「ルイ・ボナパルトのブリュメール十八日」(20)

 第七章。マルクスの結論、その一。
 1851年12月2日までに革命は自分の準備作業の前半を完了した。いまそれはあと半分の完了にかかっている。(秀註=ブルジョア革命はプロレタリア革命の前提である) それははじめ議会権力を完成した、これをたおすことができるように。このことをなしとげたいま、革命は、執行権力を完成し、これをそのもっとも純粋な表現にまでひきもどし、これを孤立させ、これを唯一の標的として自分に対立せしめる。自分の一切の破壊力をこれに集中するために。(階級対立こそがこれまでの歴史であり、プロレタリアはこの対立を止揚するために勝利をめざす)