条件付け

このところ、確認が止まらなくなったとき、 「何も問題が見出せない、だからどうしよう もない」と自分に声かけし、その状況から抜 け出しています。 では、確認せずにスルーできそうな状況であ っても「何も問題が見出せない・・」と声か けし、その場を離れる練習をすることで、”そ の声かけをすれば、抜け出せる”という条件付 けができるのではないか？と考えていました。 また、スルーできそうな状況であれば、声か けもせずに、そのままスルーしたほうが、”気 になってもスルーする”という条件付けになる のでは？とも考えていました。 どちらがベターか思い出しては迷っていまし たが、先日カウンセラーさんに聞いたとこ…

薬物療法は不安を下げる効果しかありません。 なので、薬物療法は行動療法をするための土台 作りに過ぎません。 行動療法の意義は、 ①誤った条件付けの解除、もしくは正しい条件 付けへの更新 ②成功体験 です。 ①は直接的に病理を改善させる代わりに、無意 識下で起こります。なので、その場で効果を感 じることはありません。不安の対象に対して不 安解消行動（強迫行為）で応じるとき、条件付 けが強化されます。逆に強迫行為で応じないと き、条件付けが弱化されます。効果を感じると すれば、次に同じ不安を感じたとき、条件付け が弱化されているので、不安が軽減されていま す。「強迫を治す」の著者は、これらのことを…

どこに行くにも往復があるわけですが、私の場合 往路はほぼ確認無しで、強迫症状も出ることなく 行くことができます。なぜなら「どうせ、この道 をすぐ通る（引き返す）から」と思うからです。 これが最強の条件付けです。なので、他に応用は 利きません。 心療内科に行くとなると、心療内科で1時間くら いはかかるわけですが、それでもこの条件付けが 可能です。理屈的には、もし往路で気付かないう ちに誰かにぶつかり倒してしまっていた場合、1 時間経ってからそこを通り対応したとしても、遅 すぎるわけですが、そこは理屈通りではありませ ん。 これが、朝出発して夕方戻る、といった場合、こ の条件付けは使えません。間に…

パブロフ型条件づけ（Pavlovian conditioning）は、ロシアの生理学者であるイワン・パブロフによって発見された学習の一形態です。この条件づけは、特定の刺激と反応の間に結びつきが形成されることによって行われます。 パブロフ型条件づけの最も有名な実験は、「パブロフの犬」として知られています。パブロフは犬の実験において、食事の前に鳴らすベルの音を食事と結びつけるために、ベルの音と食事を何度もペアリングしました。結果として、犬はベルの音だけでも唾液を分泌するようになりました。このように、本来反応しない刺激（ベルの音）が特定の刺激（食事）と関連付けられることによって反応を引き起こすように…

不安-安心条件付け（Anxiety-Relief Conditioning）は、心理学の用語で、人々が不安な状況から安心感や安定感を得るために、特定の条件付けが行われる現象を指します。 不安-安心条件付けは、パヴロフの犬の実験などの古典的な条件付け研究から派生しています。パヴロフの犬の実験では、犬が食べ物を与えられるときにベルの音が鳴らされることを繰り返し行うと、最終的にベルの音だけで唾液分泌が起こるようになりました。この実験から、刺激（ベルの音）と反応（唾液分泌）が結びつくことで条件づけが生じることが示されました。 不安-安心条件付けでは、同様の原理が応用されます。人々は不安やストレスを感じ…

パブロフの犬（Pavlov's dogs）は、ロシアの生理学者イワン・パブロフが行った実験に基づいています。パブロフは、消化の研究を行う中で、犬の唾液分泌が特定の刺激に対して条件付けによって形成されることを発見しました。 実験では、犬に食べ物を与える前に鈴を鳴らし、その後に食べ物を与えるという手順を繰り返しました。最初は鈴の音に対して犬は特別な反応を示さなかったが、数回の反復の後、鈴を鳴らすだけで犬の唾液分泌が増加することが分かりました。つまり、鈴の音が食べ物との関連性を犬に学習させたのです。 この実験は「古典的条件付け」として知られ、パブロフの犬の例は条件付けの典型的な例として引用されること…

行動心理学（Behavioral Psychology）は、心理学の分野の一つで、人間の行動や学習を中心に研究する学問です。行動心理学は、行動主義心理学の立場から発展しました。 行動心理学は、人間の行動を外部的な観察可能な要素に焦点を当て、その要素と行動との関係を研究します。行動主義心理学者は、心理学の研究において主観的な要素や内的なプロセスよりも、行動の観察と計測に重点を置くことを特徴としています。 行動心理学の主な関心事は、刺激と反応の関係や条件付け、学習、強化、罰、モデリングなどの要素が行動に与える影響です。具体的には、行動の形成や変容のプロセス、行動の予測と制御、行動の修正や矯正などを…