ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

サイエンス誌のネアンデルタール人研究発表は、むしろ聖書の展開に近い?

4月7日の米国科学誌サイエンスには、ドイツのライプチヒにあるマックスプランク進化人類学研究所(スヴァンテ・ペーボ氏が責任者)の研究チーム(特にカリフォルニア大学分子生物学のリチャードE.グリーン氏及びMITとハーヴァード大学に所属する集団遺伝学者デイヴィッド・ライヒ氏)によるネアンデルタール人ゲノム解析結果が発表されています。
 それは従来の考え方を相当変えるものなので、サイエンス・デイリー誌を始め、他のマスコミ、そして日本の朝日新聞などでも取り上げています。
 研究チームはクロアチア共和国のヴィンディア洞穴で発掘されたネアンデルタール人の骨片から取り出したDNAの塩基配列を決定しました。そのDNAの保存状態は必ずしも良好なものではなく、サイエンス・デイリー誌でもその事を認めた箇所があります。断片的で汚染の可能性も存在し限界がありますが、それでもチームは画期的成果を挙げたようです。
 サイエンス・デイリー誌によりますと、「研究者たちは、南アフリカ、西アフリカ、パプアニューギニア、中国、西ヨーロッパを含む現代人の種々異なった仲間たちを調べ、ネアンデルタール人とぴったり合うような遺伝子頻度は、アフリカ人よりそうでない人々の方が高い」(hatehei666訳)と報じられています。
 そして朝日新聞の記事では続けて、「アフリカを出た初期のヒトは10万(*8万となっています)〜5万年前の間に中東でネアンデルタール人に遭って限定的に交雑し、その後、欧州やアジアに広がったと考えられるとした」と書いています。
 つまり出アフリカはとにかく、ネアンデルタール人との交雑で、世界中に多様な人々が出現したという事のようです。
 それを考えますと、聖書的な見方と共通するものを連想させます。
 創造論では、神による人創造後、人は堕落し一度世界に広がったものの、その罪もひどく蔓延し、神はノアを含む8人を除き(現在海外ではアララテ山でノアの箱舟の断片が見つかったと騒いでいます)、全ての生き物を絶滅させられました。
 生き残ったノアの箱舟搭乗員、ノアの子セム、ハム、ヤペテから人々がアララテから世界に拡散して行きますが、その初期の人々がネアンデルタール人でもあり、現代人でもあったわけです。同じ人です。
 化石記録から見る限り、私たちはノアたちの直接の子孫とも言えるし、ネアンデルタール人の子孫とも言えるわけです。
 いったんボトルネック効果で、世界中の人々の絶滅後、たった8人だけの小集団から、次第に人口が増加し、それが創世10における諸国民の系図となって来るわけです。
 「以上が、その国々にいる、ノアの子孫の諸氏族の家系である。大洪水の後にこれらから、諸国の民が地上に分かれ出たのであった」(創世10:32)。
 上記研究者たちは勿論進化論者ですが、その研究成果はますます創造論の結果を傍証してゆく事でしょう。