サイバネティックス

ウィーナー サイバネティックス――動物と機械における制御と通信 (岩波文庫)

ウィーナー サイバネティックス――動物と機械における制御と通信 (岩波文庫)

数式が読めん。「フィードバック」に興味がある人ならお勧め。
自己組織化、自己産出、自己創出のさきがけ的存在。

社会のコンテキストでフィードバックというと、第三者がある人やサービスに対して評判や意見をもらって、望ましい状態と現状の差分を把握し修正を加えていく。。。。というイメージかな。

「自分の出力結果を自分の入力にして作用することを繰り返す」の全体の円環ループとしてフィードバックを解釈すると(ここまで来ると「フィードバック」という言葉は適切ではないかもしれない)、
自己産出、自己創出など生命活動の秩序形成、学習と成長の欠かせないものとしてのイメージに近づく。

この本の文脈だと学習し成長するのはサービスかプロダクトかユーザコミュニティか開発チームか個人かあるはもっと別な何かはあまり気にすることなく読める。
ただし、私は、数式は読めんかった。