mac のXcode でlatex を使いたい時の設定
0. まずは...
macのエディタと言えばmiとかあるけれど今ひとつ好きになれない。デザインとかが。
XcodeはCを書くときにも使ってたのでTeX使う時もこれが使えればなと思っていたら見つけたのが、ここ。
このままだと全然TeXは使えるわけじゃないので0の状態からどうやってやれば良いかを書いていこうとおもう。
1. TeXを入れる
macの環境でTeXをいれようと思うとTeXWikiみると結構いろんな方法が有って目移りしちゃう。
いろいろ、悩んだけどここ見たらシンプルで良さそう。
日頃使う時はあんまり複雑なパッケージいれないし、とりあえず問題ないんじゃないかなと思ったのでこれで決定。
書かれた通りにいれてコンパイルの成功も確認する。
dvipdfmxの所までしかやってない。その続きはまた必要になってからで良いかなと思う。
とりあえずMacPortsはいれておいてください。Homebrewの人はよくわかりません。いれたことないので。
2. TeX With Xcode を入れる
今回の本題。さっきのこれをとりあえずダウンロードしてインストール。
インストールされるものはXcode のプロジェクトテンプレートとコードの色分けとかの設定ぐらいだと思う。
これをインストールしたあとにXcode を立ち上げて新規プロジェクトを選ぶと、左カラムにTeX Document というのがあるはず。
それを選ぶといくつかのテンプレートが選べる。
そのうちのLaTeX Document を選ぶと、Xcodeの編集画面に行く。
そっから編集すればTeXソースを編集できる。メニューのビルド>ビルドもしくはCmd-Bでコンパイルできる。そうするとPreview でpdfが開かれると思う。
ここでソースに日本語が混ざってるとエラーが出ると思う。(そもそもできないかも)
それはXcode が叩いてるコマンドが悪いからで直してやらなければいけない。
Xcode の編集画面の左カラムにあるターゲット>Typeset hogehoge>スクリプトを実行をダブルクリックするとコマンド編集画面になる。
今あるスクリプトのすべての行頭に#をつけてコメントアウトする。
代わりに
/opt/local/bin/platex $(SRCROOT)hogehoge.tex && /opt/local/bin/dvipdfmx $(SRCROOT)hogehoge.dvi && open $(SRCROOT)hogehoge.pdf
なんて感じにしておく。叩いてるコマンドはbash でやってるからpathさえ通ってればplatex だけでいいかなと思うんだけどうまくいかないからpath をすべて書いてやる。
ここに紹介されてる方法では先にplatex を二回叩いてref とかbibitem をきれいにしておくみたいだから
/opt/local/bin/platex $(SRCROOT)hogehoge.tex && /opt/local/bin/platex $(SRCROOT)hogehoge.tex && /opt/local/bin/dvipdfmx $(SRCROOT)hogehoge.dvi && open $(SRCROOT)hogehoge.pdf
なんて言う風にしても良いかも。まだやってないけど。
これで試しに日本語打って動くようだったら問題ない。
だけどこれじゃあ毎回スクリプト編集しなきゃならんのでテンプレからいじらなきゃいけない。
TeX with Xcodeのサイトで紹介されているのは嘘のところで本当は
~/Library/Application Support/Developer/Shared/Xcode/Project Templates/TeX Documents/LaTeX Document
(ユーザー以下のライブラリ)
にある___PROJECTNAME___.xcodeproj を開く。
さっきみたいにターゲットの編集画面を開いて、既にあるのをコメントアウトして、
/opt/local/bin/platex $(SRCROOT)___PROJECTNAME___.tex && /opt/local/bin/dvipdfmx $(SRCROOT)___PROJECTNAME___.dvi && open $(SRCROOT)___PROJECTNAME___.pdf
を入れる。
そうすると次からはTeX のプロジェクトを開くときにいちいちスクリプトを編集する必要がなくなるはず。
まだ試した回数が少ないから、あんまり分からないけど多分問題ない。
3. さいごに...
研究室でsty もらって編集する時はファイルをよく見ないとだめ。
windowsばっかの研究室だと、sty やTeXファイルの文字コードがshift-jisになってコンパイルできないなんてことがよくある。
そういう時はすべてのファイルをおとなしくmi かなんかでutf-8に変えてやる。
改行コードもmacのにしてやらないとだめ。
あと、僕が引っかかったのは図が出ないというものなんだけど、それは\usepackage[dviout]{graphicx}とか持ってないソフト使おうとするやつを抜かないとだめ。dviout の場合は \usepackage[dvipdfm]{graphicx} に変えれば解消される。
2011/02/15 22:01修正