ぽつん

時差とリズムのズレ、そして緊張のほどけが絡まって、眠りに落ちそうです。
旅先で多くの事を感じたが、多すぎて思い出せないことも。
単純にいうと、その場において、人がいれば、そこに生活がある、その生活は、環境や人種に根付いたものであり、独自の空気であり文化を生み出していた。
貧乏旅行とは大袈裟な言い方ですけど、バスで移動し、街を歩き回り、ホステルで赤の他人と同じ部屋で寝て同じ飯を食べるという生活の中で、生の生活が体に染み入った、着潰した服、化粧もない顔、風呂に入ってない体、ジャンクフードというより安いカロリーで肥大した体、繰り返すことによって壊れたプライドもそんな顔を背けたくなるような生活の裏でスーツを着て異常に高いレストランで無駄にチップまで払う生活までアメリカは抱えこんでいる。
教会で人々は何を祈るのだろう。
私は大切な人の明るい未来を願いました。
ベニスビーチの夕日に涙しそうになりながら、歩いた先の道で平和について聞かれて、それよりバス停を探しているんですけどって、実は平和より他に精一杯なのである、平和という言葉に救われるべき人は、生きることで精一杯なのである、あんなセレブの街を歩く人たちは、ホームレスに出会うこともないだろうし、楽しむことで頭がいっぱいかもしれない。
彼女が平和のため、ひとつになるためには何をすべきかと聞いてきたが、今、立っているアメリカの様を見ればわかるだろ?
この多種多用な人種を一つにしようとした国の生み出したものは、世界を滅ぼすことを可能にした核兵器である。

世界共通語

英語が世界共通語だなんて、嘘。金の為なのかスペイン語でまくしたてられても、日本語で安いよ何て言われても、それはただのうすっぺらい嘘である。
再会した友人の笑顔で我に返った、忙しくて疲れてるはずなのに、笑顔で迎えてくれて、その気持に感謝せずにはいられなかったよ。作り笑顔とは呼べない、本物の笑顔。痛みを抱えても、笑顔を作る気持を大切に。
ティワナという国境の街の客引きに疲れた、その奥のひっそりした店でなんと、ウイチョル族に出会えた、本物のネアリカやビーズで描かれたビジョンも小物も、ちょっとはにかんだ笑顔のおばさんが一つ一つ紡いだ時間が美しい、そこにはたしかな時間が存在していた。
というこで、笑顔は世界共通語なのです。とても大事な言葉です。

帰国

日本に帰ってきました。約2週間のブランクに浦島太郎の気分でございます。
帰る場所もない、隣に誰もいない根無し草な2週間の放浪でかなり多くの考え事をする時間があり、カルチャーというより人種ショックも感じながら。 立派なアジアの日本人になろうと誓いました。
どれだけ国際化の液に漬け込まれようとも、日本で育ち得た事をブリーチされちゃいけない。
全く新しいことをする必要はない、ただ自分をどう活かすかが大事なのだ。
いや母国の女の子はかわいいですね、むっちりボインなアメリカンなどかなりレアでした、ラテン美女も好きですけど、まぁ痩せてるに越したことはない、無駄がないというのは冷たい、必要以上にとらないという精神が大切なことです。
どこか世界平和についても考えさせられたり。
大切な人を精一杯大切にしないとね。