「へのさん」の本でいっぷく

2017-09-24 立川志らく『雨ン中の、らくだ』

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・20日は久しぶりにレッズサポになりました。というのも

 天皇杯レッズ熊谷に来たのです。相手はアントラーズ

 こりゃもう観に行くしかないでしょ。

・写真の手前はキャプテン阿部ちゃん。

         

・席はメインスタンドの一番前。やはり生で近くで観戦

 っていうのはいいねえ。

アントラーズの金崎のキレ、レッズは遠藤のポジション取りが

 素晴らしい。そんな中で小笠原が誰とせっていたのか忘れたが、

 小笠原ユニホームのそでを引っ張って、相手が嫌がってひじを

 出したところでパッとはなしてひじが小笠原の顔に入ってファウル

 もらった。いやあ、どこまでずるがしこいんだ。

         

立川志らく『雨ン中の、らくだ』(新潮文庫)読了。

雨ン中の、らくだ (新潮文庫)

雨ン中の、らくだ (新潮文庫)

・久しぶりにいっき読み。面白かったわ。談春の「赤めだか」の裏本だな。

         

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・もう1冊、半村良『雨やどり』(河出書房新社)も読了。

・先日、ささまの店頭でジャケ買い。均一でジャケ買いなんてえらそうだけど。

 いやあ、この滝田ゆうの絵がいいわ。直木賞作なんですね。

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2017-09-17 ユリイカ 9月号「特集ジム・ジャームッシュ」

・1か月ほど前に西荻戎で泥酔したことを書きました。

 あの時は友人と行ったのだが、ほとんどはひとりの

 ことが多い。

・もう10年ぐらい前のことだろうか。戎のカウンターで

 飲んでいたら、隣の男性二人組がずっとジム・ジャームッシュ

 はなしをしていたことがある。戎で知らないひとに

 はなしかけることはないのだが、この時はどうにもはなしに

 加わりたくてはなしかけてみた。どうしてそうジムの

 はなしばかりしたいたのかというと二人はジム・ジャームッシュ

 本を出した著者と編集者でちょうど打ち上げをしている

 ところだったのだ。そんなことがあったなあ。

          

・雑誌ユリイカ9月号は特集ジム・ジャームッシュである。

・まだ「パターソン」は観ていないのでその個所は読まない。

 ジム・ジャームッシュは、ダウンバイロー以降はほとんど

 ロードショーで観ているという、わたしには珍しい監督。

 作品にはずれがほとんどないからなのだ。安心して観られる。

・そこでこれまでの作品を追ってみようと思う。

パーマネント・バケーション 1980

・いきなりだがこの作品を観たかどうかがわからない(笑)

