頭塔


去年の春(4月)に奈良市の高畑にある史跡頭塔に行きました。そのときの写真です。

頭塔とは東大寺の土塔で、階段状のピラミッドの形をしています。伝説として、奈良時代の僧、玄硃の首塚だという話もあるそうです。権勢を振るった玄硃が大宰府に流され、その恨みのため死後玄硃の頭が奈良の都まで飛んできたので、それを供養したのが頭塔と言う話です。玄硃はよほど恐れられていたという逸話なのでしょう。

さて頭塔ですが四辺のうち一辺は林となっていて、一辺は修復されています。残りの二辺は階段状の立派な石組みがされ、石仏も置かれています。石仏のところには瓦屋根があります。

歴史的な意味はよく分かりませんが、結構大きな塔でよく作ったなと思いました。そしてよく今まで残っていたなと思いました。

なお、訪れたときは1300年祭の特別公開期間中でした。普段は予約の上管理者に鍵を借りて入らなければいけません。また普段の出入り口は急な階段となりますので注意してください。

詳しくは以下のホームページを参考にしてください。

史跡頭塔/奈良県公式ホームページ

平城遷都1300年祭ホームページ