半坪ビオトープの日記

大菩薩、雷岩

上りがきつく息づかいが荒くなった頃、ようやく視界が開けて来て雷岩に着いた。
富士山には雲がかかり始めて来た。富士山の手前には大菩薩湖(上日川ダム)が見える。
昔はなかったダムで、1999年に完成したらしい。

富士山の右手には、遠くに南アルプスの山並が見える。聖岳赤石岳荒川岳から塩見岳農鳥岳間ノ岳北岳仙丈岳と3000m級の山々が連なっている。眼下には塩山の町が見える。

雷岩の裏手に大菩薩嶺(2056.9m)があるのだが、展望が利かないので省略して大菩薩峠に向かった。雷岩から峠までの尾根は、岩と笹原だけで展望がよく心地よい。峠から光のあまり射さない林の中を下っていくと、苔むした大岩がごろごろ集まっている所を通り過ぎた。

湿り気のある道ばたに黄色の花が咲いていた。花数が少ないがアキノキリンソウ(Solidago virga-aurea var. asiatica)と思われる。

湿り気があるからだろう、大き目のキノコが傘を広げていた。カラマツ林に多いヌメリイグチか、あるいはチチアワタケだろう。

急いで下山しても、恵林寺の裏手にある「そば丸」というそば屋に着いたのは1時すぎてしまった。おすすめの「旬の野菜素揚げそば」を頼んだところ、いろいろな野菜がたっぷりあり、評判通りそばが美味しくてたいへん満足できた。