人間と自然がともに作りあげた傑作 / 聖オベール「モン・サン・ミシェル」
2012年6月30日 放送
今週の芸術家
・作者 オベール(?-720)
・国籍 フランス
・職種 司教
- 大天使Michaelが、司祭オベールの夢に現れ建設を命じた
- なかなか信じようとしないオベールの頭蓋骨に指を突っ込み納得させた
- アヴランシュのサン・ジュエルヴェ宝物殿に穴の開いた髑髏が見られる
- 聖人に認定される
今週の作品
・作品 モン・サン・ミシェル(708-1897)
・住所 Le Mont-St-Michel 50170
- 満ち潮の時には海に浮かび、引き潮の時には自然に現れる陸橋で陸と繋がっていた
- もともとモン・トンブ(墓の山)と呼ばれ先住民のケルト人が信仰する聖地だった
- 708年 大天使Michaelが、司祭オベールの夢に現れ聖堂の建設を命じた
- 同じくミカエルの命によりフランスを守ったジャンヌダルクにあやかって、歴代国王が要塞として好んで使用した
- フランス革命以降は監獄として利用された。海のヴァスチーユと呼ばれた
- 19世紀には中央刑務所として利用された
- 作家ユーゴーの言によってナポレオン?世が歴史的建造物に指定した
- そのとき陸続きの道路が作られた
- フランス最初の世界文化遺産
- 1200年に渡って増改築を繰り返した修道院建築群のため、複数の建築様式が混在している(カロリング朝様式、ロマネスク様式、ゴシック様式)
・ロマネスク様式 11世紀 半円形のアーチと分厚い石組みの壁 が特徴
・ゴシック様式 13世紀 フランス発祥 尖塔アーチと多彩なステンドグラスが特徴