石塚裕子訳『大いなる遺産』上,下,岩波文庫,2014読んでいない,映画でもみていない物語を読み始めて,その細部まで記憶のそこにあるように感じたのはあたまがへんになっているからだろうか. **チャールズ・ディケンズの作品は中3の授業で『クリスマス・キャロル』(旺文社文庫)をよみ高1の夏白い分厚い『ピックウィック・ペーパーズ』を図書館でかり,読み切っったときに,もう読まないでおこう,ときめていたから,読んだはずはない. ジョン・マクレナンによる挿絵もだいたい「憶えて」いた.他の人の絵ではない.**死から逆算して,(テレビドラマは日に何時間もみているから)本くらいは,あと10年,まともな作品を読んで…