わかりやす過ぎる!〜オアシス
個人的に理想ともいえる映画的体験だった。この「わかりやす過ぎる」物語性!
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2004/12/23
- メディア: DVD
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先日見た「シークレット・サンシャイン」(そのときのエントリはこちら)が素晴らしかったので、DVDで見たのだが。。。イ・チャンドン監督、凄いわ。観てる間も唸りっぱなし。「わかりやすい」から唸ってしまう。もちろんありきたりな脚本だから、という訳ではない。あまりに展開が自分の好みにすぎるのだ。様々なエピソードが出てくるのだが、それぞれ印象的でインパクトの強いエピソードにもかかわらず、自分の中で全く違和感がなく、ど真ん中に入ってくる。
不器用で、馬鹿で、みじめで、かっこ悪くて、わがままで、自分勝手で。現実は残酷で、周囲は決して自分のためにあるわけではなくて、自分のことなんか当たり前に理解してもらえなくて。でも、いいこともあったり、期待したり、相手のことを考えたり、好きになったり、喜ばせるために頑張ったり、同じことを思ってるんじゃないかって感じたり、今二人は世界でいちばん素敵で、幸せだって思ったり。
2002年製作。第59回ベネチア国際映画祭にて、監督賞、新人演技賞、国際批評家協会賞を受賞。
参考として、wikipediaへのリンクはこちら→オアシス(映画)
以下ネタばれあり
続きを読む相対化とか、どうでもいいじゃん!
Perfumeファンの人にぜひ聞いてもらいたい!またPerfumeが好きになった。
世界の愛し方講座〜FM横浜「Tips Town」 2008/7/9
放送中にあるとおり、Perfumeの魅力の1つは、Perfumeとの“心の”距離感の在り方なのだと思う。気持ち悪いし、自己中心的極まりないのだが(俺がね)、ここまで向こうから踏み込まれたら、そりゃ感動するよ!
edgeをあえて残した編集も神。僕はedgeを手放しでは喜べなかったけど、背景のあ〜ちゃん画像もあいまって、まったく違って聞こえました。
この素晴らしいエントリから(でも先に放送を聞くことをお薦めします!)
神ヨ、西脇綾香ヲ救イタマエ〜-_-___________o-
http://d.hatena.ne.jp/yasuyuyu/20080710/1215662182
HotFuzz(ホット・ファズ)=Perfume?
上映後のサエキけんぞう x ミト(クラムボン)のトークショーでの発言。「突っ込み所があるという魅力」が共通してると、後半半分ぐらいはずっとこの話をしてた気がする。トークショー自体は、悪いグダグダ感満載で何度となく舌打ちさせられましたが、Perfumeって単語が出たとたんに好意的になる俺。ミトもスペアザとのライブを子供と一緒に見に行ってたそうな。
Perfumeを引き合いに物事を語るのは自分自身もしがちだし、考えてみれば、直接関係のない場であたかも前提事項のようにPerfumeが語られるのは、社会現象としてのPerfumeが実感され、隔世の感と感慨がある一方、なんかその安易さにゲンナリするところもある。
さて、肝心の映画自体はどうかというと、良かった。上映の経緯や、その過程での支持のされ方に嫌な予感もあったのだが、期待通り良い意味でB級感のある映画だった。単純に笑える部分もあれば、イギリスらしい(と一般的に思われそうな)ブラックな笑いもある。また、練られた脚本にも感心。怒涛の後半で、それまでの伏線がきちんと生きている。そういったところも含めて、映画への愛があふれているのが良い。お薦め!
(追記)
前述のトークショーの一部がYoutubeで公開されました。Perfumeについて触れている部分の一部です。
トレイラー
監督からの日本のファンへのメッセージ
さかいゆう「What's goin' on vol.8」@渋谷PLUG 2008/7/12
これは凄い!生涯のライブ体験の中でもベスト級。ソウル、ポップス好きの人は絶対耳を傾けるべき!まだ今なら手頃な大きさのライブハウスで見れますよ!
前回のエントリ(→こちら)でも書いたが、タマフルをきっかけに知り(→こちら)、ライブに足を運んだのが5月。その時も衝撃ではあったのだが、複数組が出るイベントのしかもオープニング、ようは前座的な位置付けで、時間も短く、客もいない、決して恵まれた環境ではなかったのだ。
でも今回は違う。ワンマンで超満員。空調が効かないほどの熱気で、こちら側も汗ダラダラ、本人もこんな熱い会場は初めてと言うぐらい。(実際曇ったメガネを自分の服で拭こうとしたが、びしょ濡れで拭けないという一幕も。結局コーラスメンバーの服で拭いたw)。そんな過酷な状況の中、観客はさかいゆうの煽りにしっかりレスポンスする。みんなが、さかいゆうの音楽を心から楽しんでいる。手頃なサイズの箱ということもあり、環境は最高だった。
で、そんな中でのパフォーマンス。。。もう、言葉にできません。どうか1曲でも聞いてみてください!わかる人には絶対わかる!音楽の力にあふれてます!
一面でしかないが、原田郁子+永積タカシな趣もある(って素晴らしすぎる!)。あと他にも、フィッシュマンズ(ライブでもslow、fast〜とフェイクが入ったりする)、久保田利伸、スガシカオ、山下達郎などがちらつく。
中盤の弾き語り、新曲だという「ふるさと2008(仮)」では、その前段の、漁師である父親とのエピソードも相まって思わず号泣してしまう。ライブで泣いたのなんて記憶にないよ!これが決して個人的で過剰な思い込みでない証拠に、同様に鼻をすすりあげる音があちらこちらから。あー、あーーーー!!!
現在29歳だとか。個人的にクラムボンやキリンジ以降の世代で本当に好きになれるポップスがずっとなかったこともあり、やっと新しい人が出てきたっていうのも余計にうれしいんだろうな。
次回のライブは9/9(火)に渋谷O-nestで。今後会場は大きくなっていく一方だろう。対バンはマウンテン・モカ・キリマンジャロ。アルバムをrhymesterのDJ JINが2008上半期のベスト10に選んでましたね(→こちら)。未聴ですが、myspaceで聞く限りはこちらも期待できそう。
今年の前半に出たアルバムも良いです。捨て曲が(ほぼ)なし!napsterではフルでダウンロードできます。
- アーティスト: さかいゆう,TOMOYASU TAKEUCHI
- 出版社/メーカー: SPACE SHOWER MUSIC
- 発売日: 2008/01/23
- メディア: CD
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さかいゆう 公式HP
http://profile.ameba.jp/sakai-yu/
さかいゆう『What's goin' on vol.9』
9月9日(火) @渋谷O-nest
さかいゆう vs マウンテン・モカ・キリマンジャロ
open/18:30 start/19:30
前売り¥2500+1d 当日¥2800+1d
前売りチケットはO-nest店頭、チケットぴあ、ローソンにて7/19より発売
渋谷O-nest TEL 03-3462-4420
以下は両方とも前述のalbum「YU,SAKAI」から。
SHIBUYA NIGHT
井の頭公園(live)