梅雨と関節痛

昨日の岩手宮城内陸地震の後、”避難所間での格差が生じないように配慮を”との内容で朝日新聞に投稿した記事が明日掲載されるようです。朝日新聞を購読の方はご覧になってください。国語の出来がよくなかったものですから、いろいろと修正されましたが・・・。


新潟県では未だ梅雨に入っていませんが、確実に近づいてきているようです。関節痛・神経痛を持病に持つ方は約1ヶ月間辛い日々を送ることになります。喘息のある方は発作を起こさないように注意しましょう。


梅雨に悪化する関節痛は、漢方の古典には『湿の病』として出てきます。高い湿度によって生じる病気という意味です。関節痛の多くは水分代謝が関係し、梅雨や台風のシーズン及び前線や低気圧の通過によって、いつもより水分の滞りが多くなった時に悪化すると考えます。


したがって水分代謝を改善する生薬を配合してある漢方薬が多く用いられます。代表的なのはケイシカジュツブトウ・ボウイオウギトウ・マオウキョウニンヨクイカンゾウトウ・などでしょう。


人間の体は自然現象の影響を強く受けており、悪化因子・好転因子を明確にすれば的を得た対応がしやすくなります。梅雨の頃に悪化する関節痛がある方は、水分代謝を悪化させる基礎的な要因が体質や日常生活にあることでしょう。


胃腸虚弱・冷え・腎虚・水分過多・発汗不足・・・など、これらの対応を誤ると薬が効かなかったりします。いつも飲んでいる痛み止めの効果が悪いと思ったら、このようなこともお考え下さい。


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新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局
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