• The Devil's Blood - Come, Reap

メロウで適度に哀愁、そしてノリのある
オランダのサイケデリック・ロック、2008年MCD。
音質は別にして、20年ぐらい前までタイムスリップしたかのような
懐かしさ漂う音を出している。このジャンルは詳しくないが、純粋に格好良し。
前EPが好みであれば、本作も安心して楽しめるだろう音源。


しかしこの音源、Vanリリースの中で非常に浮いている。
(Profound Loreはわからないでもないが)

  • Iron Attack! X Kissing The Mirror - Blade Of Ancient Temple

同人音楽、2008年。
東方メタルアレンジ。
ギターソロも多く、良い感じ。
オリジナルもそうだが、『東方永夜抄』からの楽曲は、
大抵どんなアレンジがされてもツボだ。

  • Impavida - Eerie Sceneries

ドイツ産鬱系ブラックメタル、2008年作。
ドイツのVanより350枚リリース。
Liam、Lantlosのメンバーが絡んでいるようだ。


ジリジリした音質で奏でられる陰鬱・物悲しいトレモロ・リフ、
時折2ビートも入るが、ボタボタと基本ミドルで進んでいくドラム、
悲しげにギャアギャアガナル・暗くブツブツと呟くVo、
陰鬱リフに被さる靄がかった・冷たく神秘的キーボード、
心音SE・暗い会話SE等が絡む。


陰鬱なトレモロとキーボードの絡みが、
冷たく陰鬱な空間を生み出しており、自分好みな音。
寂しく一人、霧の中を彷徨い歩いている感じだ。
この雰囲気は、同じくドイツのKaltetodや、
Kargvint辺りを彷彿とさせる。
上記バンドの暗さを強調した感じの音とでも言えば良かろうか。
アメリカのXasthurからの影響も強そうだ。


そんなわけで、KargvintやKargvint、Deathgate Arkanum辺りの
ドイツ産ブラックメタルやXasthur辺りが好みであれば、
本作も楽しめるのではなかろうか。