脳を研究する学問。
工学的・生化学的な脳機能解析や数理科学的なモデリング・人工知能への応用など理科系よりな物から、認知心理学や社会科学・果ては哲学など文科系よりな物まで、アプローチは多岐に渡る。 ちなみに、アメリカが1990年に「decade of the brain(脳の10年間)」なる方針を打ち出したのに対し、日本では21世紀を「脳の世紀」と位置づけている (http://www.braincentury.org/)。
「今日めっちゃ引き強い!」「なんであの人、いつもクジ当たるの?」 “引きが強い人”には、どこか特別な才能や運があるように見えます。 でも実は、「引きの強さ」には**心理学や統計、脳の習性**が大きく関係しているのです。 今回は、「引きの正体」を科学的にひもといてみましょう。 --- ## 1. 引きの強さは「記憶の偏り」から生まれる まず最初に注目すべきは、**人間の記憶にはバイアスがある**という事実。 心理学では「利用可能性ヒューリスティック」と呼ばれる現象があります。 これは、「印象に残りやすい出来事」を、実際以上に頻繁だと錯覚してしまう思考のクセです。 たとえば:- 10回ガチャを引い…
こんにちは。突然ですが、仕事や日常生活でこんなことありませんか? 会議の合間にメールを返信 資料を作りながらチャット対応 運転中にナビの確認と周囲の確認… そう、「マルチタスク」状態です。 実はこのマルチタスク、脳にとっては結構な負担。最新の脳科学の研究では、能率が約2割低下することがわかってきています。 マルチタスクってそもそも何? 大阪大学大学院の渡辺慶准教授によれば、マルチタスクの鍵を握るのはワーキングメモリー(作業記憶)。これは「短期間に必要な情報を一時的に保持・操作する能力」のことです。 たとえば、脳はたくさんの記憶や情報を持っていますが、その中で今必要な情報だけにスポットを当てて使…
私はこの16年、潜在意識や心の仕組みをずっと学んできました。「それって現実逃避でしょ?」 「ふわふわした世界に浸ってるだけじゃない?」たぶん、一般的にはそう思われるのだと思いますし、そう言いたくなる気持ちもわかります。 では現実主義ってなんでしょうか。むしろ、潜在意識を扱うことこそが、本当の現実主義なのではないか。 そんなふうに、私は感じています。なぜなら「現実」は主観だから 脳科学や心理学では、「人は世界をありのままには見ていない」と言われます。 私たちは常に、自分の“フィルター”を通して現実を解釈しています。同じ出来事でも、 「私は価値がない」と思っている人と、 「私は大丈夫」と思っている…
学びを結果に変えるアウトプット大全作者:樺沢紫苑サンクチュアリ出版Amazon 読んでも読んでも「身につかない」…その悩み、インプット過多かも? 衝撃!「インプット3割、アウトプット7割」の黄金比 なぜ「アウトプット」がこれほど重要なのか?脳科学が示す根拠 『アウトプット大全』は、ただの精神論じゃない!具体的な武器庫 明日から使える!私が実践して効果を実感した「神アウトプット術」5選 神術1:読んだら書き出す!「読書感想」で記憶を脳に刻み込む 神術2:最強の学習法!「人に教える」ことで理解が深まる 神術3:眠れる才能を目覚めさせる?「アイデアメモ」の威力 神術4:世界と繋がる学び!「SNS発信…
「やる気が出ない日」に効く3つの処方せん 朝から何もしたくない。PCを開く気にもならない。SNSを見てはため息。 そんな「やる気ゼロの日」が、 あなたにもあるはず。 でも安心してください。 実は、“やる気”は「気合」や「根性」で出すものではありません。 最新の脳科学・心理学研究では、やる気を生むには「ある3つの行動」が鍵になる**ことがわかってきています。 この記事では、やる気が出ない日でもスイッチを入れられる、科学的に効果が証明された3つの方法を紹介します。 自分を責めず、流れに乗せる。そんなスマートな対処法、今日から試してみましょう! 1. 「作業興奮」を使え!:とにかく2分だけ動く やる…
近年、テレビやラジオ、そして書籍、あるいはインターネットにおいて、「脳科学者」の露出が著しく増加している。 「幸福は脳内物質で決まる」 「意志決定は前頭前野の活動である」 「恋愛も信仰も錯覚である」 といった言説が、あたかも人間の内面や精神をすべて「脳のメカニズム」で解明できるかのように語られている。 たしかに、脳科学の発展によって人間理解が進み、医療や教育などの実践領域に多大な貢献がなされてきたことは疑いない。 しかしながら、昨今の「脳科学万能主義」とも言うべき風潮には、ある種のステレオタイプな・・・いや暴力性すら感じずにはいられない。 🟢 🟢 🟢 🟢 🟢 人間とは、果たして「脳」だけで説明…
1 本当の自分として生きていない 本当の自分の、本当の価値に気づいて、本当の自分で居続けて、本当の自分を表現 していくと、中身が本当の自分なので自信があるという感情が芽生えてくる。 2 自己決定権がない。 他者基準で生きている 一見自分がやりたいことをやっているようで、実は見えない何かに 動かされていて、「やらなければいけない」「やらなければ遅れを取ってしまう」 と自己決定権がない状態。 もし、何かをやろうとして失敗したり、うまくいかないときに、ネガティブな 感情になるときは、それは自己決定権がない証拠です。 いくら失敗しても、そもそもこれは自分がやりたいことなんだ、自分がやるって 決めたんだ…
この前、ちょっと疲れていて「何かリラックスできることないかな〜」と思いながら本を開いたんですよ。そしたら、読み進めるうちにスーッと心が落ち着いていく感じがして…。やっぱり読書っていいなぁって、改めて思ったんです。 でも、ただ気分が落ち着くってだけじゃないみたいですよ。実は読書には、私たちの“脳そのもの”を変えてしまうほどの力があるらしいんです。しかも、それがMRIでも確認されてるんだとか!これはちょっと気になりませんか? 今回は、そんな「読書のすごい効果」について、科学的な視点から見た10のトリビアを紹介していきます! 1. 読書で“脳の構造”が変わる!? 読書はただの知的活動ではありません。…
"> "> "> ">今日は、「習慣化」についてちょっと科学的な視点から話していきます。よく、「三日坊主だからダメだ」 「意志が弱いせいだ」 みたいに、自分を責める人がいます。でも、それって本当に正しい自己分析なんでしょうか? 結論から言うと、違います。習慣が続かないのは、あなたが悪いわけじゃない。もっと言えば、「脳の仕組み」と「環境設計」の問題なんです。 これを知ってるか知らないかで、人生の難易度はまるで違う。だから今日は、行動経済学の知見をベースに、「続く人」「続かない人」の決定的な違いをガッツリ解説していきます。 習慣が続かないのは、意志の問題じゃない まず最初に押さえておきたい。習慣化…
夜、ベッドに入って目を閉じたとき。 ふと、昔の失敗や懐かしい出来事が頭に浮かんできて眠れなくなること、ありませんか? 「なぜ今さら…?」と思いながらも、次々と過去の記憶がよみがえる。 これは偶然ではなく、脳と心の自然な働きによるものです。 ■ 脳のメカニズム:海馬と扁桃体の夜の仕事 人間の脳には、海馬(かいば)という記憶を管理・整理する場所があります。 海馬は日中に得た情報を一時的に保存し、夜の間に「大事な記憶」と「不要な記憶」を選別する役割を担っています。 このとき、古い記憶の棚卸しも行われます。 つまり、夜は脳が過去の記憶を引っ張り出して整理する時間なのです。 また、感情に関わる**扁桃体…