新宿

hirorize2004-12-05

今朝は5時ぐらいに目が覚めたら、すごい豪雨だった。
窓の外で風がびゅおわー、びゅおわーと鳴っていた。
まるで嵐だ。
昼前に家を出たら、雨はすっかりやんでいて、晴天だったけど、風がまだ強かった。
近所の銀杏並木の葉がみんな落ちて、歩道は黄色の絨毯みたいになっていた。

今日は演劇を観に、久しぶりに新宿へ行った。外を歩いていると暑かった。
学生の時はアパートと学校の間にあったので、よく行っていたように思う。
社会人になってからは、引っ越して自宅が遠くなったせいか、あまり行かなくなった。
今年、新宿に行ったのを思い出してみると、・・・4回目かな。
その全部が「演劇を観る」という目的だった。

毛皮族『キル!キル!「お化けがでるぞ!!」』スペース・ゼロ

全労済ホール/スペース・ゼロに初めて行った。
場内に入ったら、思っていたよりもずっと広いところだった。
そういえば、席順表がネット上になかったので、劇場で席に張ってある番号を見ながら自分の席を探すと、前から3列目の中央だった・・・。
こんなにいい席だったのか!?
そして、今日観るのはミュージカルなんだということも、席に座ってから思い出した。
・・・大丈夫だろうか?ミュージカルをこんな前で観て、終わった時に疲れ果てないだろうかと、不安になってしまった。
ステージ上には、なんとも古めかしい建物のセットが見える。中学生の時に観て、何が面白いのか全くわからなかった『蟹工船』を思い出してしまった。
開演の合図で音楽が大きくなり、騒がしく感じる。参った。マイナスイメージばかりだ。
そして、観劇。
終わってみると、これが観る前のマイナスイメージを全て忘れるぐらい、楽しいステージだった。
ミュージカルと言っても、レコードの歌に合わせて(中森明菜の曲が多かった)一緒に歌い、女優さん達は露出の多い姿で踊るというような感じ???
話のほうは、戦争時代で、日本から外国へ慰安婦に行った15人の中の、「おちん(柿丸美智恵さん)」と「おまりー(町田マリーさん)」という2人をベースに進むのだけど、なんの脈絡もなく、突然いろんな方向に流れて、いつの間にか「争いからは何も生まれないんだ」みたいな、結局、最近よくあるテーマに落ち着いたような???よくわからない話。
というより、もはや、あんまり演技がどうとか、ストーリー展開がついていけないとかどうでもよくて、例えばディズニーランド内でやってるレビュー(これも自分は好きなのだけど)を、ずっとばかばかしく下品にして、パロディを混ぜたら、こうなるのかな?って観ている時に思ったけど、これは失礼かな?(どっちに?)
もしもこれが、TVとかにもよく出ている有名な役者さんが出演していて、全席指定席6000円とか、S席9000円とかだったら、「こらー!!ふざけるなー!!」と感じたところだろうけど、前売り券3800円なら、まあいいじゃんと思う。
でも、もっともっとばかばかしくてもいいし、パロディの部分は細かく真似してもよかったかな〜。
まあ、知らずに取ったチケットがいい席でよかった。
毛皮族のステージは初めて観たけど、今後もこのまま、独自の方向で突き進んで欲しいと思った。

(おまけ)
次回の東京公演は来年7月に下北沢本多劇場だそうです。
今回、唯一、出演した演劇を観たことがあった佐々木幸子さんは、すぐにわかりました。

新選組!

「流山」
すでに後日談といった内容がちらほらと見えた回だった。脚本の三谷幸喜氏の生みの苦しみが目に浮かぶよう。
かつての仲間が少しずついなくなってしまっても、まだ隊士を集め、新撰組の再起を狙う近藤さんと土方さんの粘り強さに、涙が出そうになった。
古田新太は美味しい役を持っていったと思う。
来週はついに最終回だ。
年末年始は京都に行くので、新撰組ゆかりの場所にも行って、歴史を肌で感じてみたいと思う。

村上春樹『TVピープル』(文春文庫)

TVピープル (文春文庫)

TVピープル (文春文庫)

通勤用鞄に入れた。