ストレンジャー・ザン・パラダイス 1984

・これはVIDEOだろうな。内容は覚えていないが、かっこよかった

 ことだけは残っている。スクリーミン・ジェイ・ホーキンス

 のライブを九段会館に観に行ったなあ。

ダウン・バイ・ロー 1986

日比谷シャンテ。ヴィム・ベンダース「さすらい」と並んで

 わたしのなかではロードムービーの最高傑作!。あのトム・

 ウエイツがカミさんのはなしをうなずきながら聴いている

 オチョクリがもうね。笑わせてもらった。脱獄ものかと

 思いきや脱獄シーンが全くでてこない。逃走シーンの美しさ。

ミステリー・トレイン 1989

日比谷シャンテ2。日本人が出演するというので期待大。

 3つのはなしが交差するという面白さはあった。スクリーミン・

 ジェイ・ホーキンスがホテルのフロントマンというのは

 笑えた。

ナイト・オン・ザ・プラネット 1991

・日比谷シネシャンテ2。ミステリー・トレインとテーマは

 似ていて同時間で世界5つの都市のタクシー。これはもう

 ウィノナ・ライダーのタクシー運転手。もう半端ない

 ツッパリかたが、清いというかスカッとしている。ガムを

 嚙みながら「ハ〜イ、ママア」の答え方がかっこいい。

 また観たいなあ。

デッドマン 1995

日比谷シャンテ2。最初の場面で、列車が進んでいくうちに

 乗客の人相も悪くなるし、車窓もさみしくなっていく。もう

 これで映画に入っていけるよね。次から次へとデッドマン

 出てくるんだけど途中で慣れてくるんだよね。そこが怖い。

 ほんと普通の映画を逆手にとっているところがジムらしい。

イヤー・オブ・ザ・ホース 1997

渋谷シネマライズ。まあニール・ヤングの映画です。このとき

 淀川長治が新聞(日刊ゲンダイだったかな)の映画評論

「クレイジー!クレイジー!クレイジー!」と見出しを

 付けていたのを覚えていて淀川さんには酷だろうと思ったりした。

 確かこのすぐあとに亡くなられた。淀川さんを有楽町のガード下

 でお見かけしたことがあるがほんと小さい人だったなあ。

 なんとこの映画のポスターを持っている、この時買ったんだろう。

ゴースト・ドッグ 1999

日比谷シャンテシネ2。ストーリーはチャンバラ映画ややくざ映画

 意識しているのかな。コミカルさは失っていない。

女優のブレイクタイム 2002

・うん? これは知らないなあ。観ていません。観たい!

コーヒー・アンド・シガレッツ 2003

・VIDEO。不条理な会話が続いていたりして、小劇場を観てるようだ。

 ほんと会話の楽しさ。行き違いや人間関係。やはり映画館で

 観たかった。

ブロークン・フラワーズ 2005

吉祥寺バウスシアタービル・マーレーがむかしの女に会いに行く

 はなし。これがみんなメリハリのある女性でおもしろい。最後の

 オチがよい。

リミッツ・オブ・コントロール 2009

吉祥寺バウスシアター。この作品だけはいただけなかった。

 覚えていない。

オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライブ 2013

吉祥寺バウスシアター。なんとも美しい主人公のふたり。

 バンパイヤ映画なんだが。結構おもしろかったよ。

          

フィッシュング・ウィズ・ジョン 1991

・VIDEO。そうか、これはジョン・ルーリーが監督なのか。

 間違えていた。浦和に「ウエイツ」というバーがあって、

 そこのトイレにこのポスターが飾ってあって知った。

 正直いって、あまり面白くなく途中で観るのをやめて

 しまった。

・きょう深谷シネマに行ってきました。アンケートで

 今後上映してほしい映画に「パターソン」があったので

 ◎付けてきました。あー、早く「パターソン」観たいわ。

 

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2017-09-12 殿山泰司『殿山泰司のじゃべくり105日』

・「へのさんって、いつもボーっとしていますよね」

 と直接言われたわけではない。クライアントと上司の

 会話の中でのこと。

・ボーっとしているは、子供のころからさんざん言われてきた。

 自分ではそうでもないだろうにと思ってはいるのだが。

 まあ、確かにボーっとしていることは多い。

・むかしむかし、結婚していたころ妻の実家に行ったとき

 のこと、ひとり座っていただけなのだが義父がバットを

 差し出して「素振りしてこい」と言われたことがある。

 これなんかは、あまりにもボーっとしていたのでいたたまれ

 なくなったのだと思う。

・自分が意識していないときでもボーっとしているのだろう。

 1日の1/3は寝ているとして、1/3は動いていて、残りの1/3は

 ボーっとしている。

・ボーっとしている1/3の人生をきちんとしていれば、もっと

 いろいろなものを手に入れていたのかもと思うが、その反面

 ボーっとしていることによってこころを調整していたのかも

 しれないね。

          

殿山泰司殿山泰司のじゃべくり105日』(講談社)を読了。

殿山泰司のしゃべくり105日

殿山泰司のしゃべくり105日

・「JAMJAM日記」「ミステリー&ジャズ日記」に続く第3弾。

 昭和59年。たぶんこれが最後の著作じゃないだろうか。

・バアサマとの掛け合いが出てこないのが残念。戦争のこと

 が書いてあるけど、いまとなっては貴重な証言だな。

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2017-09-02 殿山泰司『JAMJAM日記』

・きのうの夜から体調悪し。きょうは休日なので

 家でゆっくりしている。

         

