犬の想像力

犬が喜んだり悲しんだりする事は犬を飼ってる人だけに限らず自明の事のよう思われる。犬は人の出かけるそぶりをいち早く嗅ぎつけるとそわそわしだし落ち着かずその辺を駆け回ったりする。こちらが嫌な事を思いついて(犬にとって、耳の手入れとか)呼びかけると決して近づいて来ない。状況的に見て今呼びかけるのは何かあるって警戒するわけなのだ。まぁこっちも演技下手だから見破られるだけなのだが、それでも犬の想像力だってバカにできたものではない。やはりこの想像力っていうのはイメージがパァっと頭の中で広がるのだろうか。うれしい時は今までのうれしかった時の経験が心の中で一枚の絵のように広がってそれ以外考えられなくなってしまう。いやな事があった時はその時の状況やものがキーになっていやなイメージが広がる。パブロフの犬という実験があるがベルが鳴ったらよだれが出るという機械的な反応も何回も繰り返せば自動的に反応してしまうというのは人間にもあるがだからといって犬が機械的と思っては間違える。犬の心の中も豊かなイメージの世界があるはずなのだ。