お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

面白いボードゲーム2015年トップ10・4-6位

4位から6位の発表!

遊んだボードゲームに面白い順番をつけようなんて意味がないと思っていました。しかし、そのときに撮った写真などを順に眺めていると、記憶に残るゲームやまた遊びたくなるゲームなどが確実に存在するわけです。それらを抜き出して記録するのは決して悪いことじゃないと考えるようになりました。
今回は昨年遊んだボードゲーム・カードゲームの中から、印象に残っているものをノミネート作品として選びます。その中からさらに、Aランクを3つ、Bランクを3つ、Cランクを4つ選びます。Aが上位です。Aランクには順位もつけます。

http://d.hatena.ne.jp/higedice/20160102/1451716950

面白いボードゲーム2015年トップ10・ノミネート作品」、「面白いボードゲーム2015年トップ10・7-10位」の続きです。

ジェンガ/Jenga

あの有名なジェンガです。え、ゲーム好きが選ぶものなの、と思うかもしれません。
でも、これは面白い。一時毎週何回も遊ぶ機会がありました。積んである木のコンポーネントを下から抜いて上に積む。その際、塔を崩してはならない。それだけです。
でも、遊べば遊ぶほど上達するのがわかります。それでいて、その日によって状況・難易度が変わります。積み方も微妙に変わるし、湿度のせいか引き抜く力の加減も変えないといけません。単純なゲームでありながらその日によって変わるのは面白いところです。
そして、塔が崩れた時の大音響と飛び散る木の部品。これは盛り上がります。
《ウノ・スタッコ/UNO Stacko》というプラスチック製のとても似たゲームがあります。こちらは各部品に色と番号が付いています。そして、有名なUNOのように直前の色か数字が同じ中から次に抜く部品を選びます。戦略的な要素があります。でも重みのかかり方で抜けないものがあるのでそこまでではありません。
また、プラスチック製なので木とは特徴が違います。部品を抜き取るゲームですからだいぶゲーム性が変わります。両方やるのがオススメ。

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ジェンガ

ジェンガ

  • 発売日: 2014/03/01
  • メディア: おもちゃ&ホビー

パンデミック完全治療/Pandemic: The Cure



あの協力ゲーム《パンデミック》のダイスゲーム版。
協力ゲームなので、プレイヤー全員が一丸となり、デザイナーが用意した敵と戦います。パンデミックシリーズでは人類の脅威となる疫病との戦いです。プレイヤー全員が勝利するか、全員が敗北するかになります。
これまでのパンデミックでは奉行問題というのがありました。つまり全員を過剰に仕切ってしまう人が出てしまう。そうすると、他の人は自分で考えている気がしない、参加している気がしない、つまらないという問題です。初代パンデミックではその対策がありました。他の人に伝えてはいけない情報が決まっていたのです。しかし、それがもどかしいこともありました。
今回の《パンデミック完全治療》ではそれがありません。かわりに、皆で協議した後ダイスをいくつもジャラジャラと振ります。その結果は毎回異なりますから、根を詰めて考え過ぎても仕方がないし、経験豊富な人が仕切っても必ずしもその通りにはなりません。協力ゲームとダイスゲームの相性の良さを知りました。
僕はダイスがゲームの中核となるダイスゲームが好きなせいか、初代のパンデミックよりも好きですね。

ラブレター・ホビット/Love Letter: The Hobbit



あの《ラブレター》のバリエーション、映画ホビット版。
モチーフに合わせて(?)1枚の追加カードと、1枚が2種に分かれたカードがあります。ゲームの基幹部分は変わりません。
5分で終わるゲームを何回も遊ぶ方式は人を誘いやすいですね。特に普段ゲームを遊ばない人と遊ぶには。
本家ラブレターと比較してビジュアルに特別の魅力がありますね。映画の役者さんたちが印刷してあるのは魅力です。
また、本家ラブレターは参加プレイヤーの性別が複数の場合出すのに躊躇するものがありました。皆で「姫!」「姫!」と言うのに違和感を感じる人がいるのではないかという心配です。今回は姫ではなく指輪や石なので、ゲームを提案する場合に安心です。