Jakks Pacific, SNKプレイモアと提携

プラグ・アンド・プレイ市場の先駆者・Jakks Pacificが、SNKプレイモアとの提携を発表しました。2006年春に「SNK TV Games」を約20ドルで発売する予定とのことです。先日ライバル会社のラディカがカプコンとの提携を発表していたので、それへの対抗措置なのかなと思ったら、収録予定に格闘ゲームは含まれておらず、「怒」「怒号層圏」「バンガード」と何やらずいぶん地味な内容になっています。いずれも家庭用で完全再現された例がないだけに、どうやって移植するのか気になるところですが、20ドルという最低ラインの価格設定からみて、ループレバーの再現はないと見たほうがよさそうですね。せっかくコントローラ一体型での復刻なのになあ。

Jakks Pacific GAMEKEY 発表

Jakks Pacificは上記と前後して、カートリッジでゲームを供給することのできる次世代のコントローラ型ゲーム機「GAMEKEY」をアナウンスしています。先日開催されたアメリカ国際トイフェアで一足早くお目見えしたそうですが、写真などはまだ出ていないようですね。
発売は今年秋を予定しており、既存のTVゲームズ・シリーズが順次カートリッジとして利用可能になります。すでにカートリッジ化が決定しているのはナムコニコロデオンDCコミックス関連のタイトルで、「パックマン」「ミズパックマン」「スポンジボブ」「バットマン」「スーパーマン」「ジャスティス・リーグ」「スクービー・ドゥ」など。最終的にはほとんど全ての作品を網羅するものと思われます。
こうしてどさくさ紛れにカートリッジベースの家庭用ゲーム機が復活しようとしているわけですが、周知のようにプラグ・アンド・プレイ機へのカートリッジシステム導入は、決して目新しい動きではありません。「e-kara」はすでに2年以上にわたってカートリッジを提供し続けていますし、最近ではXaviX Portというきわめて洗練されたプラットフォームも登場しています。この方面の技術と経験では、明らかに日本企業が先んじているわけですが、その豊富な蓄積を現在のブームにうまく活かしきれていないのは、少し歯がゆいところです。