菅首相の最後のパフォーマンスの舞台こそ広島だ。それを許してはいけない。

【天木直人ブログ】
 わずか一日で経産省幹部3人の更迭人事パフォーマンスのぼろが出た。

 今日8月5日の大手各紙は一斉にその舞台裏を書いて菅首相の姑息さを
 批判している。

 海江田大臣と経産官僚の決めた人事をパクって自分が更迭したように
 見せたのだ。

 経産省解体どころか原発維持政策を容認したのだ。

 菅首相の最後のパフォーマンスは8月6日の広島平和記念日の
 平和演説だ。

 演説は脱原発で埋め尽くされるだろう。これ以上ない踏み込んだ演説
 をしてやろうと菅首相は張り切っているに違いない。

 政権延命にはもはや脱原発しかないからだ。

 しかし原爆記念日における平和演説を脱原発で埋め尽くすことは原爆
 被災者に対する冒涜だ。

 広島平和記念日で日本の首相が言うべきことは核兵器の廃絶であり
 米国の核抑止力からの脱却である。

 この日本から核兵器を積んだ米国の空母や航空機を撤去し、米軍基地
 の撤退を実現することだ。

 日米同盟からの決別に言及する事無く、脱原発ばかりをいくら強調
 しても、それは欺瞞だ。

 8月22日にバイデン米副大統領が訪日することが決まったという。

 さぞかし菅首相は喜んでいるだろう。

 もはや菅首相の延命の唯一、最大の頼りは米国だ。

 バイデン大統領との会談は対米従属一色に塗りつぶされることだろう。

 そんな菅首相に広島で平和演説をする資格はない。
                             了

福島第一原発での困難さはスリーマイル島事故の比ではない

NHK科学文化部のブログ。 スリーマイル島事故の写真なども入れてわかりやすいですね。

ブログによると、炉心から燃料を取り出す作業が始まるのは、10年後の2021年度。核燃料の取り出しを終え、原子炉建屋を解体、撤去するまでには数十年に及ぶと想定。

今日は“8月6日”のヒロシマ原爆記念日。 核の恐怖を体現しているはずの日本人が、またまた核の恐怖という重荷を背負ってしまいましたね。