紺野あさ美、小川麻琴/モーニング娘。を卒業(その2)

昨日は私事により(私らしからぬ)簡単なコメントになってしまい申し訳ありませんでした。
なので、今回はきちんとこの問題を掘り下げていきたいと思います。

さらに。
このブログは一般の方も読まれている可能性があるので、本トピックは「最近のモーニング娘。にあまり詳しくは無いが、気にはなっている」という方にもある程度は理解出来る様に書いているつもりです。

夕方発表の理由
以前と異なり、こういった重要事項に関しては夕方に発表するケースが(徐々にですが)増えてきました。
はっきりとした理由は判りませんが、新聞社からの情報流出を防ぐためではないか?と思われます。具体的には事務所からFAXが到着してから翌朝配達するまでに、何者かによって情報が掲示板に流出してしまうことが過去に何度となくありましたので。
また、民放各局が夕方のニュースショーに芸能情報コーナーを定着させつつこともあるでしょう。
今後もその傾向が強まるでしょうね。

今回の件の背景
私はエルダークラブ*1からハロプロエッグ*2まで幅広くチェックしていますが、ハロプロの全体像は一昨年末のスポフェスを頂点とする「ユニットとしての全体的な調和性の重視」から、「個々のメンバーの個性を重視する」流れに変わってきています。今年に入ってから特にそうですね(具体的には舞台への積極的な参加など)。
ただ今まではその流れの中心にあるのはあくまでもエルダークラブメンバーであり、モーニング娘。にはその流れは及んでこないとは思っておりました。ただモーニング娘。のコンセプトの一つとして、卒業し自立した活動を行うことがメンバーの目標として存在していることもまた事実です。今回の件は今後の芸能活動に含みを残していることから、その流れから自然に浮上してきた話ではないか?...という印象です。

○○が卒業するとの噂?
ファンの日記等をざっと読むと「噂があった(らしい)」という文章を(それほど多くは無いにせよ)読むことができます。
これは、(私は聴きませんでしたが)SSM*3の制作スタッフによるインターネットラジオ番組「第2回 朝まで生!番組制作部」を聴いた方の話によると、ワンダフルハーツ*4に関する何らかの事情を示唆する発言があった模様で、そのことから一部で「何か良くないことが起こるのではないか?」という印象を持たれた方がいらっしゃるのではないかと思われます。

紺野あさ美の及びファンシーンについて
モーニング娘。から離れて久しい方が気になるのは、彼女はどのようなポジションにいる子なのか?だと思います。
歌は正直言って上手くありません...いや個人的には大好きな甘めの声質なのですが、線がやや細いため、激しい曲の多い娘。ではメインボーカルを担当する機会には恵まれてはいません。
ただ、先日発売された写真集が一般書店のベストセラーランキングの5位以内に入っていたことから、多分に娘。中では一番人気なのかな?とは感じられていることだとは思います。概ねその解釈で間違いはないでしょう。
(販促合戦*5の影響が少ない、さいたま市の某書店チェーンの総合ランキングでは2位でした。)
モーニング娘。もそうですが、現在のハロー!プロジェクトの多くのファンは、オンリーファン(一推し全力投球型のファン)や、(いわゆる仲良し二人組などの)少数推しファンが中心です。
(俺みたいな何でもOKなDD(常に多数メンバーを平等に愛するファン)はそれほど多数派ではないです。)
一応はハロプロもアイドル(アイドル歌手)のカテゴリに属するものですが、雑誌の巻頭を飾るグラビアアイドルの様に外見的なものを求めるのではなく、よりキャラクターの内面を深く掘り下げることによって満足感を得られるシステムがハロプロの最大の魅力だと思います。
その中でも紺野あさ美は、”その何者にも代え難い個性”から、かなりオンリーファン度が強いアーティストだという印象が強いです。さらにそれの絶対数が凄いのです。
ただ”その何者にも代え難い個性”は諸刃の剣でもあり、今回の件で彼女のオンリーファンのいくつかの日記に目を通しましたが、「卒業と一緒にファンを辞めてしまうかも...」という発言が目につきました。
残念ながら、私はこれを引き止める手段を持っていはいません。

