Parallel Uni-Verses

Parallel Uni-Verses

相変わらず個性的な声と流れるようなDelのラップが格好良し。
この人、どんなトラックでも自分の流れに持っていくからすごい。
また、一緒に組んでいるTame OneもElDaSensei、Artifacts繋がりの
ベテラン選手という事で、間違いない作品。
Eleventh Hour

Eleventh Hour

こちらは久しぶりの完全ソロアルバム。
なんとDefinitive Juxより。
とは言っても、世界観的に似ているものがあるか。
こちらも相変わらずの格好良いビートとライム。
Ussr Repetoire (Theory of Verticality)

Ussr Repetoire (Theory of Verticality)

ロシア出身イギリス在住Ninjatuneのターンテーブリストの1997年作。
極限まで贅肉を落とした雰囲気重視TripHop。
DJKrush『覚醒』辺りが好みであれば楽しめるだろう作品。

Apati - Morgondagen inställd i

まあ、自分はリアルで女性の裸など
見たこと無いし、恐らくこれからも無いだろうが、
よくTV等では、女性や男性が
裸を他人に見られる時、体の一部を手等で隠す事がある。
共通するのは、股間
これはまあ、生殖を目的とした重要器官であるので、
本能的なものもあるかもしれないし、違うかもしれない。
女性の場合はもう一つ、胸がある。これはなぜだろうか。
乳呑児がいる母親であれば、母乳を守るという意識から
隠す可能性等が考えられるが、それ以外はどうだろう。
といったことを酔っ払いながら考え、調べようと思ったが面倒になってやめた。


というより、一般人が急に裸を見られた時、
(例えば男が急に女風呂に入った時のような)
映画・TVドラマ等のように隠すのかそもそもわからない。


そんな事を書いていたら、『王様はロバ〜はったり帝国の逆襲〜』が頭に浮かんできた。

  • Apati - Morgondagen inställd i brist på intresse

スウェーデン産鬱系ロック/ブラックメタル、2010年作。
スウェーデンのTHRよりリリースされた。
Svartのメンバーが絡んでいる。
写真はTapeと一緒になったもの。中には自分の名前を入れてくれる。
こんなん


悲しく陰鬱に鳴らされるロック調クリーンギター、トレモロアルペジオ
ミドル主体でベチベチ進むドラム、
スウェーデン語の陰鬱な語り、クリーンVo、泣きガナリ、
冷たいキーボード・ピアノ等が絡む。


前作はLifeloverな雰囲気漂う鬱系ブラックメタルだったが、
本作では独自色が発揮され、クリーンVoメインで進む、
悲しげロック/シューゲイザーな作品となっている。
ブラックメタル的Voは「I Fortrangda Minnens Sallskap」
「Morgondagen」「Total Avsaknad Utav GlaDJe」に少し顔を出す程度なので、
前作のガナリ泣き絶叫等が好みだった方には残念かもしれないが、
気だるげなクリーンVoと憂鬱なリフも非常に良い塩梅。
よく引き合いに出されるLifeloverと差別化を図り始めたのだろうか。
似た音路線としては、Svarti Loghin辺りにも近い。


悲しさとどこか懐かしさ漂うクリーンギターが印象的な
「Allt Ar Sig Likt」「Lamna Mig Ifred」、
巻き舌スウェーデン語で泣き語るVoと
物悲しいピアノが絡む「Total Avsaknad Utav GlaDJe」等は特にツボ。


そんなわけで、前作を期待すると若干戸惑うかもしれないが、
上記バンドやGrey Waters、Dinner auf Uranos辺りが好みであったり、
LiveloverにクリーンVoを入れた感じと聞いて興味が沸いた方ならば、
本作も楽しめるのではなかろうか。