殿山泰司『JAMJAM日記』(ちくま文庫)を読了。

JAMJAM日記 (ちくま文庫)

JAMJAM日記 (ちくま文庫)

ジャズミステリーを中心とした1975年11月から

 1977年3月までの日記。ちょうどわたしは高校生か。

 ミステリーだけでなくそれにしてもよく本を読んでいる。

 懐かしさでけでなく70年代の息吹を感じる。

・気になるところに何カ所か付箋紙をつけてみた。

ゆうべ浅草の千束通り横丁の古本屋で買った「岡本潤・自伝」

を、朝までかかって読んでしまう。(P10)

・ここから日記がはじまる。この古本屋にはよく

 行っていたようだ。この後もよくでてくる。

そのあと、川村書店をひやかし、岡田嘉子「悔いなき命」を

買う。(P40)

・ここは赤坂にあった古本屋一ツ木通りだろうか。

池之端中町通りのジャズ喫茶<イトウ>で時間をつぶし、

(P55)

・知っている店がでてくるとうれしくなるな。中町通り

には個室のお好み焼屋や女性入店お断りのおでん屋が

 あったよな。

60をすぎた資本主義国家の人間は、その後の人生をオマケ

と考えて、いっそのこと革命にでも志向したらどうかね。

(P59)

ゲバラは「革命は30歳まで」とことばに対してのタイちゃん

 語録。ずきっとくるなあ。

帰りにアドホックビル隣の<DUG>の新しい店によって

コーヒーを飲む。(P79)

・そうかあのDUGはこのころできたのか。新宿を感じさせる

 店でした。

午前中は追分駅の構内でロケ。(P82)

左幸子監督の映画「遠い一本の道」。むかし見たなあ。

 もうSLが無いころだけど。

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・この写真はわたしが撮影したもの。こんなはなしだったと思う。

バッグから文庫本田中小実昌「自動巻時計の一日」を読む。

(P83)

ゴールデン街田中小実昌からもらう。田中小実昌はよく

 会っていたようだ。

帰りに大泉駅前の本屋で桜田忍「狼の牙」を買う。(P86)

・何年か前に閉店した英林堂書店ですね。

「ぼくの究極の目的はだね、ワイ映画を撮ることなんだよ」

(P96)

川島雄三監督が言ったとのこと。川島のワイ映画、

見たかったなあ。

午後10時すぎに山王通りにある午前0時まで営業している

本屋へ行く。(P122)

文鳥堂は午前0時までやっていたようだが。山王通り?

 じゃないもんな。

山形勲からおれはロンドン生まれだといわれてビックリし

(P128)

・詳しくは書かないがこのはなしはおもしろいなあ。

 有名なはなしなのだろうか。本にでもなっているのだろうか。

「現代の眼」の仕事で福田定良さんと対談をやる。(P164)

・これは興味あるなあ、読んでみたい。探してみよう。

         

・つらつらと書きだしてみたけど。映画やテレビ、俳優のこと

 喫茶店、飲み屋。ほんとにフリージャズのように書かれている。

・再読だと思って、読書日記をひもといてみたら、1991年

 「殿山泰司ミステリジャズ日記」(講談社)を読んでいる。

 この本は「JAMJAM日記」のあと1977年から1980年まででした。

1991年ころは殿山が住んでいた赤坂に仕事によくいっていたから

 ここらへんにいたのだなあと一ツ木通りを歩きながら思ったもんだ。

・ちなみに殿山の生家、銀座のお多幸(経営は変わっていたが)にも

 ランチや夜飲みにもよく行きました。いつの間にかなくなってしまって。

         

・余談だが読書日記を読んでいたら、井之頭公園で花見をしたことが

 書いてあって、プロレスライター、女子プロレスラーアニメーター

 ミュージシャンなど吉祥寺の多彩な人たちと飲んでいたようで。

 そのなかに吉祥寺古本屋さんの名前が書いてあった。かすかに

 覚えているが。

 

