半坪ビオトープの日記


湯沢高原行きのロープウェイ乗り場より少し手前に、湯沢町歴史民俗資料館「雪国館」がある。
小説「雪国」を著した川端康成の生涯や初版本などの展示や、駒子のモデルとなった芸子の松栄に関する資料などのほか、雪国の生活を紹介するコーナーなどがある。

入口には大きな根株で作ったモニュメントがある。駒子と島村が語り合った鎮守の森、諏訪神社にかつてあった杉の神木根を、5年の歳月をかけて仕上げたという。杉の神木の樹齢は、300有余年だったといわれる。

受付のある2階には雪国の暮らしを紹介するコーナーがあり、囲炉裏を中心とした民家の茶の間が移築されている。縄を編む大きな縄ない機も展示されていた。

湯沢町無形文化財指定の大和神楽(別名太々神楽)は、地元の神社で江戸後期より伝承されている。

ここに特別展示されている魚沼神社の大和神楽は、明治25年に創始されたと伝えられている。
戦中戦後に一時期途絶えていたが、昭和47年以降に復活されたという。

湯沢町石白の道路工事現場から昭和46・49年に古銭が大量に発見された。古銭の種類から15世紀後半頃に埋められたと推定されている。
総枚数27万1784枚は、函館市出土銭37万4435枚に次ぐ、全国第二位の出土数を誇る。誰が何のために埋めたのか謎だが、上杉氏の軍資金説が有力という。