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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

「ラスベガスをやっつけろ」(1998年 監督:テリー・ギリアム)

自宅で深夜ビデオをみる。「ロストインラマンチャ」(2001年)を観て、親近感をもっていたテリーギリアムの映画。1999年ごろに一度ビデオで観たので、2回目。最初の時はあんまり面白くなかったが、今回は意外と楽しめた。ハンター・S・トンプソン原作で、クイックジャパンなんかが好きな人には大人気(らしい)のアメリカの作家だが、残念ながら私は一度も読んだことがない(山形浩生の書評を読んだら、読みたくなかったけど。あと、この書評の親父はマンマこの映画のキャラクターです。「谷岡ヤスジまんがの現実アメリカ版である」というのは笑った)。これを機会に読んでみようかな?。映画自体のストーリーはつまんないですが、ジョーニー・デップの頭の禿具合がとてもよくできすぎていて必見なのと、「麻薬はダメよ!」的なものがよくでていて個人的には好きです。原題は「Fear and Loathing in Las Vegas」(怖くて嫌いなラスベガス)なんですが、こちらのほうがやっぱりぴったりのタイトルとだと思う。

勝手に映画評価★★★☆☆(星3つ)

キューティーハニー」(2004年 監督:庵野秀明)

池袋に「キューティーハニー」を観に行く。映画の日なので入場料1000円。5月29日に公開したばかりとあって、さぞかしお客がいるんだろうなと思って劇場に入るが、スカスカ。う〜ん、打ち切りはやそうだから、興味がある人は早めに劇場にいくことをお勧めする。
とても「面白くなる要素」(悪役キャラクターのキャラ、衣装がよく出来ていたり、いいロケーションとか、キャスティングとか)がたくさんあるにも関わらず、つまらない映画になってしまった典型例。映画好きなら「おれならこう撮るのに!」と強く感じさせる1本! 映画を作っているが、最近モチベーション低下に悩むクリエイターがいたら必見だ!(全国に一体何人いるんだろうか?)
・ダメな点その1 「画面が濁っている」 ハニーをはじめ、敵役のみなさんもど派手なカラーリング、でてくる登場人部も鮮やかな衣装が多い。が、空色やビルの色、道路といった背景色をまったくいじっておらず、曇りの時は暗いまま。といった感じで色を一切いじっていない感じ。せっかくだからもっと色をいじってコントラストを強めに、原色を際立てた方がもっと見ていておもしろい画面になったと思う。
・ダメな点その2「敵役四天王の活躍が中途半端」敵役のキャラがいい! と何度も書いているが、その活躍やへっぽこ。四天王もいるから、どれもいいかげんになっているので、二天王ぐらいにしぼって、バトルシーンをもっと濃いものにしたほうがいいと思う。及川光博、片桐はいりの役はともてはまっていて、よくできているので必見。
・ダメな点その3 CGがヘッポコすぎて(以下略)
・ダメな点その4 松尾スズキがでているので(以下略)
・ダメな点その5 お色気シーンがなくて(以下略)
・ダメな点その6 市川実日子の演技が下手すぎて(以下略)
・ダメな点その7 大人の事情でいたしかたないが、ファミリーマートとカシオのタイアップが目に付きすぎ
噂のハニメーションは個人的にはよくできていると思うが、人によっては「手抜き感」が強く感じられるので、万人にお勧めできるものでないと思った。

勝手に映画評価★★☆☆☆(星2つ) コメント:サトエリの顔は個人的に好きじゃない(体は好きだが)

・公式サイト
・goo 映画
・2ch 【庵野】キューティーハニーPart5【サトエリ】
粘着のバトルがあるが、参考になる素直な感想も多数あり
・Cutie Honey
アメリカのオタクサイトのレビュー。スゲー真面目で的確にレビューしていてびっくり。ナナメ読みしかしていないけど。