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2017-08-30 吉上恭太さんの2nd CD 「ある日の続き」

・この間ちょっと怖い思いをした。マンションの廊下は

 長い。6階の廊下を掃除していた時のこと。前方におばあさん

 がこちらに向かって歩いてきた。わたしがふと下を向いて

 顔を上げるとおばあさんはいなかった。そこから10mぐらい

 歩いただろうか、振り向いたら後方にそのおばあさんが

 こちらを向いていた。またわたしは下を向いてしまい、

 すぐに顔をあげたのだがおばあさんはいなかった。

・あとで理由はわかった。似ている2人のおばあさんが

 いたのであった。それぞれの自分の部屋に入ったので

 見失ったのであった。あー、怖かった(笑)

          

・不忍の助っ人でもある吉上恭太さんの2nd CD

 「ある日の続き」が出来ました。

 渋谷パイドパイパーハウス、千駄木古書ほうろう

 日暮里古書信天翁で先行発売されています。

・9月20日からは全国発売になります。

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・いやあ、もう最初の曲「ぼくが生きるに必要なもの」の

 イントロでこころを捕まえられてしまいました。

・なんと澄みきったアコギなんだ。題名は、

 人生哲学的だけど、そこは作詞の鶯じろ吉さん。

 陳腐なことばは使いません。普段の生活から

 拾ってきたものばかりが並べられている。

・4曲目「ホーボーだって深海魚の夢をみる」

 最近です、ホーボーってなにかを知ったのは。

 そうそう永島慎二の旅人くんのスタイルを

 した放浪者なのだ。じろ吉さんのものしりには

 あたまが下がるよな。

・6曲目「one day 〜或ル日ノ続キ」は恭太さんの

 原点とも言えるボサノバ。これは心地よい。

・7曲目「ほしどろぼう」。1stアルバムの

 「On Shinobazu Book Street」にもはいっているが、

 こちらはファンタジー度が高くなっている。

 恭太さんの声が若くなっている気がする。

 ちなみにこの曲はやまがら文庫のイメージソング

 です。

・9曲目「ごはんの湯気で泣くかもしれない」。

 このアルバムのなかの代表曲ですね。

・10曲目「涙」は菅原克己の詩に恭太さんが

 曲をつけている。うん、この詩はやさしくて

 恭太さんらしいわ。

          

・還暦を迎えた恭太さんがCDを作るというのは

 すごいよね。長年のプロだってなかなかできない

 ことではないか。

・で、なにが素晴らしいのかっていうとプログラム

 谷口雄さんをはじめ若いミュージシャンといっしょに

 作ったということだね。恭太さんの持っている

 コミュニケーション能力。60歳になって、30も

 年の離れた人たちの共同作業

・恭太さんって、聞き上手なんです。自分のことは

 自分から話さない。聞くと答えてくれるんだけど。

 それで相手が話していることは「そうだよね」って

 聞いてくれる。で、否定はしないんだけど、「でもね」

 って自分の意見をやさしく語りだすんだ。そこが

 素晴らしい。そういうところがこのCDを聴いていると

 わかるよね。

・あと、年を経てくると恋だの愛だのという曲が陳腐に

 思ってくる。このCDのなかに恋愛の歌詞がひとつも

 ないのが聴いていてすうっとはいってくるのだな。

・裏で恋愛を思わせる言葉はあるんだけどね。そこが

 じろ吉さんの詞です。「ごはんの湯気で泣くかもしれない」

 なんて、ちょっと恋愛が後退したような歌詞だけど、

 明るいんです。明るくなれるんです。

・イラストは随分前から漫画家山川直人さんと決めて

 いたそうで、街のなかから空を見上げるイラストが

 このCDにぴったりんこ。

・このCDの視聴ができます。是非、聴いてみてください。

吉上恭太2ndアルバム「ある日の続き」試聴ページ

https://soundcloud.com/kyotayoshigami2017

 

 

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