ライブハウスや小屋付きの舞台系エンジニアをやっていたから、そのこ

営業本部 営業部
第二イベントチーフ
黒竹 俊孝
ひびきと舞台。とても離れたところにありそうな2つであるが、その共通点はあまりに多い。様々な地域で感じるお客様との間、いかに見ていただき、聞いていただくかを考え実践すること・・・。ライブハウスや小屋付きの舞台系エンジニアをやっていたから、そのことを実感した。知識や経験が活かせる場所は、けして一つではない。

--ひびきに入るまでのことをお聞かせください。
高校生のとき、放送部をやっていて、音響機器をいじる魅力にはまって、卒業後、音響系の専門学校に進学したんです。
学校卒業後、熊谷のハコ(ライブハウス)や小屋付の裏方で、音響機材を扱う仕事をしていたのですが、ずっと自分のやりたいことって、これだけだったのかなとモヤモヤしていたんです。で、ある日派遣会社から、ひびきを紹介され、現在に至ります。

    • 現在の業務についてお聞かせください。

イベントと、各店舗のヘルプをやっております。
イベントもですが、各店舗それぞれに地域性があり、様々な接客パターンが必要になります。研修で身に付ける基本パターンに地域性をたしていくという作業は、難しいのですが、そこに楽しさがあるとおもいます。

--研修のお話をお聞かせください。
一言で、厳しかったです。(笑
(でも、はじめから現実を知っていたほうがいいと、今は切実に思います。)
接客の仕事もやったことはあったのですが、いろんな出来ないことに直面して「自分はダメだ」って、ずっと悩んでました。
それに加え、腰痛でまとまった期間、会社から離脱しなければならないことがあったんです。
ひびきに入る前までなら辛いって逃げてしまっていたと思うんですが、そういった弱気よりも、「ここで逃げたら、また同じこと。どんなことがあっても逃げない」っていう考えが自然と頭にわいていました。頑張った先に何かあるって思ったんです。
ただ研修にくらいついていくという感じから、店舗に一人で出るようになって、新宿駅の催事に出た頃、自分の経験が活かせるということと、この仕事の本当の面白さを知りました。

--新宿はどんな感じだったのですか?
実は、新宿駅が初めての遠征参加だったんです。
遠征は、まず、東松山という場所を紹介するところからはじまるんですが、私は東松山の出身なので、自分が育った街を紹介することになるんですね。
そして、カシラにみそだれを付けていただく焼き鳥を紹介するんですが、びっくりされる方も、結構いるんです。このとき、焼き鳥というと、モモやネギマというイメージが強いんだなと実感します。
東松山の人は、やきとりというと「みそだれ」でいただく食べ物をイメージするんです。研修・ビデオなどでもでてきますが、私も、日本全国、この食べ方なんだろうなぁって、思ってました。
地域差っていうんですかね、そういうのを肌で感じることができるんです。
そうそう、話していたら、地元の先輩ということがありました。
お客様が見えられて、「東松山から」という説明をしていたら、「高坂出身なんですよ」っていう話があり、「僕もなんです」。それで、中学校の名前を言ってみたら、なんと同じ中学。
この他に、新宿遠征で、照明の当て方やディスプレイの仕方、限られた機材で効果をだすには、どうしたら良いのか等、小屋付の頃の経験を活かせると実感しました。

--音響系機材などの知識も活きますか?
催事では、カウンターから離れてアクリル版などで仕切られた、ブースに入って焼くことになるんですね。そうすると音というかシャットアウトされてしまうんです。お客様に商品を説明することが出来ないんですね。
その対策も兼ねてヘッドセットとスピーカーを使用できないかということになりました。これらの機材を使用することで手元も自由になるし、お客様に今焼いている商品、さらにその商品の説明も出来るようになります。
機材の選択を任せていただき、様々なメーカーのものを比較検討しているとき、本当に色んな知識を活かせる会社なんだなと改めて思いました。
店舗はステージ。そのステージをどう見せるかというのは、私がひびきに入るまでに経験してきたことと直結していますね。

--将来の目標をお聞かせください。
近々の目標としては、自分一人で催事を切り盛りできるようになるのが目標です。
自分の育った町とその名物を紹介するっていう楽しさとやりがいを知ってしまいましたから。