同じく、小川麻琴について
上記については小川麻琴も同様です。
彼女もメインボーカル担当ではなく、活躍の場は「ハロモニ。」のコントコーナーなどが中心です。
よって、掲示板における評価はまちまちなのですが、これについては他のユニットのファンや中途半端に詳しいヲタさんたちにとっては(好きでもないユニット)のメンバーは比較対象の産物にしか過ぎないのかなあ...という印象です。モーニング娘。が好きになればなるほど彼女の魅力に気がつく筈ですから。
彼女の写真集も(一般書店における)ランキングでは上位だったと記憶しています。
(一般的な女性アイドルはベストセラーランキングにはまず登場しません。深夜番組などで放送されているアイドル写真集ランキングは販促イベントを行っている専門店が中心となります。)
それと...ライブではなくミュージカルで卒業ってのは、本当、彼女らしいですね。

紺野あさ美の卒業後
まだ秋以降の活動を考えるのは早計すぎるでしょうが、とりあえず。
大検不合格ならばどうするか?はここでは考えていないでしょうが、とりあえず大検合格が前提で話が進んでいるようです。ただこのパターンだと私立大の推薦入学などが考えられそうですね。
また、大学に受かった後はその大学の場所や学部の内容によっては徐々に何らかのアクションがとれるのではないかとは想像しています。
でも、学業はおろそかにして欲しく無いですね。菊川怜さんも眞鍋かをりさんも大学時代の活動はセーブしておりましたから、きちんと卒業はして欲しいです。
もし芸能活動が可能であれば、個人的には携帯サイトの日記で素晴らしい文才を発揮した彼女ですから、まずはブログなどにチャレンジして欲しいものです。

小川麻琴の卒業後
秋から留学というのは非常にいいタイミングですね。海外では9月から新たな学年がスタートしますので。
さて、UFAで留学といえば加藤紀子さんを思い出します(笑)。ただ彼女は有名だったから「フランス何しに行ってたの?」というエクスキューズ的なギャグが通用したのですが...麻琴はそういうことの無いようにして欲しいです。海外は行ってからが大変ですから、気を引き締めて頑張って欲しいものです。
それと...語学留学とはいえ、外国に行けばそこそこの言葉は身に付くでしょうから、語学以外に何を学びたいか?が見えてこないと今後の自分にとってプラスにはならないと思います。貴重な時間を与えられたんだから、落ち着くなんてことはあってはいけないと思いますよ。
彼女も(今後の芸能活動を視野に入れているのであれば)ブログをやって欲しい。海外にいると見られていることに対してルーズになってしまう恐れがあるので。せっかく身に付けた表現方法のレベルを落とさないように気をつけて欲しいところです。

キッズファンも対岸の火事ではない
今、私は多くの日記に目を通している最中ですが、キッズファンの反応は薄すそうです。
実は私の周辺はモーニング娘。ファンはほぼ皆無で、キッズ・U-15系のファンしかしないという悲惨な状況なんですが(苦笑)、その方々に常々「今年から覚悟をしてね」と念を押しています。要は中学三年生メンバーが4名も在籍している(エッグを加えればもう少し増えます)ことから受験問題が浮上する危険はゼロではないということ。いや今年のメンバーが平穏無事でも、こういったことは毎年発生しうるということです。
石村舞波さんの件*6は例外ではないと思ってください。

今後のモーニング娘。について。
卒業してしまう二人やそのファンには大変失礼なんですが、一番気にしているのはこの部分です。
経験上、「学業」云々とか「自分を見つめ直したい」系でメンバーが辞めてしまった場合、セールスに悪影響を及ぼす可能性が高いです。
最近は国家的規模のプロジェクトに乏しく、その中でもビックプロジェクトであるミュージカルが終了する秋以降が本当の意味での正念場となります。
それは、つんく♂氏のコメント...

もちろん、この次の『モーニング娘。』かなり期待して下さって結構です!

から、この先に向けて気を引き締めて頑張りたいという決意を伺い知ることができるでしょう。
正直なところ、俺たちよりも残されたメンバーの方が辛いと思いますよ。ただ、それだけ覚悟を決めたメンバーだと思いますので、それについていくのが筋だと思います。
私も今回の件で燃え尽きることが無いように、気を引き締めていきたいと思います。

*1:ハロプロの内、主に20歳以上のモーニング娘。を除くユニット・ソロメンバーの括り。

*2:ハロプロ予備軍たちの総称。

*3:ハロプロ関連のTV番組・DVDなどの映像コンテンツに深く関わっている制作会社。吉本興業系。

*4:エルダークラブではないメンバー。モーニング娘。ら概ね20歳以下のメンバーが中心か、比較的新しく結成されたユニットがこの括りとなっている。

*5:いわゆるサクラ客を使った買い占め。

*6:昨年秋、入学した中学の芸能活動の禁止等の理由によりBerryz工房をやむなく卒業・引退。