訂正および推論行為手当て

昨日の日記の妄想にコメント欄にてツッコミいただきました。 そうか、締め切り守る人か・・・。 物量が物量―小説2作にゲーム一本―だけに無理があったのかと思ったんですけれども。 「SEVEN-BRIDGE」のプロローグを見た感じだと茗荷屋さんが主に書いているようでもあったし・・・。 結局推論でしかないんですけどね。

 感想 沖田雅「先輩とぼく 4」

<日柳こより・電撃文庫・550円・ISBN:4840229422
内容を要約すると「楽しきかな、夏休み」
怒涛のツッコミのはじめ、はじめ弄りがライフワークと化してきたつばさ、ひたすら暴走する嵐&双子、その人間性能を誤った方向に特化させ続ける川村、なぜかついていくオーラ、三巻での出番の少なさをエネルギーにかえてる感のある道本、こっそりとしっぽりくれる真太郎&桜、どんどん不遇になっていく典弘、スーパー女美香、なぜかでてくる番長と揃いも揃ったりなセニョール&セニョリータが、夏休みを力いっぱい謳歌するのでありました。
それだけといえばそれだけですが、それゆえに、のほんのほんと見れる一作。 大変おいしゅうございました。 特に、いちいち思った方向に駄目だしするつばさがなんかいいです。「分かってない。 君は何も分かっていない」って分かりたくないって。

 感想 長谷川昌史「ひかりのまち nerim's note」

<Nino・電撃文庫・550円・ISBN:484022918X
内容を要約すると「遠大な兄弟喧嘩」
全体として周知の事実を無理に捩れさせて世界観と小道具、そしてストーリーの根本を形作っていて、それを主人公に体験させる事で見せると言う形。 そのねじり方はなかなか確かで、街が暗いという前提の使い方がぞんざいな感もあるけれどそれなりに世界に引き込まれる。
ただ、後半に入って伏線大回収がおっぱじまってから、具合が変な方向に。 正直「いつまで伏線たぐればいいの?」と途方にくれそうになってあわあわしているうちに、あれ、終わりましたか? という感じで終結してしまいます。 その辺でどう感じるかで、好き嫌いのジャッジがされると思います。 私は駄目でした。