こんにちは。きのひです。 「県庁の星」 桂 望実 著 を読みました。 平成20年10月10日 初版発行 二宮泰子(にのみややすこ)はスーパーのパート職員。 この店に入って十五年になります。 泰子は憮然(ぶぜん)として言いました。 「どうして私が?」 「二宮さんの気持ちはよくわかりますよ」 店長の清水(しみず)は何度も頷きます。 そして清水は耐えるように目を瞑(つむ)り約十秒後に目を開けた。 「リストラしろと本部が言ってきてるんです」 「一昨年やったばかりだと訴えましたが、なにせ売上が落ちてるしライバル店はどんどん値段を下げてしまうしで」 「五月中に一回目の人員削減リストを出すよう言われまして」…