hero-Children2011-03-15

シーベルト


ある資料によると
10万マイクロシーベルトでガンになる人が増加
そして
300万マイクロシーベルト以上で死人が出るらしい。参考値だけど。
現在400ミリシーベルトを観測したらしい。
一瞬『なんだ400か・・』と思う。
予備知識で、CTスキャンでだいたい1万ぐらいって薄い記憶がある
ので。
しかし
1ミリ=1000マイクロなので
400ミリ=40万マイクロシーベルトなのです。
今日辺りから、いきなり単位が【ミリ】になっているのですね。
数値だけを見れば完全に人体に影響の出る値だ。
どれだけの時間ってのも関係あるのだろうから。


二次災害の究極なのかもしれない。
祈るしかない。




原子炉について


調べたりしながら簡単に整理してみました。一部引用しております。間違いもあるかもしれないけど


原子炉の炉心には、燃料棒と水があり、燃料棒が核反応(核分裂)を引き起こしている。
※核反応は制御されていて、制御とは、開始、持続、停止である。
核反応により水が温められ約300度になり、発生した蒸気はタービンを回しここで
電力を生む。
この際、水を循環させており、原始炉を冷やしている。
※沸騰水型原子炉なので、蒸気にも放射能が含まれる


原子炉は災害で電力が止まると自動停止する設計になっている。
今回はこのシステムが適切に機能して核反応は止められた。
しかし運転は止まっても、核燃料はかなり高温のままだった。
この場合、バックアップ発電機を使い、ポンプで水を注入して原子炉を冷やすことに
なっているが、今回の地震後の津波ではこのシステムが働かなかったらしい。
非常用バッテリーで電力を供給したのだが、ポンプを動かすには足りない。
ポンプが動かなければ、水を循環させて原子炉を冷やすことができない。
残った水が沸騰し始めると当然水位が下がり、燃料棒が露出する。結果高温になる。
簡単な仕組みである。


そもそも、炉心を冷やしているという事は、高温になると危険という事。
炉心の温度があまり高くなると、燃料棒にひびが入り、放射性の気体が漏れることがある。
最悪の場合、燃料ペレット自体が溶け、格納容器の床に落ちる。
これが炉心溶融
この高温の放射能物質はそこから防護壁を破り、周辺環境に到達する恐れがある。


燃料棒が壊れ始めると、気体が漏れて周囲の水蒸気と反応し、水素が発生して
炉心の圧力が高まる恐れがある。これも止めなければならない。外からの注水に影響が出るから。
この水素も非常にやっかいなのだ。
今回はたまった気体を逃がし、炉内の圧力を低下させようとしたらしい。
※これにより、少なくとも一部の放射性物質が大気中に放出されるが
原発近隣の人に危険が及ぶ水準ではないそうだ。
しかし、放出された水素が大気中の酸素と反応し、水素爆発を起こしてしまった。


最悪は完全な炉心溶融
そうなれば、放射能物質がさまざまな防護壁を破って外部に達するのだ。