名刺を作るのはいいのだが
プリンタを見ると黒以外インク切れでことごとく全滅でありますのでインクから買わないとだめっぽいです。ぎゃふん。そうなると他所様に頼んでも値段的に変わらなくなってしまうかもしれないのであちこちを物色している次第。
特殊な台紙になると3000円/50枚が相場っぽい。インクが各色1000円として×3、台紙が600円/50枚くらいなのでそんなにかわらなくなるな。
運営サイドに「愛すべきキャラクター」は必要か否か(1)
そもそも発端は「公式BBSについてどうよ?」から始まった話でして、その流れで掲示板に顔を出す運営サイド→よい意味でもわるい意味でもいじりがいのある運営サイドという流れになりました。
1)Ultima OnlineにおけるGM・Counselor、そしてSage Sundi氏
一番長いこと身を置いてますのでよくわかる分野ではあります。黎明期におけるGMは小鳥の姿でやってきたり炎の中から現れたりとちょっとしたサービスをしてくれることで有名でした*1。またCounselorはユーザーサイドに近い立場*2であるため経験を基にしたアドバイスをもらえたりします。日本シャードにおける一番有名なGMというとGM Sundial=Sage Sundi氏*3です。元々カウンセラーから入った氏はGMを経て最終的には総括する立場までのぼりつめておりますが彼の行動の中で中心になっている部分が「コミュニティ」だったと思います。そういう環境であったからこそ下にいるGMを初め運営サイドがユーザーに対してコールにしてもイベントにしても「マニュアルだけじゃない部分」を出せたのではと思います*4。
彼が旧EASq時代での最大の功労といえるのが公式BBSだと思います。今までですと運営サイドに意見するにはGMコールもしくはメール、議論するにしても各コミュニティなり大規模BBS*5に限られていたわけですがそこからなかなか有益な意見はスポイルされていない状況でした。以前より公式BBSについては各方面から設置の要望がでていましてずっとその要望の声がつづいてましたから日本公式には作ってもらえないかもしれない、という声もありました。そんな中やっとのことで公開されたのは氏の力が一番大きかったのではと思います。日本公式から本家に要望が行かないと皮肉られたことも多々ありましたがそれでも次回実装予定についてのアンケートが実施されたり不具合に関して議論したりと十分にその意義は発揮していると思います。
そのSuge Sundi氏はFF11公開を前にスクウェア側に移籍、現在はEQ2関連で動いているようです。EQ2において「コミュニティ形成」を重視されているようなのでコミュニティ関係については期待したいと思います*6。
話は戻りまして、UOにおける運営サイド-GMやCounselorが愛されるか。一に極端に高圧的な態度で出ないところ。時と場に応じては高圧的な態度ででますが比較的フレンドリーな方が多いと思います。二に彼らが主催するイベントの流れについて。あくまでもストーリーが根底にある中でユーザーサイドにその流れをまかせてしまう、たまに死にイベントのように死体が山盛りになるようなものもありますが流れを見て楽しみ、実際に参加して楽しめます。
存在を含めていじりがいがありますのでよくFlashのネタにされたり愛するが故にファンサイトまで作ってしまう方もいます*7。それは前述のとおり「マニュアルだけじゃない部分」が成せる業なのではないでしょうか。
Vermilion::text 60階「曹達水の闇夜」
「先生、何でこんな時間に写生なんて。」ちょうど日付が次の日へ変わったあたり。漆黒の闇の中である生徒が言った。「こんな闇夜になにを描けというのですか。」
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事の発端はその日の午前中の授業であった。赤きイスカの学園に赴任してちょうど1年ほどたった絵画クラスの講師は10人の生徒たちにデッサンをさせている間ぼーっと考え事をしていた。毎日毎日デッサンばかりでも退屈じゃない?どうせならちょっと奇抜な授業でもしてみたいものだわ。昼間で十分にあった時間を考え事で費やしてその日の半分が終わった。
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昼食をとりながらもなお考え事は続く。写生なんかも最近はいっていないわね。いってるのはほとんど下級学校のお子様達だしそういうのも悪くないわねぇ。でもいざどこに行って何を写生させる?考えが堂々巡りを始めた。「あんまり思いつめるのはよろしくないですよ」同僚の講師が声をかけてきた。グラスに入った曹達水を渡された。「いい具合に冷えてますよ。」
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「授業のマンネリですか?」この学園では授業方針は各々の指導者に任されている部分が多い。縛りが少ない故にマンネリにも陥りやすい。「わたし 、センセイなんて柄じゃないからですよ。」「それを言ったら僕だって似たようなものです。最近は絵を描かせてそれを立体化させてみたりしてるんです。大筋のカリキュラムから微妙に外れてますけどね。」ふむ、絵じゃないことか。でもそれは自分の信念に反する気もしないでもない。「ううーん、絵からは外れたくないんですよねぇ。」手に収まった曹達水のグラスをからからと氷の音を鳴らしながらまわした。陽にかざすと透かして見える陽の明るさが眩しい。「あ・・・そうか。」
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その日の昼の授業は講師の思い付きによって休講になった。その代わりすぐ寮に戻ってしっかり睡眠をとること、23時に中庭に集合、各自写生道具を持ってくるよう指示された。真夜中に?酔狂な。生徒は謎の指示に首をかしげるばかりである。
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23時、中庭。生徒10人は各自写生道具を手に集合した。講師はランタンを手に大雑把な説明を始めた。「とりあえず、裏山に行きます。できるだけ高いところ。解散は明け方。明日は午前休講にするから安心してください。」
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約1時間、裏山のなだらかな道をどんどん進んでいった。まったく見当がつかないまま連れてこられた生徒たちは講師の突飛な発想に付き合わされた。「さて、この辺でいいかな。」講師が立ち止まったところはちょうど視界が開けているところだった。「皆さんにはこれから写生をしてもらいます。何枚描いてもらってもいいです。」「先生、何でこんな時間に写生なんて。」ある生徒が言った。「こんな闇夜になにを描けというのですか。」講師は指差した、その先は天。「夜空を描くのが今日の課題です。闇ばかりじゃないわよ。星も瞬くし惑星も見えるし・・・なにより時間の移ろいで表情が変わる。」生徒は全員指差した天を仰いだ。「曹達水のグラスを見てあ、っと思ったの。ちょうど星が闇夜に浮かぶ曹達水の気泡の様だって。明け方になるにつれ表情も変わるし想像力フル活用できるかしら?ってね。」講師は持ってきた曹達水の瓶を生徒たちに渡す。「瓶の底から見えるあなた達の夜空はどうかしら?」
本日も恒例のまとめタイムがやってきました
本日公開分まで終了しました。このあとは適宜公開したときに。
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