかしいとか、そんなもん、どうでも良くなった。
それほど痛かったか?
いや、やばかった。
最初はさ、カメラがヌルヌル入ってくる感触が気持ち悪いな〜とか思ってた。
でも、こんなもんか〜、楽勝だ〜って思った。
そしたら、左の肺の下あたりからすんごい激痛が走ったのだよ。
よく考えたら、大腸って「ワ」みたいな形してるだろ?
どうやって、カーブをまわるのか疑問だったのだよ。
てっきり、遠隔操作でまがるのかと思ったけど、やや無理矢理だったのは驚いた。
つか、肺の下から激痛ってのが有り得ない。
身体のど真ん中だよ?
そこが破れたら死ぬんだよ?
命の危機を感じた。
そういや、なんか誓約書みたいなのを書いたよな〜。
事故が起きた場合〜みたいなやつ。
ってことは、事故が起きることもあるのか?
つか。今関東大震災が起きたら、わしは間違いなく死ぬぞ。
つか、まだ、左の肺の下?
そこから右に行って、下に行くのか?
そうこう考えているうちにもカメラはどんどん進行していく。
今度は、みぞおちの辺りが猛烈に痛くなる。
痛いというか、ヤバイ。
みぞおちを内側から刺激されてるんだよ?
我慢とかそういうレベルじゃねえ。
呼吸ができねえ。
暴れた。
また、挑戦された。
また、暴れた。
そしたら、別の先生が来た。
で、挑戦された。
最初の先生がわしの大腸を押さえつつ、新たな先生がねじこむ。
かなり痛かったけど、どうにか通過した。
大腸は直線的にカーブしておるのに、カメラは曲線を描くもんだから、要所要所で壁に激突するのだよ。
なんかね、腹の中から痛いのが、もう無理だ。
もう、命の危機とか、どうでも良くなった。
痛みがとれるなら、かわりに大腸が裂けてもいいんじゃないか?って本気で思った。
ナースの手をひたすら握ってた。
ごんげは浮気モノです。
ごめんね、Xさん。
で、終わったのが1時間後・・・
なんかね。
終わったらね。
大腸も痛かったけど、肛門も痛いことに気が付いた。
これが初体験の痛みか・・・。
肛門は肛門ですんげえ痛い。
なんかね。
イスに座れねえ。
あと、歩くとき、異様に歩幅が小さい。
肛門の痛みを常に気にしながら歩かねばならん。
なんかね。
別にid:satorusuperみたいなバイにはならないよ。
痛てえもん。
早く終わってくれとしか思わなかったよ。





ま、みなさん。肛門から血を出さない方が良いですよ?
初体験は、恐怖ですよ。

第八次ごんげ大戦

検査のためで、昨日からなんも食ってないもんでね。
なんと、Xさんが、タッパに詰めて料理を持ってきてくれた。
いや、好きな子がわしのために飯を作ってくれるって、人生初だよ・・・。
ごんげは幸せです。