早め

時間が変わった瞬間に日記を書き始めるお薬15日目。 一時期はやばかったものの、薬と静養のおかげか最近は変な電波をガンガン受信できる位には調子が良くなってきた。 まあ、まだ働くにはぼちぼち時間が要るだろうけれど。 うーむ、この電波状態を利用して飯の種・・・・・・ごほん。
ああしかし、ひとつにシリーズ、しかも好きで追いかけていたシリーズが今にも終わるというか、このままなにもないわけねえやなあという事実が、恐怖とも興奮とも取れない謎の高揚感を生でした。 うう、胃が辛い。 ああでもこれで終わるんだなあとか思うとぐっと来るものも。 後ちょっとだけ蛇足というか番外編があるけど。 第一回龍皇杯からだから、すでに6年か・・・。 長かったなぁ。
というわけで、

 感想 榊一郎「スクラップド・プリンセス12 反逆者の多重奏」&「スクラップド・プリンセス13 天に響く聖誕詩」

安曇雪伸富士見ファンタジア文庫・(12)520円、(13)560円・(12)ISBN:4829115394、(13)ISBN:4829115629
内容を要約すると、「そして、人は生きていく」
えー、もうね感無量です。 そりゃ、いろいろ傷が無いとは言いません。 長編を、しかも己の予期しないくらい長く書いたツケは確かにあります。 特殊部隊作りすぎとか、その上あんまり活躍無かったとか、最後は火力が狂ってたとか。
ですが、私にはそのような事はどうでもいいのです。 いままでいろんな本と出会ってきて、しかしその終焉をきちりと見届けれたものは数少ないモノに限られます。 きちんと終わったもの、終わらないもの、続きの出なくなったもの、途中でこっちがリタイアしたもの。 それはもう数多の本に出会いました。
でも、デビュー作「ドラゴンズ・ウィル」から今までずっと見てこられたのは、ずっとファンでい続けて読み続けてきたのは、このシリーズが最初です。 前途洋洋と始まった序盤。 予想外に長くなると実感した中盤。 シリアスな展開がひたすらに続いた後半。 そして駆け足ながらも、己の分をきっちり出し切ったらスト。
榊一郎第一のシリーズは、ここに完結を迎えたのであります。
いやあ、本当に走馬灯のように過去の事とリンクして内容を思い出すと、なんとも長い道のりであったと、そう思います。 長い間、その旅路を見続けて、思い入れも深まったキャラとの別れを感じつつ、残った連載分を余禄としてゆるりと楽しもうかと思います。

 「ライトノベル☆めった斬り!」の序盤で

あちこちの人が、「なんか合わない」「違和感がある」「これは我々の言うライトノベルではない」など、軸線のずれを指摘する声がしきりにありますが、そんなのふた周りも年が上の人の語りなんだから変で当然でありんす。 見てきたものも、見ていた方向も、場数も違うのだからこれで「ライトノベル」を正確にどうこうできると思ってる方が変だとすら言えます。
違和を感じる。 ならば、どこの軸線が違和感となっているかぐらいは見出さないといかんであります。
で、大森望三村美衣の発する違和とは主に
一、特撮系に対する視野の不足
二、テレビドラマや映画など実写方面の視野の不足
三、エロゲの視野の不足
の三点がつまる所20代後半の方々には違和感となるのだろうと思います。
この辺の観点からもアプローチが必要なのかもしれません。
あと、こういう対談型昔語りを上の世代にだけまかさずに、自分達も積極的に発言していく事も同時に必要でしょう。 というか「封仙娘々追宝録」が語られて無いだけでこの本は価値が薄い!(キ王儲的発言) つーか、自分が通過した地点がことごとくスルーな本ってのはかなり悲しい。 「めった斬り」なんてしてねーってのよ。
あーもう、誰かと語りあいてぇ・・・。
追記
結局全部読んだ。 中盤までは結構いい感じだったんだけど、しめがなあ・・・。 そこでゆるゆると落ちていくなよなあ。 私らはそこが主戦場なんだからさー。
それよりなにより、だれか豪屋大介はもともとエロ出身だって教えて来い! 名前言ってもきっと分からないだろうから、「この痛みと共に覚えておけ」って殴って来い! 業界にいてその事も知らんのか! っていっても私も偶然分かったんだけれども・・・。
まあそれはいい。
とりあえずは、中年用目録という按配だろうか、この本って? やっぱりもう少し年下の人のやつも読みたいなあ。
・・・・・・仕込みでもするか。(←意味深に見せるテスト)