感想 秋田みやび『ソードワールドノベル へっぽこ冒険者と眠る白嶺』

内容を要約すると「ハイキング気分で大爆走」
ソードワールドリプレイ復古の立役者「ヘッポコーズ」の初長編にして秋田みやびの初長編。
今回は、冒険を通じてのおっさんの改心劇です。 おっさんを中心で見る事でキャラもよく動いておるのがよく分かります。 これもひとえにキャラをしっかり把握しているからですね。 しっかしなんでここまでいい感じな改心劇が書けるか、秋田みやび。 普通に長編書いて欲しいなあ。

 感想 水口敬文『憐 Ren 刻のナイフと空色のミライ』

内容を要約すると「定められたボーイ・ミーツ・ガール」
あんまり好みじゃなかったなあ。 ざっくりした会話はかなり好きなのだが、どうにも続くしかないような展開なわりに綺麗に終わっているのが不自然だなあとか。 「ボーイ・ミーツ・ガール」モノとしては最終的に目指す地点が違うという仕掛けは面白いんだけど、続きはあまり希望しないです。

 感想 清水マリコ『ゼロイチヨンロク』

内容を要約すると「摩訶摩訶不思議」
なんか騙し絵を思いっきり見せ付けられたような不可思議感がある。 非現実を妙に現実的に対応する不思議さ。
それがあいまって不思議な空間を作り出している。 結構好き。

 感想 榊一郎『スクラップド・プリンセス サプリメント2 恋人達の狂想曲』

内容を要約すると「メイド大動して、恋人一組」
メイドメイドのバカ話。 長編のストレスがこの話で発散したんだろうか。 まあ楽しいからいいや。 はははバカよバカ、メイドバカよ!

 感想 榊一郎『スクラップド・プリンセス サプリメント3 聖地に流れる円舞曲』

内容を要約すると「周りがばたばたするわりに普通」
魔法バカが魔法を取り戻す過程で技術バカにあい、途中でいろいろありながら最後はあやうく世界を征服されるところで何とかなるという話。
なぜ、あの液体を飲ましますかあなた、と思いっきり突っ込んだよ。