帰宅

hajic2004-09-24

ちょうど三週間の日程は後半が忙しくてたいへん。なにせ福島から二日で関西に帰ってくるというのは・・・うーん、車なら全然余裕なんだけれど。さて旅の最中、延々と心を思索の世界に遊ばせた結果三つの構造的事実を発見する。一つはマリみてが花のアスカ組の構造的文脈上に存在しているということ。次にレイアースとは天皇制のはらむ構造的人権侵害への批判的作品であるということ。最後に、最後に、最後になんだっけ。忘れていると言うことは前記の二点よりもさらにどうでも良い構造的内容だったに違いない。

 アイテム所見 最新版

キャンドルランタンはForestHillよりもUCOミニランタンの方が良いかもしれない。安定性と耐風性に優れている気配。ロウがこぼれる無駄な消耗が少なく、当然ホヤ部分にもロウが付着しにくいのでいつまでもクリアな明るさを得られる。弱点はケースがやや大きめになることと、フックが付属していないのでぶら下げて使用する際には何かしら他のアイテムが必要なこと。ちなみにForestHillはホヤにロウがついたのであぶって溶かしていたところバリンと割れた。耐熱ガラスじゃないのか!
スノーピークのライトタープ・ペンタ。タープにしては軽いし、軽量型にしては広いので荷物を全部押し込んだ上で調理&食事が可能なのは良い。特に背面が地面すれすれまで降ろされているので風雨に強く、雨の夜に二人(三人は荷物を押し出さないとキツそうだ)で談笑するにはかなり好印象。しかしながら空気が溜まりやすく、平地では蒸しがち。また6点のペグダウンはかなりの設置面積を必要とするので、道の駅等でほいほいと設営するわけにはいかず、結果としてあまり使用頻度は高くない。やはりトム的アイテムと言える。
MSRウィスパーライトインターナショナル。しげしげ確認したが燃焼音はやはり驚くべき静けさ。へたをするとカートリッジ式のストーブよりも静かなので、うっかりすると消えていても気付かない。火力は強く美しく、これが1万円そこそこで買えるのはとても好ましい。弱点はやはり(以前から言われていたが)火力調整。フューエルコックがボトル側についているので、調整にタイムラグが発生してしまうのだ。プレヒートで盛大に炎を巻き上げる様は結構大迫力である。またボトルのガス圧が下がりやすく、とろ火にしているとしばしば失火する。比較的に我がオプティマスNOVAはかなり安定した高性能製品だ。あれであと少し静かなら・・・
参照 id:hajic:20040825#p1
フライパン。そろそろ荷物が重いとかなんとか言わずに持って行くべきナベのようだ。コッヘルでチャンプルー風卵とじを作ったら大いに焦げた。悲しい。

 バーティミアス-サマルカンドの秘宝

バーティミアス (1) サマルカンドの秘宝
ハリー・ポッターに対抗し満を持して発売されたらしい本なのだがダメだった。ハリーポッターより圧倒的に正統派なのである。正統派なのではあるが、残念なことに読者が求めているのはけしてそのようなものではないのであった。つまり魔法使いたちのスノッブな気質や魔法原理等々を現実に即して描き込んだ結果、実に鬱陶しい主人公と優れてしみったれた舞台世界が完成されていて、ハリーポッターで少し長文になれたお子様たちはもちろん比較的大きなお友達たちですら「ちょっとなあ」と思いかねない長編である。ただこの本の名誉のために、一息に読んでしまったということを追記しておく( が、読み直そうとは思わない)。