庵滝

今日は、妻と一緒に日光の小田代ヶ原の奥にある庵滝を歩いてきた。

今年も雲龍渓谷への氷瀑ツアーのシーズンとなったのだが、ヤマレコ等を見ると昨年以上の人混みのようであり、休日ではゲート前の駐車スペースを確保するのはちょっと難しそう。かといって、暖冬の続いた今年の氷瀑は、平日に休みを取って見に行く程のものでも無さそうということで、急遽、目的地を庵滝に変更。

さて、三本松で妻用のスノーシュー(=ストック無しで@700円。午後4時までに返却するようにと言われた。)をレンタルしてから車で赤沼茶屋まで引き返してみたが、駐車スペースはほぼ満車。向かいの公衆トイレの前や路上に駐車するのも気が引けるということで、妻との協議の結果、三本松まで引き返し、そこに車を置いて午前8時57分に歩き出す。

予定外の舗装道路歩きの後、赤沼のベンチで身支度を調えてから9時20分に再スタート。昨年は“練習”だったので、すぐ先の橋を渡ったところでスノーシュー等を装着したが、今日は“本番”なので、ツボ足で行けるところまで行ってみるつもりであり、途中、スノーシューの団体さん2組を追い越し、「小田代歩道入口」のところで舗装道路(10時6分)に出る。

その後、しばらくは薄く雪が積もった舗装道路を歩いて行き、10時16分に小田代ヶ原のバス停を通過。その先も弓張峠までは何の問題も無かったが、峠を越えると路面の凍結した下り坂が待っており、滑って転倒しないように細心の注意を払いながらヘアピンカーブの突端にあるゲート(10時30分)のところにたどり着く。

ゲートの先もルート上の雪は踏み固められており、スノーシュー等は依然ザックに括り付けたまんま。観測所(10時41分)の建物の先からはハッキリした上り坂になり、(傾斜は緩やかではあるものの)まあ、それなりの負担になってくる。その後、沢らしき箇所の横断も出てくるが、ピンクのリボンが付けられたメインルートを歩いて行けば危険なことはなく、結局、ツボ足のままで庵滝(11時44分)に着いてしまった。

滝の周囲では数名の先行者が休憩したり、写真を撮ったりしており、彼等の話によるとやはり例年に比べてやや見劣りするそうであるが、“庵”という名前にピッタリの質素な佇まいはなかなか味わい深い。氷瀑を見るのはこれが初めてという妻も喜んでくれたようであり、滝の裏側を興味深げにのぞき込んだりしていた。

さて、滝見物に小一時間ほど費やした後、12時34分に下山開始。下りは滑り止めが有った方が楽だろうと思い、それぞれスノーシューとワカンを装着して歩き出すが、これが大正解で、観測所(13時14分)を経てアッという間にゲート(13時22分)到着。そこでスノーシュー等を外し、小田代歩道入口(13時47分)〜展望台(14時8分。休憩)〜赤沼(14時57分)と歩いて15時21分に三本松まで戻ってくる。本日の総歩行距離は14.7kmだった。

ということで、いつ行っても混んでいる「やしおの湯」で汗を流した後は、一部で人気らしい焼きそば専門店の「れんがYA」でちょっと早めの夕食を取る。初めてだったので大盛りを注文してみたが、普通盛りでも十分だったと思わせる分量であり、味の方もなかなかのものでした。