芸道

三線の持っているポテンシャルを
最大限に引き出したい
三線の音色の美しさを聴く人に伝えたい
常日頃からそう思って演奏しているのですが
（そう、思ってるんです
「プチプチ♪」ばかりではないんです）
なかなか難しい。

そこそこ弾けているつもりで調子に乗って
師匠の三線を聴くとその違いに愕然とする。
一音目から違う。
三拍弾いたらもう全然違う。
音色が違う。
グルーヴが違う。
何もかもが違う……ガックリ。
この6月にも師匠の三線に合わせて弾いていて
その差に衝撃を受けそして打ちのめされた。

「難しいから面白い。簡単だったらつまらない」

いつも自分で生徒さんに言っていることだけど
それにしてもホントに難しい。
底なし沼のように奥が深い。
でもそういう、探求すべき道に巡り合えたことはシアワセだし
自分を打ちのめしてくれる師匠に出会えたことは
ホントにシアワセであります。

芸道に近道なし。
芸道に終わりなし。