よく調べ考えて真理をきわめること 関連語：二文字キーワード
光ファイバーとは 光の屈折について、ホワイトボードを使って教えていただきました。下の図はその再現です。左下からやってきた光は、水面で屈折して、右上へと去っていきます。 θ₁は入射角、θ₂は屈折角を表しています。また、n₁とn₂は屈折率のことで、真空中の光速を物質中の光速で割った値として定義されます。水の屈折率は約1.3、空気の屈折率はほぼ1、ガラスの屈折率は1.4~2です。光の速さは秒速約30万kmです。 入射角がある値を超えると全反射をします。全反射は文字通り、入ってきた光のほぼ100％を反射させている状態です。鏡の反射率は90%より少し大きいくらいの値で、2枚の鏡を向かい合わせにすると、暗…
一人暮らしを始めて十年そこそこ経つ。十年も経てば日常のルーティンもある程度は確立されて、時間がある日や休日はその通りに動いていたりする。料理とお菓子作りは、今でこそそれなりにできるようになったと思うけれど、一人暮らしを始めた当初はお世辞にもできているとはいえなかった。 というより、自炊する気はあったけれど、何をどう作ればいいのかわからなかった。悲しいかな、実家にいる時はあまり料理をしてこなかったせいで、食べたい料理に対して必要な食材や使う器具を理解していなかったともいう。母親がわたしを台所に入れたがらなかったのもある。手伝おうとしても邪魔者扱いされていた記憶しかない。後になって思えば、台所は母…
地球は、私たちが暮らす巨大な星ですが、その内部はまだたくさんの謎に包まれています。特に「マントル」は、表面の下に広がる厚い層で、地球の動きを支える力の源です。2025年3月時点での最新研究では、マントル対流の新たな発見が次々と報告され、地震や火山の原因を解き明かす手がかりが得られています。この記事では、2023年から2025年までの確認済みの事実を基に、マントルの仕組みや最新の観測成果をたっぷり解説します。地表の下で何が起きているのか、一緒に探ってみましょう！ マントルとは何か、その基本を押さえる マントルは、地球の内部構造で最も大きな部分を占める層です。地殻（厚さ約5～70キロメートル）の下…
数学の世界には、長い間解けないままだった謎があります。その一つが「正三角形を3ピースに分解して、裏返さずに正方形を作れるか」というパズル。120年以上も頭を悩ませてきたこの難問が、2025年3月10日に日米の数学者によってついに解明されました。「悪魔の証明」と呼ばれる「ないことを証明する」挑戦に成功したのです。この記事では、最新ニュースを基に、その驚くべき成果と裏側を丁寧に解説します。どんな方法で解いたのか、なぜそんなに難しかったのか、一緒に探ってみましょう！ このパズルの基本と歴史を知る このパズルは、正式には「裁ち合わせパズル」と呼ばれます。簡単に言うと、ある形を切り分けて別の形に作り直す…
このところ、ドイツでは日本ブームのようです。旅行、漫画やアニメだけでなく、もっと全般的に日本に関心が高くなってきているようですよ。 IKIGAI、「生きがい」というタイトルの本が出版されていたり、書店でも日本フェアなどが行われていたりするそうです。この「IKIGAI」については、すでにこの単語がそのまま使われており、ドイツ人にとっては新しい概念であるようですね。 今回、ドイツの記事で見つけたのは日本の研究についてのレポート。 「先延ばし癖」についての記事です。 私がこの記事を見たのは2025年2月。 2024年6月にすでにドイツで記事になって公開されていたところ、とても関心が高かったため、再掲…
こんにちは。きのひです。 「光合成する花びら」があるんですね！ 2020年8月25日岩手日報さんの記事によると 「北上市の岩手生物工学研究センターなどの研究グループはリンドウの花びらに葉緑体があり光合成が行われていることが明らかになったと発表した」 リンドウの花びらには緑色の斑点があるそうです。 「市場では斑点の目立たない花が好まれ斑点に関する詳しい研究はなかった」 リンドウの花は知ってますがそれに緑の斑点は「あったっけ？」 その緑の斑点は葉緑体で光合成をしていたとのこと。 なんでわかったんでしょう。 「花びらの斑点を電子顕微鏡などで観察し植物が吸収しながら光合成に使わなかった光を計測する手法…
この記事では、網膜色素変性症の専門外来のある病院をまとめています。 網膜色素変性症は現在、全ての網膜色素変性症患者さんに有効な治療方法は見つかっていません。 しかし、治療方法や治療薬に関する研究はここ数年で加速し、「網膜変性・遺伝・ロービジョン外来」などの専門外来も数は少ないですが増えてきています。 紹介状が必要だったり予約が中々取れなかったりとデメリットもありますが、最新の研究や治療方法、遺伝子検査などの具体的なお話が聞けたりとメリットも多いです。 そこで今回は、網膜色素変性症の専門外来（網膜変性・遺伝・ロービジョン外来）がある病院をまとめました。 紹介状の有無についても記載していますので是…
コラッツ予想とは何か、その魅力と未解決の謎について コラッツ予想（Collatz Conjecture）は、1937年にドイツの数学者ローター・コラッツ（Lothar Collatz）によって初めて提唱された数学の問題です。この問題は非常に単純なルールに基づいているにもかかわらず、現在に至るまで完全には解決されていません。そのため、「3x+1予想」とも呼ばれるこの問題は、数学愛好家や専門家の間で長年にわたり注目を集めてきました。本記事では、コラッツ予想の基本的な定義、数式による表現、数学的な背景、そしてなぜ未解決のままなのかを詳しく解説します。さらに、最近の研究動向や関連する雑学についても触れ…
先輩獣医師から「哲学」の講習会があることを教えていただいて、これは面白そうだと思い、岩見沢に向かいました。岩見沢方面に電車で向かうのは初めてで、それも楽しみで、帰りは人が並んでいる饅頭屋が駅前にあったので5個買って帰るなどプチ旅行になりました。 この講習会に興味があった理由の一つとして、4年前に大学院でPh.D.を取得した経緯があったからです。 Ph.D.については以前のブログでもご紹介していますので、そちらもお読みいただければ幸いです。 daisaku-nosai-hokkaido.hatenablog.com 講師の大阪大学の谷山弘太先生はニーチェ研究者であり、大学一年時にニーチェの「道徳…
論文を作成する過程で、多くの研究者が難しさを感じるのが 「要旨（Abstract）」の作成です。 特に、要旨は学術誌の査読や学会での発表において第一印象を左右するため、 慎重に作成する必要があります。 しかし、限られた単語数の中で、研究の目的・方法・結果・意義を 明確に伝えるのは容易ではありません。 そこで、今回の記事では研究者のための論文要旨の作成方法と、 効果的な添削のコツを紹介します。 ぜひ参考にしていただければ幸いです。 論文の要旨作成方法 1.論文を作成する目的を定義 学生の性別と成績の相関関係についての論文を作成すると仮定してみましょう。 その相関関係にはどのような意味があるのでし…
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