4月25日(月)「ハチ公退院・・2週間ぶり我が家へ」


※傷癒えたハチ公 新しいシフトペダル(左)とクラッチレバー(右)
  先週金曜日にディーラーから修理完了との連絡があったが、翌土曜日は強い風雨のために見合わせ、快晴の昨日曜日にハチ公を引き取ってきた。飼い主である当方はまだちょっとした拍子に胸にかすかな痛みを覚えるときがあるものの、ほとんど気にならないレベルなので、直接自分で乗ってきた。折れた部品は真新しいものに替わり、カウルの端の擦り傷はきれいに塗装されて、ハチ公は1月の納車時の輝きとなっていた。僅かな距離だが久しぶりに走って、とても気持ちが良かった。
 そして今日は、整形外科に肋骨骨折の中間検診。医師の話だと回復は順調であるが、もう少し用心しましょうと、さらに2週間分の鎮痛、消炎の飲み薬と湿布薬を処方される。2週間後にレントゲンを撮って骨が完全に繋がっているのが確認できるまでは、動きすぎないようにと言われる。まだしばらく激しい運動ができないとなると、当面、5月22日のリレーマラソン大会に出場できるかどうかが大いに気になるところ。日頃は練習をさぼってばかりいるのに、走れないとなると無性に走りたくなる。
 この2週間、今回の事故の原因と今後の対応等について考えてみたが、反省すべき点が多い。
①技能と体力の低下→まず、1年半のブランクがあり、特にワインディング走行時のスキル等に勘が鈍っていた面もあるのに、その認識が乏しかった。加えて、ライテクの本を読んで頭でっかちになって、未熟なままに余計なテクニックを使った。また、加齢に伴う体力の低下もあるのに、ブランクがあった間、走ったり山に登ったりして身体を鍛えていたと勘違いしていた。その上、オートバイ道楽に戻るとともにそれらのトレーニングの頻度も落としていた。
②機種変更によるオートバイのスペックの変化に対する認識不足→1150CCから800CCになってトルクも減少していたのに、同じ感覚で走っていた。左右にシリンダーが出っ張って低重心のロードスターと異なり、ハチ公は重心が高く足つきも悪いため、車重は軽くなっても、安定性はむしろ劣っているのに気がつかなかった。
③被害軽減のための準備不足→ロードスターの時は両サイドのパニアケース(動研の薄型リッド付き)を常時装着して走行していたが、ハチ公用のサイドのパニアケースは厚みがあってこれを装着して走行するとすり抜けに支障が出ると勝手に判断して、納車以降一度も装着せず今回も装着していなかったため、転倒時にシフトペダル等にもろに衝撃が加わった。
④復旧ツールの不携帯→ロードスターの時は車載工具のほかに、パニアケースに自前の工具やガムテープ、針金等を常時携行して走っていたが、③の理由により、ハチ公になってからはそれらを携行しておらず、今回は仲間に迷惑をかけてしまった。
⑤プロテクターの不足→新調したBMWのツーリングウエアは、一見してごつい感じだが、背中にしかプロテクターが入っておらず、胸側部の打撃には全く役に立たなかった。 等々  
  で、今後のツーリング時の装備や心構えについては次のようにしたい。
①肩、肘、脊椎だけでなく、胸前部、側部も含めたプロテクターの検討と装着
②サイドパニアケースを常時装着しての走行
③工具類やパンク修理キット等の常時持参
④身体トレーニン日課の励行
⑤ライテク習熟のためのソロツーリングの励行  
⑥ライディングスクールでの講習の受講  等々