二子山親方

harimaya2005-06-14

昨日、大相撲協会の故二子山親方の葬儀が
両国国技館で行われ大勢の参拝の人々で
混雑していた。私もかつての先代貴乃花
ファンの一人として手を合わせてきた。
小柄で足腰が強くて、驚異的な粘り腰の
美青年力士は当時の相撲ファンを熱狂させ
華のある大関として国民的な声援を浴びた。
息子二人を横綱にまで育て上げたことの
立派さは相撲界のみならず日本人全てに
感銘を与え、模範の家族と尊敬された。
後半生の花田一家の崩壊は、言うまい。
しかしバブル後の不況時代の鬱憤をせめて
気分だけでも救ってくれたのは花田親子の
活躍であり感謝の念は日毎に膨らむ。
お骨が国技館を去るとき参列した人々の
惜別の声はいつまでもなりやまなかった。
大関貴乃花ありがとう。心から冥福を祈ります。

国連

日本はドイツ、インド、ブラジルと手を組んで国連の常任理事国入りを目指している。
そして案の定、中国や韓国が猛反対で、途上国に圧力を掛けて阻止の構えを崩さない。
中国にとってアジアで唯一の常任理事国で、それは「大国」の意味を持つ証左だろう。
けれど隣の小日本が同じクライに立つ事は決して許容出来るものでなく最近の一連の
反日運動や、なにかにつけイチャモン付けるのは、その線で考えれば納得が出来る。
米ロもあまり気乗りがしないらしく積極的に支持を表明しないのは既得権の分散が
理由で、ライス国務長官などは、時間をかけて論議するべき問題と先送りしている。
そこで国連について考えてみよう。先の大戦戦勝国たちが世界経営の一環として
作られた戦勝国たちのための機関で自分たちが主導権を握れる仕組みになっている。
国連憲章には平和を謳っているが、国連によって平和をもたらされた例など皆無で
アメリカはベトナムイラク。ロシアはチェコハンガリーチェチェン。中国は
ウイグルチベットに侵攻しても国連は全然用を足さない。なんのための国連か。
日本では国連信仰の人がけっこう多いが国連は日本に何をしてくれたか質問したい。
今も敵国条項で日本は仲間はずれどころか、国連の敵国なのを忘れてはならない。
分担金は日本20%なのに常任理事国の中国1%、ロシア1%、これじゃ懲罰金だ。
アメリカなどは自国の意見や要求が通らなければ分担金を滞納する戦術に出ている。
今回、常任理事国になれなかったら国連に見切りを付けるのも一つの選択肢だろう。
敵国条項”の日本やドイツが脱退すれば三割の歳入が消えて、国連は弱体化して
いずれは崩壊の運命に違いない。EUだって先行きは分からないし、東南アジアも
火種は残っている。世界が変動期に入っているとき、何の手立ても出来ない国連は
無用の長物とさえ思える。日本が国連に残るなら、常任理事国以下の分担金のみ
払えないとの宣言をすべきと考える。世界の中の日本はピエロ以下だ!