多和田葉子の『星に仄めかされて』を少しずつ読んでいる。三部作の二作目なので途中も途中だけど、読みながら思ったことをちょっとだけメモしたい。 作品に対する感想よりも、自分へのふりかえりがメインになることをご了承いただきたい。 特に強く感じたのは「人って多面的なんだな」ということ。誰かのふるまいや雰囲気、人に対する態度は、本人の自覚と他人からの見え方で大きくずれるし、同じ人への印象も、人によって全然違う。 という当たり前のことを、複数の登場人物のモノローグによって記される本作を読んで身に染みて感じている。 というのも、2年前に初めて常勤の職に就職し、人間関係の中でのふるまいの難しさを最近特に実感し…