The HIRO Says

If you smell what The HIRO is cooking!!!

川崎大師には人生のヒントがたくさんあった


父の病気の快癒のプラスになればと、厄除けをもらいに川崎大師に行ってきました。
たまたま引越した先の近くにあるので、物見遊山も兼ねて…と思っていたら、ハッと気付かされる人生のヒントがそこにはたくさんありました(ちなみにnot仏教徒)。丁度いま学んでいるアジャイルやリーンとも関係することが多かったので、チラ裏的ですがまとめておきます。

(1)常に改善

「信徒会館」という所に、お釈迦様の入滅を説明する資料がありました。そこでお釈迦様が弟子達に語ったという言葉が面白い。

諸々の現象は常に移ってゆく。何事も怠らず努めるがよい。

仏教徒の間では「無常観」として解釈されているようですが、アジャイルを学んでいる身としては、「常に怠らず改善を続けなさい」という意味に捉えられました。お釈迦様がどういう意図で言ったのか、解釈は色々あるようですが、今の私はアジャイルのことを言っているのだと理解しておきます。

(2)無理の否定

同じく「信徒会館」にて。お釈迦様は、まず最初に6〜7年の苦行を積んだそうです。しかし、苦行から正しい答えを得ることはできないと悟り、苦行を中止したそうです。

  • 苦行を行っても、心身を消耗するだけだ
  • 正しい答えを得るならば、正しい考え方を身につけることが大事だ


そうして行き着いた考え方が、八正道というものらしいです。仏教というと、どうも先入観念として滝に打たれる荒行とかをイメージしてしまうのですが、お釈迦様が苦行を否定していることに驚きました。
ちょうど川崎大師に向かう時に読んでいた Lean の本でも、「システムの capacity を超えることは出来ない。だからまずシステムの capacity を把握することから始めよう」と書かれていて、仏教と Lean との符合に内心驚きました。
つい私も日々の仕事で無理を重ねてしまうきらいがあるのですが、無理をして乗り越えるのではなく、正しい答えを見つけるようにしようと、考えを新たにしました。

(3)40歳スタート説

南無阿弥陀仏」と書かれた石柱、六字名号塔という名前なんですね。何かを達成したときに、仏への感謝の意を表すために建てるらしい。
ちなみに、川崎大師にあった六字名号塔の説明に気になる記述を発見。

商人をして成功していたが、40歳になって字がすらすら書けるという体験をして…(かなり意訳)


やるじゃん40歳!


また、「信徒会館」の資料によると、お釈迦様は40歳から説法の旅に出たらしい。やるじゃん40歳!


40歳から色々なチャレンジをしていることに、妙に勇気づけられました。まだまだ人生これから。自分もチャレンジし続けよう。

多くの人間の願いの集大成

絢爛豪華な曼荼羅をみると、時の権力者たちが財をなげうって状況を良くしようとしていた心の苦しみが見えてきました。
一方で、一般人が甘酒片手に笑顔で語らい合っているその場を見ると、お寺という場を社交場にして一時の苦労を忘れようとしている、そうした工夫も見て取れました。
どちらも人間の本質なんですよね。
どちらも忘れてはダメだなと、心を新たにした次第です。


ちなみに、厄よけは300円で販売中だそうです。


Leading Lean Software Development: Results Are not the Point (Addison-Wesley Signature Series (Beck))

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