Amtrak ViewLiner客車各種

Amtrakの寝台車と言えば、SuperLinerがあまりにも有名ですが、その車体の大きさが災いして
北東回廊線の電化区間には入線出来ません。
代わりに、電化区間の車両限界に対応した寝台車がこのViewLinerシリーズとなります。

シリーズ・・・と言っても、SleeperとDinerの2種しかいませんが模型でご紹介。
【参考】Wikipedia(英語)
http://en.wikipedia.org/wiki/Viewliner
ざっと要約すると、先行車3両(Sleeper2300・2301とDiner8400)と量産車50両(Sleeperのみ)の
計53両の陣容みたいです。量産車は100両発注の予定が削減されたとの事。
Dinerは1両のみで、YouTubeで動画検索すると、かろうじて定期列車の最後尾に連結されている姿が
見える程度。現存しているか不明です。


気になるのは「ViewLinerⅡ」を130両発注(+オプション70両)との記載。
まだ実車の情報は検索しても見つからないので、あくまで計画中という事なのでしょうか。
前述のWikipediaを見ると、Baggage車、Diner車といった未だに残存しているHeritage車の
置換えが目的のようですが・・・実車が登場するのはいつになるやら。

模型に話を戻しましょう。まずはHOから。Walthers製でSleeperのみ製品化されています。
http://www.walthers.com/exec/productinfo/932-6091
暫く品切れが続いていたのですが、2010年6月下旬に再生産予定が入りました!
現状の編成ですと、1編成あたり2〜3両連結が一般的なようです。

反対側側面も。窓が1段の部分に「Bedroom」と呼ばれる2人用個室が計3部屋あります。
窓が2段の個所は「Roomette」で1〜2人用個室です。中央に通路を挟んで両側面に設置されており
1両あたり13部屋となります。

次はN製品を紹介。Con-Corが製品化しており、こちらはDiner車もあります。
出来はお世辞にも良いとは言えず、台車は昔のGM製品並みの転がり性能です。

少々青が鮮やかすぎますが、他に代替の利かない車両なので見かけたら確保しておいたほうが良いかと。
製品在庫としては、Sleeperはまだまだ通販サイトで見かけるのですが、Diner車は品切れの模様です。


SuperLinerと比べると地味な車両ではありますが、Heritage車からの流れをそのまま受け継いだ
車両である為、現状はAmfleetⅡ車やHeritage車のDiner・Baggage車が混ざったなんともカオスな
編成で東地区の寝台列車に充当されています。
Nでは難しそうですが、HOは各種製品を集めて再現してみたいものです。