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パブロフの犬

サイエンス

パブロフの犬

ぱぶろふのいぬ

犬にエサを与えるときに必ずベルを鳴らすようにしたところ、エサが無くてもベルを鳴らすと犬がよだれをたらすようになるというもの。

パブロフ博士が1902年に発見。条件反射の喩えとして用いられる。

パブロフが行なった実験

犬の頬に管を通し、唾液の分泌量を測定した。ベル(メトロノームホイッスルとする文献もある)を鳴らしてからエサを与える事を繰り返した結果、ベルを鳴らしただけで唾液を出すようになった。

さらにベルを鳴らし続けると次第に反応は消えていく(消去)が、数日後同様の実験をしても犬は唾液を分泌する(自発的回復)。

当初この現象を精神反射と呼んでいたが、その後条件反射と呼ぶようになった。

パブロフは消化腺の研究で1904年にノーベル生理学・医学賞を受賞し、ロシア人として初のノーベル賞受賞者となったが、その授賞式で条件反射と無条件反射に関する演説を行ったとされる。

条件反射

刺激に対して、神経系を通しておこる生活体の反応のことを反射と呼ぶ。

条件反射とは一定の訓練、経験によって後天的につくられた反射をいい,先天的な反射(無条件反射)に対する語である。

反射を誘発する刺激(無条件刺激)と同時に,それとは無関係な別の刺激(条件刺激)を繰り返し与えると,その無関係な刺激だけでも反射が誘発されるようになる現象。

無条件反応 (UCR:UnConditioned Response)
生体が本来持っている反応。
無条件刺激 (UCS:UnConditioned Stimulus)
無条件反応を起こす刺激。
中性刺激(Neutral Stimulu)
無条件反応を起こさない刺激。
無関連反応
中性刺激によって起こる反応。

中性刺激を与えた直後に無条件刺激を与えることを繰り返すと、中性刺激のみで無条件反応が起こるようになる。これを古典的条件づけという。

古典的条件づけに基づく刺激を条件刺激 (CS:Conditioned Stimulus) と呼び、反応を条件反応 (CR:Conditioned Response) という。