良く分からないメール

「とりあえず、『不定少女』はやべえだろう」とか思いながらスパムメールをちまちま処理していたら、こんなメールが。

ぁたしと思ってたけどさすがに今回は負けたからもう諦めるよ。短い夢だった…

どうですか、この自己完結度。 なにかを思って何回か何かに負けて何かに諦めて何かに夢を見ていたらしいのですけれど、それがこちらには何一つ伝わりません。 全く共有する部分が無い。 完全な一方通行です。 アクセラレータです。 ちゃんと三巻の時点で「少年」って書かれています。
ここまで何も共有できないというのは、なかなかに愉快であるなあ、と思うのでした。

 力の差

特にグダグダと書くことではないのですけれど、富士見ファンタジア文庫富士見ミステリー文庫とで、どうしてあんなに解説のレベルが違うのでしょうか。 
というのも「BAD×BUDDY 12月の銃と少女」の解説が、まこと正鵠を得ていて「編集部、それを良く見抜いた!」という具合だったからです。
富士見ファンタジア文庫の解説は、なんというかなんというかなので、つい思ってみるのでした。

 感想 小林めぐみ「食卓にビールを 3」

剣康之富士見ミステリー文庫・560円・ISBN:4829162902
内容を要約すると「ヨイドレSF、ミタビ」
相変わらず、好きな人には高値安定、駄目なら、はいそれまでよ、なSF短編集。 この場合の「SF」は「すこぶる不可思議」という事でお願いしたい。
あいかわらず不可思議現象にまったくの平素で相対するおかげで、不可思議に感心する前に話が終わります。 今回は一個一個軽く解説。 要約するとすごい大仰な事になりました。

  • 大掃除編
    • 強すぎるエネルギーを管だけでどうにかする話。 普通に好き。
  • スナイパー編
  • 喧嘩編
    • 異文化コミュニケーションとさいころの話。 適当に好き。
  • 不動産屋編
    • 住宅事情と瞬間移動の話。 好き好き。
  • 降臨編
    • 大戦争と端末の話。 結構好き。
  • 密輸編
    • 生命の神秘と人間の凶暴性の話。 まあ好き。
  • 廃墟編
    • 夢と時空の話。 好き。
  • 妻の仕事編
    • なんとなく団欒。 結構好き。